医大・医学部受験プロ家庭教師 東海大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東海大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

遺伝情報の発現、動物の反応、体内環境、遺伝、細胞と分子といった分野が出題され、医学関連分野に特化しています。しかし、まれに生態系なども出されるため油断できません。難易度は、基本的な内容を扱う設問も多いですが、知識問題、実験考察問題ともに難易度の高い問題も出題されており、設問間の難易度差は激しいです。

出題量と時間配分

70分で5題です。問題数が大問一つで10を超えることもあり、時間的制約は厳しいでしょう。長い問題文を読みなれていなかったり、字数制限付きの解答作成に慣れていなかったりすると、まず終わらないと考えられます。また、知識があいまいな場合、複数選択の問題でも時間ロスが生じてしまうでしょう。知識問題で時間を稼げるように反射神経を鍛えておきましょう。

出題形式

空欄補充、グラフの読み取り・作図、数値計算、実験考察問題と幅広いです。大問ごとに一つのテーマに基づいて出題されることが多く、文章量は多い一方で、下線部や空欄の前後のみ読めば解ける問題も散見されます。また、2020年度第2問に見られるように小問集合が出されることもあります。問題にかかわる図や表は与えてくれることも多いです。

解答形式

全問記述式です。私大医学部には珍しく、字数制限有の記述も出題されます。また、空欄補充も選択式ではなく自分で書かねばならず、選択式の問題もすべて選ばせるなど、曖昧な記憶では点がついてこないでしょう。また、グラフなどの作図問題も出題されることがあるため、過去問を解いていないと面を食らうかもしれません。

攻略のポイント

空欄補充や理由の記述は問題集でよく見かける内容が多いですが、一部の実験考察問題では最新の医学に基づく出題がなされています。まずは、一般的な問題の漏れをなくし、余裕が出てきてから考察問題対策をしっかりとっていく事をお勧めします。

典型的な知識は、教科書と教科書傍用問題集で整理していくとよいでしょう。各単元の教科書を読み、その単元を問題集で漏れの確認を行っていきます。間違えた問題にはチェックをつけておき、繰り返し解いて定着させていけばよいでしょう。

典型知識の整理が終わったら、問題文が長く、また、記述を多く扱っている難しめの問題集による演習、資料集を用いた細かい知識の補てんに勤しみましょう。本学では資料集で扱っているような有名実験や、図表も出題されるので、各実験の概要やグラフなどの意味することをしっかりと整理していきましょう。

資料集の整理がひと段落したら、他大学の過去問を解くなどしつつ、全体的な記憶の維持に励みつつ、実験考察問題への対策を深めましょう。文章量が多いことを考えると、日医大、神戸大、筑波大、旧帝大あたりの問題が練習になるでしょう。難易度としては難しめになるので、時間制限は参考として解くとよいでしょう。選択肢式でいいなら北里大、東医大あたりも練習になります。

過去問演習は必須です。同レベルの私大医学部はマーク式が多いこともあり、本学の出題形式は苦手とする受験生が多いです。問題構成やその物量感を把握していなければ、前半の簡単な問題だけを解いて時間が足りなくなりますし、字数制限付きの記述は練習していなければ、何をどこまで書いていいか悩んでしまい、解答をうまく作れないでしょう。単純に総合演習問題としても楽しめる構成になっているので、手に入る限り多く解いておきましょう。

推奨テキスト

(1)『リードLightノート生物基礎』(数研出版)
(2)『リードLightノート生物』(数研出版)
対象:教科書を読み終わった初学者、基礎の漏れをチェックしたい方
教科書に載っている知識や、もはや知識に分類しても良いような典型問題が扱われています。分からない場合にはすぐに解答を見ても良いので、繰り返して基礎知識の漏れを潰しましょう。

(3)『新課程版 スクエア最新図説生物』(第一学習社)
対象:全学習者
高校の図表で最も詳しい図表で、医学部受験生には本学のみならずお勧めできます。ただし、一般書店では売っていないので、中古もしくは教科書卸などで購入する必要があります。最新の話題も取り入れており、本学においても有用です。最低限、医学関連分野には目を通しておきましょう。

(4)『生物(生物基礎・生物)基礎問題精講』(旺文社)
対象:リードLight終了レベル
問題数は少ないですが、解説が丁寧であり、問題が解けていても解説は流し読みすることをお勧めします。手ごろな難度の問題があり、記述問題も含まれているので本学の練習になります。

(5)『生物重要問題集 生物基礎・生物』(数研出版)
対象:問題を沢山こなしたい方
基本から難問まで幅広く扱われています。基本問題は『リードLight』『基礎問題精講』で学んだことが定着しているかのチェックに使え、また、最新の生物学に基づく実験考察問題も載っているため、問題文をしっかり読んで考えて解く訓練になります。

(6)『生物(生物基礎・生物)標準問題精講』(旺文社)
対象:生物を得点源にしたい方
長文を読まなければいけない問題がほとんどであり、最新の生物学に基づく実験考察問題も多いです。難易度は高いですが、じっくり時間をかけて解いてもよいので、チャレンジして欲しい一冊です。

(7)『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法』(旺文社)
対象:図表の読み取りが苦手な方
扱っている図表は資料集に比べれば少ないですが、有名図表は網羅されています。図表に関する解説もしっかり載っているため理解が深められます。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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