医大・医学部受験プロ家庭教師 聖マリアンナ医科大学 英語の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

聖マリアンナ医科大学 英語
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

従来、試験時間90分の中で大問4~5つという出題が多かったですが、2021年より英数併せて150分となったことで英語の出題量は減り、大問3つの出題となっています。2021年は大問1が記述による説明問題中心の読解問題、大問2が内容一致問題や下線部同義選択問題などの選択式のみの読解問題、大問3は、読み取りと基本的な文法・語法を問う混合問題で、英語である状況が説明され、それに関して最も適切な表現を選ぶという問題(小問5つ)が出題されました。

出題量と時間配分

試験時間は英数併せて150分です。均等割りで英語に75分という時間配分でもよいですが、数学が特別得意というのでなければ、英語は65~70分で終わらせたいところです。2021年の形式を前提にすれば、記述問題中心の大問1はやや時間がかかるので30分弱、大問2に20分、大問3に10分という時間配分でも十分対応できるでしょう。

出題形式

大問1が記述中心の読解問題、大問2が選択式のみの読解問題、というのは2018年からと同様の形式です。記述問題は説明問題で単純な和訳問題は近年においては出題されていません。大問1の記述以外の問題は、2021年は適語補充、文整序、適文選択が出題されました。大問2は適語選択や内容一致などオーソドックスな形式の設問が多いです。大問3についてはこの形式で安定するかは未定ですが、2021年はやや解きづらい選択肢も含まれていました。この傾向が続くのであればあまり時間をかけすぎずに処理し、読解問題にできるだけ多くの時間を確保したほうがよいでしょう。

解答形式

前述のとおり、記述式と選択式の混合問題となっています。大問2の読解問題は設問・選択肢がすべて英語であるため目を通す英語が多くなることを意識しておかなくてはなりません。大問1の説明問題は練習が必要であるため、過去問でしっかりトレーニングしておく必要があります。
内容説明が出題されているように、年によってはかなり長い字数の記述問題が出されている。

攻略のポイント

[読解問題]

読解問題に重きを置かれた出題となっている以上、読解力向上に向けた取り組みに時間をかけたいところです。長文にかけられる時間は50分程度ですが、設問処理に時間がかかることを考えると、英文自体は素早く読みながらも内容を把握する速読能力の向上も必須です。意味のかたまりごとに前から意味をとっていく事ができなければ時間内に設問処理まで含めて解答を終わらせることは出来ません。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。

一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳読み下すトレーニングをしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになるでしょうが、慣れてくればそれほど入れずに前から読み下していくことができるようになります。併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来ますし、日本語を介在させなくとも内容が頭に入ってくるようになる英文が増えてくることになります。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにすること。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来ます。

[単語]

長文で用いられる単語にそれほど難易度が高いものがあるわけではありませんが、類推する箇所をなるべく少なくして速読につなげるためにも単語力はしっかり付けておきたい。医系単語を別途必要する必要はありません。

[文法]

大問3ではかなり正確な文法・語法知識が問われます。素早く処理し終えるためにも標準的な知識は正確に入れておきましょう。むしろ文法・語法学習の際には、読解のツールとしての意識を強く持つことが得点力アップに繋がります。読解に活かすためにも各文法・語法知識の確認の際には、ある程度の長さの英文の中で判断できるか常に意識できるような学習が必要です。

 

推奨テキスト

 

 

[英文解釈]

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。

(2)『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)
講義仕立てで読みやすく、量も絞ってある分、時間をかけずに終えることが出来ます。(1)をこなす時間がない人はこちらでも良いでしょう。

[長文読解]

(1)『パラグラフリーディングのストラテジー1・2』(河合出版)
ある程度の英文解釈力が身についたら取りくむべきシリーズで、速読するためのエッセンスが詰まっています。パラグラフリーディングの基本を1で身につけ、2でトレーニングする形です。

(2)『全レベル問題集:英語長文5』(旺文社)
(3)『イチから鍛える英語長文500・700』(Gakken)
(4)『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』(東進ブックス)
いずれも音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立ちます。ある程度の長さと難易度に慣れるために夏には取り組み始めましょう。

(5)『過去問』
当然ながら、最高の実践的トレーニングとして最も重要なものです。大問1・2について近年の1年分については、レベル・形式を把握するために早い時期に解いておこう。

[文法・語法]

(1)『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
文法・語法系のインプット教材としてはややボリュームがありますが、比較的説明が厚めなので自分で進めやすいでしょう。もっとも、学校などでNEXTSTAGEやVINTAGEなどを利用していれば、これらのテキストもよくまとまっているため、学校の進行に合わせてそれらを使った方が効率はよいでしょう。

[単語・イディオム]

(1)『速読英単語[必修編・上級編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ではありますが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。上級まで回せれば単語力に不足はないでしょう。

(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになります。

(3)『システム英単語Premium(語源編)』(駿台文庫)
語源ごとに編集された単語帳です。単語としてはやや難易度の高いものが多いですが、語源については分かりやくまとまっているため、自分の使っている単語帳では覚えにくい単語があるときに参考程度に利用するとよいでしょう。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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