医大・医学部受験プロ家庭教師 東海大学 化学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東海大学 化学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

理論問題、計算問題が多く、次に有機、無機の順で多く出題されます。2021年度の理論分野はエタノールの蒸気圧、溶解度、状態変化における反応熱が出題されました。有機化学では、異性体の数、酒石酸の化合物などが出題されました。難易度として、基本的な問題が多いですが、計算が複雑なものも出題されます。

出題量と時間配分

試験時間は70分で解くことになります。選択式と記述式があるので記述式では時間を少し多めにとる必要があります。計算問題が多いのでそこで時間を費やしてしまうと終わらないでしょう。まずは計算問題に時間をかけないで解ける練習をしたらよいでしょう。

出題形式

大問数は2021年度では5題、2020年度では、2019年度では大問6題でした。大問では各問題で計算問題があるため、時間が不足する恐れがあります。選択式と記述式の併用問題で効率よく解いていかないと最後まで解けきれなくなるでしょう。

回答形式

記述式とマーク式の併用型です。記述式問題は論述や作図は出題されませんが、有効数字付きの計算問題、構造式や化学反応式の記述、空欄補充、選択肢式と多様です。計算問題の選択式では、選択肢の回答は数値が離れているものが多く、近似計算が可能なので正確な計算力を必要としていません。

攻略のポイント

2021年度では気体の状態方程式、蒸気圧の問題、溶解度の計算問題、熱の計算問題、構造決定の計算問題などでした。特に、酒石酸の鏡像異性体の問題をとりあげていますが、教科書や問題集では見かけない問題です。難易度は、典型問題から標準レベルであり、難問は出題されません。計算量が多いことから、まずは教科書傍用問題集を利用して基礎計算を十分練習しましょう。2021年度の酒石酸の構造のように少し標準以上の問題も出題されていることから、普段から資料集などもみて学習していった方がよいでしょう。また、実験を順に追ってみるのもよいでしょう。計算問題はミスなく解き、複雑な計算を早くこなす練習が必要です。また、有効数字で解答しなければならない問題も出るので、普段から有効数字に気を配って練習しましょう。

まずは教科書、資料集で基本的なことをしっかり学習することが大事です。各年度で、問題集では見かけない問題もありますが、それはそんなに多くありません。まずは、教科書傍用問題集によって基礎知識および典型問題を押さえるようにします。ここで抜けができると後の学習に支障が出るので、解けない問題がないようにしておきましょう。解ける問題を繰り返し解いても仕方ないので、解けなかった問題をチェックして、時間をおいて解き直します。チェックがなくなったら、確認のために全体を通して解いてみると良いでしょう。

その後は基礎から標準レベルの問題集をひたすら解いていきます。理論に重点を置き、少し難しめの計算問題もしっかり演習します。本学の問題は確実な知識を要する問題、試験時間のわりには問題数も多いため、スピードも必要です。

本学には用語を埋める問題、計算をする問題、構造や図を書く問題などいろいろなところから記述問題や選択問題などをこなしていかなくてはなりません。このような形式には過去問演習は必須です。計算の処理能力によって所要時間がかなり変わるため、実際に自分で時間を計って解いてみて、自分に合った時間戦略を考えましょう。また、計算方法については、可能ならば信頼できる指導者にチェックしてもらうと良いでしょう。

推奨テキスト

(1)『セミナー化学基礎+化学』(第一学習社)
基本から標準まで幅広く扱われています。本学を目指すなら、基本から発展問題までを完璧にしましょう。総合問題に同じ問題があります。プロセスや基本問題、例題を徹底的にこなし、発展問題や総合問題をこなせばよいでしょう。セミナーにはセルフチェックページがあります。このセルフチェックを利用して自分ができない部分を学習するのにはいいでしょう。推薦などの対策として英文読解、論述問題もついています。とにかくおすすめの本です。

(2)『リードα化学基礎+化学』(数研出版)
基礎から入試までの範囲で構成されています。思考力・判断力・表現力を養う問題が掲載されています。大学入学共通テストや将来の入試を意識した演習が行えます。リードAとリードBで基礎学習の整理、基礎的な問題の演習ができます。少し慣れたら、リードCやリードDを学習して応用力を養うようにできています。これは計算問題が充実しているので、本学の計算対策としては活用できます。

(3)『化学の新研究』(三省堂)
(4)『化学の新演習』(三省堂)
東海大学合格を目指す化学受験者にとって役に立ちます。そして、それを上回る参考書はありません。この本を、最初から最後まで読み通す方もいますが、わからなかったり、発展的な内容を確認したりするときに利用します。『化学の新演習』の問題集は化学を苦手としている方にとっては難しいでしょう。その場合は無理にその問題集を使わなくてもよいでしょう。『セミナー化学』『リードα』問題演習でひととおりの問題を終了した場合に、このレベルの『化学の新演習』の問題集にチャレンジする程度でよいでしょう。

(5)『化学重要問題集』(数研出版)
これは一通りの学習を終了して、問題演習を通じてさらに力をつけたい人が取り組む問題集です。初心者がこの問題集をはじめに解くと時間がたくさんかかるため効率はよくないでしょう。これが理解できていない人は、教科書や参考書の内容が身についていないので基本に戻るようにしましょう。

(6)『リードLight化学基礎』(数研出版)
(7)『リードLight化学』(数研出版)

(8)『スタディサプリ』(リクルート) ※動画視聴 
動画は化学の学習内容の流れなど紙面ではわからない部分を理解できます。特に、図や音声を用いて化学のそれぞれタイトルごとに整理ができ、紙面からではわかりにくい部分が理解できるのはよいでしょう。予備校で講義を聞くだけならこの方が値段的に安くて効率的です。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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