医大・医学部受験プロ家庭教師 北里大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

北里大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

力学、電磁気が多く、波や熱も出題。力学は大問1題と小問2題、電磁気は大問1題と小問1題、波と熱はそれぞれが小問1題であることが多い。力学に関しては力学的モーメントが毎年のように出題されており、その他についてはバランスよく出題されている。難易度は、典型問題が多いが、公式を代入して終わりというレベルではない。

出題量と時間配分

理科2科目100分で実質的な設問の数は25程度であり、1問当たり約2分だが、それほど厳しくはない。スムーズに解ければ40分以内に解ききることも可能なセットである。有効数字で答える計算問題が多いので、そこでハマってしまわないことが重要である。

出題形式の特徴

大問3題。第1問が5題からなる小問集合、他の大問は大問で一まとまりの問題である。数式を答えさせる問題だけではなく、有効数字で答える数値計算が目立つ(平成27年度入試は10問、26年度は7問)。また、定性的な内容を答えさせる問題も出題される。

解答形式の特徴

全問マーク式。数式を求める問題では、次元解析は使えないことも多いが、極端な例(斜面が水平面となす角θを0にするなど)を考えることによって、分からない問題でも選択肢をかなり減らせることが多い。選択肢数は設問によって異なり、15を超えるものもある。係数と文字部分を別にマークする場合があるのも本学の特徴である。数値計算は選択式もあるが、穴埋め式の問題が多い。

攻略のポイント

典型問題をミスなく解いていく事が重要である。時間的にそれほど厳しいわけではないが、解法がすぐに出てこなければ最後まで終わらなくなってしまうので、典型問題に対する反射神経を鍛えてほしい。

まずは、後述の『物理のエッセンス』などを用いて、公式をどのように使っていけばいいのかを学習する。その後は、典型問題の解法がすぐに出てくるようになるまで、何度でも繰り返し問題を解いていく。問題演習で解けなかった問題や、時間がかかってしまった問題があった場合、解説を読んで理解したつもりになることを避けるため、少し時間を置いてから必ず自分の手を動かして解いてみる。また、問題文中のどの要素やフレーズが、解答に利用する公式に繋がるのかを整理しなければならない。

本学は難問が出題されることはほとんどないので、一つの問題集をやり切ったあとは、さらに上のレベルの問題集に行くのではなく、実際の入試のレベルにあった別の問題集を解くべきである。一つの問題集で典型問題が完璧に網羅されることはないので、多く典型問題集を解き切り、典型パターンをできるだけ集めてほしい。

過去問演習は、似たような問題が繰り返し出題されることもあるので(例えば、平成25年、26年と一部が欠けた剛体の重心が出題されている)、手に入る分だけやっておいて損はない。また、数値計算の問題は一般的な問題集ではあまりないため、本学の過去問で練習したい。数値計算の際には、初めから数字で計算していくよりも、求めたいものを文字で表し、最後に代入する方式で解く方が無難である。本学の問題だけでは数値計算が不安ならば、毛色が多少異なるが、杏林や昔の東医あたりの過去問を解いてみても練習になるだろう。

推奨テキスト

『物理のエッセンス(河合出版)』

対象:教科書や初学者向け参考書を終えた者
例題を解きながら、公式の使い方を学習していける参考書。本書の例題や演習問題は、まさに反射神経で解きたい問題になるので、すぐに解法が出てくるまで繰り返して欲しい。問題集を解き進めていて詰まった際には、本書を参照すると理解が進むかもしれない。

『良問の風(河合出版)』

対象:公式の整理ができた者
エッセンス後にやる問題集。問題数は多くないものの、有名問題は取り扱われている。本書の問題も、解法がすぐにでてこなければならない。時間がかかった問題はチェックをつけて何度でも解く。

『物理(物理基礎・物理)基礎問題精講(旺文社)』

対象:公式の整理ができた者
良問の風と大体同レベルの問題集。問題数は多くないので、良問の風とセットでやって、典型問題の網羅度を上げていくとよい。

『セミナー物理基礎+物理(第一学習社)』

対象:問題を沢山解きたい人向け
基本から標準まで幅広く扱われている。本学を目指すなら、少し過剰にはなるが、発展問題までを完璧にする。総合問題は解かなくてよい。解説はそれほど親切ではないので、上述の『物理のエッセンス』と並行してやってもよい。また、“基本問題”と“発展問題”の合間に良問の風を挟んでも良いかもしれない。問題数が多いので、全部やり切ることが時間的に困難な場合は、力学と電磁気を優先して解くとよい。

<番外編>

『センター試験過去問&予想問題集(各予備校等)』

典型問題の整理が終わったら、忘却を防ぐために週に1回分以上を回し続けるとよい。目標タイムは45分ぐらい。目標点は、同レベルの医学部のセンター利用が8割後半ぐらいなので、最終的にはそれを目指す。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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