医大・医学部受験プロ家庭教師 岩手医科大学 化学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

岩手医科大学 化学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

最新の出題範囲は、大問4問構成のうち、理論1題、無機1題、そして、有機2題という、従来からの医学部の典型的なものである。このうち、理論や無機の分野の問題は、標準的レベルといえるだろう。医学部受験生であれば、必ず見たことのある問題が出題されている。標準的レベルの問題集を使って、完全に理解する必要がある。そして、勝負の分かれ目となるのは、やはり有機分野ではないだろうか。有機分野についても、標準的レベルの問題集を使って、完全に理解することが必要である点は、他の分野と同じである。ただ、有機化合物の種類というものは、極めて多い。したがって、医学部受験生といえども、あまり見たことのない化合物が出題される可能性は否定できない。そこで、出題されている有機化合物だけを見て、「知らない。難しい。」と思うことは、受験生の心理としては理解できるが、禁物である。なぜなら、化合物自体を知らなくとも、問われている内容・性質自体は、案外、平易だったりするのである。でなければ、ほとんどの受験生は解けないだろう。その辺りの「仕掛け」を、普段の問題演習を通して、身に付けてほしい。

出題量と時間配分

最新の問題では、理科2科目90分である。1科目当たり45分となる。さらに、大問4問構成に変わりがないとすれば、大問1問当たり11~12分となる。これは、出題量に比して、かなり少ないと言わざるを得ない。一度間違えた場合に、解き直すための時間はほぼないだろう。もっとも、そうした時間内であっても解け得るように、他の医学部の問題と比べれば、問題の難易度自体は、全体的に低く抑えられているが、中には、標準レベル以上の問題もみられる。本校の場合は、全体的に、ミスが許されない時間配分となるであろう。過去問と同レベルの問題を数多く解き、理解度を上げておくことで、ミスを防ぎながら早く解く、という対策が、最も重要だろう。

出題形式の特徴

最新の出題形式は、大問4問構成である。第1問は、小問4問構成。第2問は、小問7問構成。第3問は、小問5問構成。そして、第4問は、小問4問構成である。どの大問においても、小問が多い、という印象である。したがって、決して難しくはないが、受験生の幅広い知識をチェックしよう、という意図が感じられる。反応熱、平衡定数、物質量、イオン反応式、化学式、物質量比、スルホン化された割合、モル濃度、合成された有機化合物の質量などは、一般的に、よく出題されるものである。一方で、他校に比べ、有機分野において、穴埋め問題が多い印象がある。穴埋め問題を軽視する受験生もいるようだが、本校の場合は、十分に対策しておくべきである。また、他校に比べて、有機化合物の正しい性質等を、複数の選択肢から選ばせる形式も多い印象である。似たような性質から、正しいものを選択できる知識が問われている。

解答形式の特徴

最新の解答形式は、マークシート形式ではないので、記述形式と考えていいだろう。「単位を付けて書け。」というように、例えば、平衡定数の単位まで書くように、指定されている。この場合、単位を正確に書けなければ、減点のおそれがある。普段から、単位まで書くようにする習慣をつけるべきである。また、反応熱関連の問題では、符号を正確に書く必要がある。「マイナス」をつけるべきところで、つけ忘れてしまえば、点は入らないだろう。本校の特長として、イオン反応式や化学式を書かせる問題が多いように感じる。これらも、しっかり書けるように準備しよう。

攻略のポイント

最新の出題内容では、例えば、第1問は、熱力学方程式から反応熱を求めさせる問題、平衡定数を求めさせる問題、条件を変えた場合の平衡の移動の様子を答えさせる問題、化学反応式を用いた生成物の物質量の計算問題、のような理論分野からの問題で構成されている。いずれの問題も、奇をてらっていない、標準的レベルの問題といえる。標準レベルの問題集をつぶしておけば、対応できるだろう。

第2問では、まず、実験の内容が6ステップに分けて示されている。そして、各実験に対して、発生する気体や沈殿物の化学式、酸化のイオン反応式、沈殿の生成反応のイオン反応式、最後に残った金属イオンのイオン式、などを答えさせる無機分野の問題が出題されている。本問では、最初に、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、銀、鉄、銅の混合粉末が実験対象だったが、出来るだけ多くの物質に対応できるように、問題演習をしておくべきである。それほど難易度は高くはないが、無機分野の場合は、とにかく覚えていなければ、短時間に対応できないだろう。標準レベルの問題集で、とにかく、たくさん覚えることが重要である。

第3問は、スチレンとp-ジビニルベンゼンを完全に共重合させた反応に関する問題である。イオン交換樹脂に関する知識、共重合反応における反応物の物質量比、1分子の樹脂中に含まれるスチレン単量体の個数、樹脂をスルホン化した場合のスルホン化された割合、陽イオン交換樹脂を用いた計算問題、などが問われている。これらの問題に対しては、実際、似たような問題を解いた経験がないと、難しく感じるかもしれない。こうした問題まで含んでいる、標準的レベルの問題集をつぶしておく必要があるだろう。

第4問は、芳香族化合物に関する一般的問題である。芳香族化合物の反応系に対する基本的な知識、フェノールとサリチル酸の性質の相違点、芳香族置換反応の配向性、芳香族化合物の化学反応式を用いて質量を求める問題、などが問われている。全体的なレベルは標準的といえるが、「芳香族置換反応の配向性」については、高校ではそれほど詳しくは扱わないかもしれない。その場合、参考書等で調べておく必要がある。
全体として、問題のレベルは、標準的といえるだろう。標準的レベルの問題集をつぶして、完全に理解し、早く解くことができるようになっておく必要がある。また、他の医学部の問題を解くことも、いい演習になるだろう。そのときには、解説をよく理解することが、最も重要である。

推奨テキスト

まず、良い問題集とは、少なくとも、次の2点を満たしているものである。すなわち、①解説が詳しいこと。解説がある程度詳しくなければ、自習ができない。これは、問題演習の効率を、著しく低下させる。
次に、②ほぼ全ての分野の内容を網羅していること。網羅性の低い問題集は、完全に解き終えたとしても、穴が多く残っているものである。以上の2点に注意して問題集を選べばよいが、勿論、完璧な問題集というものは、存在しない。上記2点に注意しながら、後は、自分の好み・相性も大事にして、決めることになるだろう。

(1)『化学の新研究 三省堂』

やはり、この参考書は外せない。難関大学合格を目指す化学選択者にとって、これほど、役に立つ参考書はないといっていいだろう。この本を、最初から最後まで読み通す強者もいるが、通常は、気になったところを参照するという使い方でいいだろう。また、できれば、この参考書内に載っている問題にも目を通してほしい。該当部分の内容を理解するうえで、とても良い問題が載っているからである。

(2)『化学の新演習 三省堂』

上記(1)の問題集版が、これである。難関を目指す人にとってみれば、良い問題集である。ただ、化学を苦手としている人にとっては、難しいと思う。そういう人が、いきなり本問題集に挑戦することは、お勧めしない。途中で投げ出す可能性が高いだろう。そういう人は、一旦、もう少し易し目の問題集から入り、その後で、本問題集に挑戦することが、効果的だろう。

(3)『化学の新標準演習 三省堂』

本問題集は、上記(2)を易しくしたような位置付けの問題集である。化学を苦手とする受験生にとっても、最初の問題集として、悪くない問題集といえるだろう。この問題集を、ある程度、終えてから、上記(2)の問題集に挑戦することも、良いと思われる。

(4)『セミナー化学 第一学習社』

セミナー化学は、言わずと知れた、学校用問題集の代表格である。学校用問題集を軽視する人もいるようだが、一般論として、その風潮は良いとはいえないだろう。やはり、よく出来た問題集である。特に優れていると思える点は、基礎チェックレベルや、基本例題、基本問題、発展例題、そして、発展問題などという、レベル分けの細かさである。このレベル分けを大いに活用して勉強するのも、本問題集の活用ポイントである。もっとも、学校用問題集にはあまりいい思い出がない、という人もいるかもしれない。そんな人は、他の問題集を使った方が、効果があるだろう。

(5)『化学重要問題集 数研出版』

本問題集は、従来より、大変定評のある問題集である。網羅性を気にする人もいるが、その点が気にならないとすれば、導入用として、使えるだろう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

岩手医科大学への受験を控えている保護者様へ

岩手医科大学の受験には学校別の対策が必須になります。プロ教師界でトップの実力を持つリーダーズブレインの家庭教師は、様々な医大・医学部受験の合格実績と受験ノウハウを有しています。その中でも、お子様に最適な東京医大・医学部に強い家庭教師をご紹介します。

上位5.8%の
トッププロ家庭教師

プロ家庭教師

リーダーズブレインの選び抜かれた医大・医学部受験専門プロ家庭教師の豊富な合格実績を紹介しています。

岩手医科大学

岩手医科大学受験対策 をお考えならプロ家庭教師による入試傾向対策指導を!

お電話でのお問い合わせ

0120-11-3967
受付:9:30~21:30(定休:日曜・祝日)
TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。