医大・医学部受験プロ家庭教師 東京慈恵会医科大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東京慈恵会医科大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

2007年以来大問3題の構成が定着している。力学、電磁気が各1題、残り1題が熱力学または波動というセットだが、本年の大問1のように、力学と熱力学が融合されたりしている場合もある。「原子」は2004年以来出題が無いが、新課程となったので、無視することはできない。最大の特徴は、題意・設定が一見してわかるとは言えず、小問の誘導に従いながら、最後までたどり着けば、その大問の主題に「なるほど!」と納得する良問だが、試験場ではまぶしすぎる難問に見えることもあるだろう。しかし、全体の7~8割の小問は1~4行程度の計算で計算できる基本から標準レベルなので、問題文をよく読み、それらを正解することが目標となる。

出題量と時間配分

理科2科目で120分。物理は小問が20問前後。1問を3分前後で解かなければならない。全部を解こうとするのは戦略的に言って損だ。大問の主題(モチーフ)が読み取れる1題をほぼ完答する。他の2題は中盤まで食い込みたい。あるいは、3題とも最後の1、2問の小問を捨てる形でもよいだろう。見たことのない設定に動揺することなく、「序盤は誰でも知っている基本の公式のはず!」と信じて、冷静に物理的に読解することだ。

出題形式の特徴

大問3題、各大問は5~8問の小問からなり、誘導に乗って解いていくと、前出のように一話完結的に一つの主題を求めた、あるいは示した形なっていることが多い。その意味で、各大問の最後の小問まで読んで題意を想定してから、解き始めるのが望ましい。その問題の前の小問のみならず、後ろのほうの小問がヒントになることもあり得る。

解答形式の特徴

大半は結果のみ答える客観的な形式だが、本年の大問1問7に見られるような記述の問題、2009~2011年のような描図の問題も出される。2008年には、数学の記述問題のように論述する形式もあった。常日頃から単に計算式だけでなく、簡潔な説明や図解をそえた記述形式で問題演習することが大切だ。

攻略のポイント

1、言うまでもないことだが、教科書の内容の定着が基本かつ重要。

教科書にある公式は、単位・次元を含めてスラスラと出てくることが必要。学校によってはほとんど教科書を使用しないケースもあり、既卒生は手元に無い場合も考えられるが、すでに新課程に移行したのだから、必ず教科書は入手しよう。入試の出題の基本枠・原点の確認のために、さらに、図表や口絵、写真に至るまで目を通せば、力のある受験生も思わぬ発見や収穫があるだろう。

教科書の例題を見た瞬間、解法が浮かび、すらすらと解けるのがこの基準。本学の受験者は既にこのレベルは問題ない場合が多いだろう。しかし、不安があれば迷わず、教科書傍用の問題集として定番の「セミナー物理基礎・物理」などの基本例題とその類題をストレス無く解ける基準を固めよう。(ここで言う教科書とは「物理基礎」「物理」の両方である)

2、その次は入試物理の「標準」レベルの問題集を一冊マスターすること。

「セミナー物理基礎・物理(いわゆるセミナー物理)」、「物理重要問題集(いわゆる重問)」の発展問題がこのレベルに相当する。最低でも一冊を2周、できれば3周以上して、大問の中盤(題意さえわかれば、標準レベル)くらいまではすらすら解けることが必要。同時に、1のレベルに上げた公式も、下記のようなものは何度も反復して自力で導出出来るようにしよう。例えば、単振動、万有引力とケプラーの法則、力積と運動量保存則・エネルギー保存則、ドップラー効果、特に、光波の干渉、状態方程式とポアソンの公式などの近似計算があるものは何度も繰り返そう。公式の導出は標準以上の問題の攻略に大きな底力となるだろう。

3.次は何と言っても過去演習。

前出のように、設定・題意が見えにくい問題を誘導に乗ってゴールに向かう教育効果の高い、よく考えられた良問が本学の物理だ。特に近年はその傾向が強い。しかし、試験場の受験生にとっては相当の圧迫と感じるだろう。「習うより慣れよ」だ。前期・後期の日程をやめて一本化した2007年以降の過去問は、じっくりと何度も解き直して、「慈恵の物理」が受験生に求めているものを研究しよう。満点を取る必要はないのだ。また、全問解く時間もない。6割以上、7割前後を想定目標にして、今の自分自身との距離感を把握しよう。やや本末転倒の感もあるが、同様の傾向を持つ東大の物理も解いてみるとよいだろう。「全問解く時間のない試験、設定が見慣れない、題意が見えにくい、小問の誘導に乗って標準レベルの問題を拾ってゴールを目指す」、これが指針だ。

推奨テキスト

教科書(各出版社)

教科書はなければ合格できないというものでもなく、これさえマスターすれば合格というものでもない。しかし、教科書が入試の出典の原点であることは強調し過ぎということはない。入試の基準としての教科書は、手の届くところにキープしたい。各種公式・法則の導出過程やさまざまなカラーの図式・写真などだけでも相当の価値があるだろう。

『セミナー物理基礎・物理(セミナー物理)』(第一学習社)
または『実戦 物理重要問題集2016-物理基礎・物理(重問)』(数研出版)

セミナー物理は、定番の教科書傍用の問題集。教科書の例題とともにこの基本問題をマスターするのが一つの段階。とても良い問題集だが、市販されていないのが難点。ネットなどで「解答付き〇〇円」など法外な値段で売られているに飛びつくよりは、リードα物理基礎・物理でも十分だ。

重問も大定番の市販問題集。セミナーやリードの基本問題が大丈夫なら、こちらを始めてもよい。少しずつ入試問題も更新されていて、しっかりとした内容だ。できれば両方やりたいが、時間がなければどちらかでよい。

『物理のエッセンス(力学・波動および熱・電磁気・原子)』

『良問の風』、『名問の森』(河合出版)

教科書と上記の二つの問題集を理解するために必要な「物理の思考回路」を磨くための参考書兼問題集が物理のエッセンス。文字通り、一言一句、エッセンスというべき内容が凝縮している。名著と言えるが、エッセンスだけに行間を埋めてくれるチューターがいた方が良いかもしれない。慈恵の物理を攻略するために必要な、物理的なものの見方、思考回路を開いてくれるだろう。エッセンスと並行しながら、良問の風解くとよいだろう。自信がつけば、より発展的な名門の森に進もう。

『Z会 物理 入試の核心 難関大編50題』(増進会)

だれしも過去問演習をやりながら、苦手な単元や問題にぶつかるだろう。そんな時は、類題を5題探してやると良い。その中でも典型的な良問がセレクトされ、ていねいで原則的な解説があるのがこの本。類題の宝庫としては、同じシリーズの標準編100題を併用するのもオススメ。全部やるのは無理としても、類題演習のためにもあると良いだろう。

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