医大・医学部受験プロ家庭教師 日本大学 英語の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

日本大学 英語
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

日本大学医学部の一般選抜では2022年よりA方式(個別方式)が廃止され、N方式(全学統一方式)に統一されましたが、二次試験では、面接に加えて英語・数学が課されることとなりました。以下、標準的なレベルである1次試験については軽く触れるにとどめ、2次試験の問題を中心に傾向と対策を解説していきます。

出題範囲(分野)

1次試験
文法・語法・語彙を問う空所補充問題、語句整序問題、短い会話文の読解、長文読解問題などが例年のN方式の問題構成となっています。

2次試験
読解問題3題の出題となっています。A方式では75分で4題の読解問題であったものが、60分3題となったという形です。これまでのA方式の問題と傾向や難易度も同程度であるため、これまでの対策と大きく変わったわけではないといえるでしょう。

出題量と時間配分

1次試験:60分
全体的に旧センター試験程度のレベル感の問題ですが、読解はやや丁寧に検討しないと足をすくわれてしまうため、文法・語彙など知識系の問題は素早く処理し、できるだけ読解問題に時間を残しておきましょう。

2次試験:60分
3題の長文に均等割りした1題20分という形でよいでしょう。語数は600~700語で内容も読みやすいものであるため、時間が厳しいというわけではありません。もっとも、かなり高得点での戦いとなるため、選択肢の検討には正確な本文の理解が必要です。

出題形式

1次試験
前述のとおり、旧センター試験に近いですが、長文はそれほど長くはありません。

2次試験
設問は1題あたり10個設定されており、内容一致問題や下線部同義問題、語義類推問題など、読解問題の典型的な設問形式で内容の読み取りが問われています。基本的には各設問に該当パラグラフが書いてくれてあるため、読みながら解くという形で進めることで記憶が鮮明なうちに設問に対応でき時間効率も精度も上げられるでしょう。

解答形式

1次試験・2次試験を通して全問マーク方式となっています。2次試験については全問英語で設問・選択肢が作られています。そのため、前述のとおり、選択肢の検討を丁寧にしないと、本文の内容が読みやすいものとはいえ、足をすくわれてしまうため注意深い読み取りが必要です。

攻略のポイント

[読解問題]

1次試験の読解問題については、2次試験対策をしていく中で対応可能になるため、別途意識する必要はありません。以下、2次試験対策を念頭に進めます。

前述のとおり、長文のレベルを考えるとかなり高得点での戦いになるため、選択肢の検討にしっかり時間をかけましょう。そのための時間を確保するためには英文を読む速度をできるだけ上げる必要があります。意味のかたまりごとに前から意味をとっていく事ができなければ正確な設問処理は出来ないでしょう。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。

一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳読み下すトレーニングをしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになるでしょうが、慣れてくればそれほど入れずに前から読み下していくことができるようになるでしょう。併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来ますし、日本語を介在させなくとも内容が頭に入ってくるようになる英文が増えてくることになります。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにしましょう。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来るでしょう。 

[単語]

2次試験の長文で用いられる単語にやや難易度が高いものが含まれているため単語力はしっかりと身につけておきましょう。類推する箇所をなるべく少なくして速読につなげるためにも標準レベル以上の単語集掲載の単語はしっかり身に付けておきましょう。医系単語を別途必要する必要はありませんが、後述の『私立医大の英語』のイラスト説明部分に記述されたものがある程度判断できるようにはしておきましょう。それでも未知の単語は出てきますが、単語集をしっかり終えていれば文意を参考にすることで正しい答えを絞れます。

[文法・語法]

1次試験対策としてはしっかり対策しておく必要があります。標準的な知識・理解を問う問題ばかりでありますが、その分取りこぼしが許されないため精度高く知識を定着させることが必要です。

推奨テキスト

[英文解釈]

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。

(2)『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)
講義仕立てで読みやすく、量も絞ってある分、時間をかけずに終えることが出来ます。(1)をこなす時間がない人はこちらでも良いでしょう。

[長文読解]

(1)『パラグラフリーディングのストラテジー1・2』(河合出版)
ある程度の英文解釈力が身についたら取りくむべきシリーズで、速読するためのエッセンスが詰まっています。パラグラフリーディングの基本を1で身につけ、2でトレーニングする形です。3もありますが難関国公立向けであるため、こちらについては国公立と併願する生徒向けです。

(2)『全レベル問題集:英語長文5』(旺文社)
(3)『イチから鍛える英語長文500・700』(Gakken)
(4)『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』(東進ブックス)
いずれも音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立ちます。ある程度の長さと難易度に慣れるために夏には取り組み始めましょう。

(5)『私立医大の英語(長文読解編)』(教学社)
医療系のテーマに絞った長文問題集です。CDは付いていませんが、最新医療の時事問題、医学・生物学など医学部で出題されること多いテーマをバランスよく扱っています。また、イラストを用いて背景知識を説明してくれているページは読み物としても面白いです。

(6)『過去問』
1次試験対策としては、N方式の過去問と併せて旧センター試験の過去問も利用できます。2次試験については、前述のとおり、A方式と形式・難易度が同程度であるためそれらの過去問を使用するとよいでしょう。

[文法・語法]

1次試験対策です。

(1)『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
文法・語法系のインプット教材としてはややボリュームがありますが、比較的説明が厚めなので自分で進めやすいでしょう。もっとも、学校などでNEXTSTAGEやVINTAGEなどを利用していれば、これらのテキストもよくまとまっているため、学校の進行に合わせてそれらを使った方が効率はよいでしょう。

(2)『英文法ファイナル問題集[標準編]』(桐原書店)
全10回のテスト形式です。範囲指定のない形で問題が作られているため、知識の定着度を図るのに良いでしょう。語句整序も各回に出題されているため、苦手な設問形式をピックアップして取り組むという使い方も可能です。

[単語・イディオム]

(1)『速読英単語[必修編・上級編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ではありますが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。上級まで回せれば単語力に不足はありません。

(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになります。

(3)『システム英単語Premium(語源編)』(駿台文庫)
語源ごとに編集された単語帳です。単語としてはやや難易度の高いものが多いですが、語源については分かりやくまとまっているため、自分の使っている単語帳では覚えにくい単語があるときに参考程度に利用するとよいでしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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