医大・医学部受験プロ家庭教師 順天堂大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

順天堂大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

まず順天堂大学で特筆すべきは出題範囲の広さだ。植物の炭酸固定やホメオティック遺伝子による花序形成、生態系における物質生産、地質時代と地球環境の変化など、医学と直接関係の深い分野だけでなく生物基礎・生物のありとあらゆる分野から積極的に出題される。
これに関する対策だけでも手間を要するのに、さらにもまして受験生を悩ませるのが入試年度ごとの難易度の変動だ。近年で顕著な例は2015年実施と2013年実施の比較である。前者では教科書レベルの理解と知識を確実に身につけていれば時間的にも難しさにも余裕があり、満点を取る受験者も多かったと予想される。一方で、2013年度入試では教科書にはほとんど載っていないどころか、一般的な大学受験生が様々なメディアを駆使して調べてみても確証を得るには多大な手間を要するような知識(実例でいえば、ヒト女性の生殖細胞の成熟と数的変化)を早くも前半戦から問う。さらなる追い討ちなのか、思い付くには過酷すぎる予想を前提とする実験考察問題が後半戦に配置され、時間も思考力も消費しきってしまう例があった。
ひとまず順天堂大学医学部【生物】の範囲について簡単にまとめると、典型的な私大医科大学よりもずっと広く、国公立総合大学理系全般と変わらないととらえて差し支えない。

出題量と時間配分

理科2科目で120分という規定なので、ここでは生物を60分の試験とみなしてかんがえることができる。問題量は他の大学と比較して差はそれほど感じない。しかし前述の通り、年度によっては思考・判断力の点で時間を浪費しすぎる危険が充分すぎるほどある。もう片方の理科の制限解答時間に悪影響が出れば、それこそ致命傷になりかねないので、解けない問題は焦らずとばしてほしい。このような観点からも、【生物】が得意だからといってすべての設問を解ききって自分以外の受験生に大差をつけようと目論むには、普通の習熟度では到底かなわない。この調子では、大胆な生物受験者のよくない側面を露呈してしまう。
とはいえ難しい問題にたいし弱気になりすぎて回避ばかりしていると釣りのがしてしまう得点が膨らみ、不必要な損害を累積してしまう。自分が強気か弱気かのどちらの性格が過ぎても、時間や得点のロスは大きい。ちょうどよいバランスを身につけるにはどうすればよいのだろうか。
現実的な方策としては、大手予備校の模擬試験を積極的に受験し、いわゆる世間でいうところの「実力」をはかり、どの程度の問題にまで手を出していくべきかを分析してみることだ。とはいえそのようなものから得られる情報はあまりにデジタルなので、下手をすると読み取れる情報のほとんどを無駄にしてしまうことが多い。そのようなときにこそ、信頼できる専門家に相談するべきだ。

出題形式の特徴

例年は大問2個、ⅠとⅡで構成されており、それが長年続いている。前半のⅠでは設問が3部に分かれ、それぞれのテーマに沿った小問が並ぶという形が定番だ。中問3個プラス大問1個ととらえてもよろしいだろう。
前半部の方がどちらかというと一問一答形式に近いので時間を節約しながら解き進めていきたい。Ⅱは工夫に富んだ問題とも形容でき、テーマ、形式、難易度が年によって様変わりする。2014年実施の入試を例にとれば、数学や物理と見まがうような数式表示を要求する問題であった。問題を解いて比較や分析をすればよいだけの筆者にとっては新鮮な空気を吸わせてくれた爽快感(大学に入ると生物と数式がもっとずっと近接してくるもので、それを思い起こせる)がある印象的な問題であったが、その問題を受験直前に控えたある優秀な生徒に初見で解かせてみると、問題の目新しさとおどろおどろしいまでの数式か怪文かわからぬものに血の気を失っていた(当然、その後のメンタル面その他のフォローは抜かりなく行えたのでさいわい最終目標に至るまでの一行程として笑いながら語れる話になってくれた)。

解答形式の特徴

文章論述あり、短答式の記述あり、記号選択(該当全選択型含む)あり、なので「形式はない」ととらえて結構である。基本的には前半部がマークセンスである。後半はときに乱打戦となるので、解答欄に何が何でも書き込めることを書き込んで合格をアピールすればよい。何が何でも、といっても、問題と関連深くてもでたらめなことよりは、多少離れていても正確なことを書いておいたほうが採点者の心証は良いだろう。

攻略のポイント

対策を講じるのも一筋縄でいくとはまず考えられない。パターン通りに進めることより、やり方を選ばずとも個人の弱点をひとつひとつ消していくことだ。無難な方針としては、手始めに教科書や入門書を読んで基礎理解を固めておくことだ。これは「生物基礎」をまず重点的に学習すべきである。相当な学者肌の受験生ではないかぎり、教科書よりは後で紹介するような入門書が使いやすい。ある程度がつかめてきたら、学校で配布される『セミナー』や『リードα』のような問題集を丁寧に解く。間違えた問題で、何故間違えたかにこだわり、隙のない知識を築いてほしい。順天堂大学の【生物】ではしっかりとした用語の使用を行ったうえで作問されるからだ。

また、順天堂大学では実験考察問題も多いので、問題演習の際、実験問題に出会ったらその結果だけでも覚えておくと将来的に有利に働く。言いかえれば、各処理が結果にどんな作用を及ぼすかを推論から導く苦労を、暗記によって省けということだ。この方法は正直いうと邪道扱いされても文句が言えない。残念ながらこの調子だと、生物で養うべき洞察力を損ねてしまう。しかしこの方法が有効なのは、同じような条件で行われた生物学実験では原則として同じ結果がでるという、受験問題上の弱点を釣り替えにしているから。とくに【生物】の問題の中で行われている実験は、実際にそれを行ったうえでのデータをもとにしているのが原則だ。大規模な実験ほど、データの収集は難しい。そのようなときほど頻繁に利用されるのが、世界に名の知れている科学雑誌に掲載された論文からのデータだ。これをもとにして色々な大学が問題を作ってくるので、実験結果のデータを記憶の片隅においておくことが有効となるのだ。

あとは、「生物」に突入する。基本的には「生物基礎」と同じ流れだが暗記事項が多くなるので、暗記カードの作成を勧めたい。暗記用の市販の教材もあるが、問題文作成も含めて良い勉強になる。記述問題対策にもなるのでこの方法は捨てがたい。

推奨テキスト

『田部の生物基礎をはじめからていねいに(東進ブックス 名人の授業)』

まずはナガセの『田部の生物基礎をはじめからていねいに(東進ブックス 名人の授業)』を読んで基礎理解を深めてほしい。東進ハイスクールの人気講師でいらっしゃる田部眞哉先生の著書で、指導要領が変わる前から評判が高い。高校に入学すれば無料(法的に厳密な金銭の動きは割愛して読んでほしい)で手に入る教科書を出し抜いて魅力のある教材の筆頭に挙げられるのは、文脈中の親しみやすい語り口だ。とかく理系学術書の日本語は語尾が「だ」とか「である」といった堅苦しいものが立て看板となって行き止まりになるので、すこぶる読みにくい。それを軽妙な語り口でスラスラと解説してくれるのがこの教材だ。豊富なカラー使用も理解を深める好材料となってくれる。

『生物[生物基礎・生物]基礎問題精講 三訂版』

つぎには旺文社の『生物[生物基礎・生物]基礎問題精講 三訂版』を解き進めてもらうのが良いだろう。これも人気予備校講師の大森徹先生が著者を務めている。現在は駿台予備学校に在籍していらっしゃる。広く【生物】に馴染んでいるため、受験を照準としたうえでもっともポイントを押さえている人物だろう。

『生物 新・考える問題100選』『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法 新装改訂版(大学受験Doシリーズ)』

最後に一押ししておきたいのは実験考察問題の対策用教材だ。駿台文庫から出ている『生物 新・考える問題100選』を挙げる。前述では「考察も暗記で対応してしまうのが得策である」とすら述べたが、やはりそれは最終手段にあたる。安定した手段は安定した学習法にある、として、特化しすぎる方法は程度の問題とするべきだろうか。こちらも、時間をかけて学ぶよい教材である。対抗に旺文社の『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法 新装改訂版(大学受験Doシリーズ)』もある。上記の大森先生が著者を務めている。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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