医大・医学部受験プロ家庭教師 産業医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

産業医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

大問は4題。年度により出題分野は異なるが、ここ2年では代謝、生殖、細胞と分子、体内環境の調節、分子生物学、刺激と反応、免疫、感覚器の構造が大問のテーマとなり、年度を跨いで医学系入試の重点分野が網羅されている。半面、植物の環境応答や植生、生態系に関してはほとんど扱われず、「いかにも医大の入試」という構成である。教科書に言及が無く掲載問題例も乏しいテーマについて知識を問われることがある点は要注意。

出題量と時間配分

理科2科目100分で、各大問につき5〜6問の小問数。50分使うとしても、計算問題や説明記述問題は3分程度、その他の小問は1分程度を目安に解く必要がある。問題文は決して長くないが、全設問の後に図表がまとめて掲載される体裁となっており、慣れていないと設問理解で時間を浪費するおそれがある。

出題形式の特徴

各大問、3箇所の空所補充を求める小問を含む場合が多い。説明記述の比率が高く、分野ごとに2問〜4問ほどの出題を想定しておくのが良いだろう。全体で2問程度に留まる計算問題は定番のものがほとんどである。器官等の位置や分子構造の模式図を作図させる問題が出されるのが特徴的である。

解答形式の特徴

記述式解答であり、選択肢問題では「全て選べ」型のものも出題される。また、記号を選択したうえでその理由などを記述させるなど、1つの小問が2つ以上の設問要素で構成されていることも多い。総じて要求される解答形式が多様であるため、答える前に設問の指示をしっかりと把握しておくことが肝要である。

攻略のポイント

解答に必要な知識があれば難易度は決して高いと言えないのだろうが、問題集等で聞かれることの少ない知識に関する問題が含まれるため、対策が難しい。H27年度の「エラスチン」、H28年度の「ヒストンテイルのメチル化、アセチル化」などは参考書に記載が無いか、あったとしても詳しく言及されていないことが多いテーマである。器官や神経の位置、分子構造の模式図などを図示させる問題も出されることから、高得点を目指すのであれば図説までしっかりと読み込んでおきたい。

出題分野としては医科大の入試らしく、細胞や器官、代謝、遺伝、発生などに関する問題が多いのだが、新指導要領で追加された内容を積極的に出題している印象を受ける。新課程の内容を主体にした問題例は必然的に数が限られるので、出題形式や難易度の類似性に拘泥することなく、様々な過去問に当たっておくのが良いだろう。また、H28年度に出題されたヒストンやDNAの化学修飾が関与する真核生物の遺伝子発現調整は、塩基配列の変化によらない形質発現の差異を研究する「エピジェネティクス」分野の重要概念であり、近年急速に研究が進んでいる。連年同じ内容が扱われる可能性は低いが、ゲノム編集やオートファジーなど、昨今注目を集めている研究分野に関する知識は積極的に収集しておくのが望ましい。

本格的な実験考察問題は多くない。説明記述形式の問題は、どちらかと言えば教科書的な知識を叙述させるものが主体なので、問題集の記述問題を着実に解けるようにしていけば大きな問題は生じないはずである。ただし、冒頭に述べた出題頻度の少ないテーマについても他と同等のレベルで説明を求められる傾向にあるため、各単元、問題集での演習をひと通り終えたうえで図説を再読し、出題が見られなかった実験や図表が残っていれば、そこに記述されている説明を頭に入れるような学習の進め方をすると良い。

推奨テキスト

『サイエンスビュー 生物総合資料(実教出版)』

対象:全学習者
生物の学習は図説を手元に置いて進めることが望ましい。教科書の記述のみでは分かりにくい実験や現象の理解を視覚的に補助するための教材なので、色使いやフォントサイズなど、眺めていて最も「心地よい」ものを選ぶこと。個人的には本書を薦めておく。視覚的に見やすいほか、エピジェネティクスについても詳しく説明されているなど、内容も充実している。

『大森徹の最強講義117講 生物(文英堂)』

対象:教科書レベルの学習を終えた者
通常の参考書が各単元を体系的に解説しているのに対し、本書はテーマ別に要点や詳説を纏めた構成になっている。写真など視覚的資料が充実しているとは言い難いが、解説の詳しさやメリハリの付け方はさすが。本学のように教科書外の知識を要求する大学を受験するならば、ひと通り体系的に知識を習得した次の段階で目を通しておきたい。

『生物(生物基礎・生物)標準問題精講(旺文社)』

対象:必修レベルの学習を終えた者
国公立二次試験の問題などで構成されており、本学の入試について言えば、本書で要求されるレベルの解答作成力は不要である。しかし、エピジェネティクスのような発展的内容が必修レベルの問題集に掲載されることは稀であるから、演習のためにはこのレベルの問題集が必要になる。問題を解けるようにしておくに越したことはないが、目にすることの少ないテーマの存在やその学習ポイントを把握する目的で取り組むだけでも意義がある。

『生物 新・考える問題100選(駿台文庫)』

対象:必修レベルの学習を終えた者
出題頻度の高い「良問」に属さない問題は数が少ないので、標準問題精講と合わせて本書も紹介しておく。この2冊は本来最難関校受験者向けの問題集であり、演習教材というよりは近年発展した分野の知識を仕入れるための「参考書」として活用することを第一に考えよう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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