医大・医学部受験プロ家庭教師 東京慈恵会医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東京慈恵会医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

10年分を遡るくらいの過去と昨今とを比較しても、他の医大はどこ吹く風で、出題範囲を限界まで広げておいて受験生の努力のほどを試しているような手強い感じがひしひしと伝わってくる。近年とくに私立医大の生物入試問題として分析されてきている通例のように、生物学の各専門範囲のなかからとくに医学に関連性の強い「動物生理学」に関する分野を強調する流行などはおかまいなしとしているくらいの超然とした姿勢は依然踏襲される。毎年の入学試験(ただし、10年くらい前は1年で前期と後期の2回実施)で展開されていたような総合格闘技的なスタイルが伝統事業のようにと引き継がれているのは受験生の本音としては厄介極まりない。通常、医科単科大学の入学試験では、植生や生態系を扱う「生物の集団」は出題されにくいともっぱらの評判だが、そう楽観して日々の学習を省くこともかなわない。
そういった理由から、東京慈恵会医科大学を受験する予定の志望者は一般の私大医科大学に特化した対策がかえって不利になることは覚悟しておいたほうが身のためである。逆に生物を得意科目として全範囲をまんべんなく学習してきた受験生には有利であろう。
簡単にまとめると東京慈恵会医科大学の出題範囲は、国公立総合大学医学部と同程度で、私大医科大学の標準よりかなり出題範囲は広いといえる。

出題量と時間配分

大問が4問でそれぞれテーマが独立しており、これは各年度恒例の傾向といえる。各大問が2部立てになっていることが多いようだが、同じ大問の中で内容が大きく変わることはないだろう。2部に分けないこともしばしばある。
時間でいうと2科目で120分という規定なので、ここでは生物を60分の試験とみなす。多くの志願者にとって(マークセンス式受験校以外では)もっとも気になる記述の分量だが、東京慈恵会医科大学の場合にはあまり警戒しなくてもよさそうだ。字数も2ケタ前半で済むか字数制限なしの小さな解答欄で納まるかのほぼどちらかとみられる。ペース配分としてはとくに配慮の必要はないだろうが、最初と最後に配置されている問題ほどさらりと解ける印象がある。平常心を保ち、手なりで解き進める上で弊害は感じないことが通常だろう。
ただ筆者の個人的感想から注意点を申し上げると、実験考察問題を中心に確証が得られる正解となる選択肢が定まらないような「奇問」が混ざることにしばしば遭遇する。直近1,2年度ではその傾向が影をひそめているとはいえ、この怪奇現象に限っては、生徒に実戦演習をさせていてもひとりで問題分析をしていても、大きな悩みの種に感じられてしまう。各受験生にとっては、そこをいかに「オトナっぽい」対応で切り抜けるかも合否の分け目となるだろう。つまり、厳密な解答を求めすぎず、それなりに正解が望める答えを書きこんで「爆弾」をよける柔軟さがあるかないかで合格の期待値が上下してしまう危険が存在することを意識していてほしい。別の言い方をすれば、散々時間を使って考え出した答えが見事に不正解だったという悪夢を回避しながら進む技術を身につけることも、手段の一つなのだ。

出題形式の特徴

前述の通り例年大問4題、そのうちのほとんどが第1部と第2部に分かれ、それぞれにばらばらと小問がちりばめられている。比較的前半部の方に問題数が多いようなので展開の先読みより出会いがしらの方を注意すればまず不利なく闘えるだろう。
記述、短答(適語補充)、記号選択のいずれもがあるが、とくに記号選択では問題文の指示にしたがって的確に解答するような形式が多く、下手な記述問題よりてこずる問題も少なくない。なかでも「正しい・誤っている文をすべて選べ」というたぐいの問題には、どちらとも判断できる選択肢が織り混ぜられるという天然災害状況も稀に来襲するので細心の注意が必要だ。

解答形式の特徴

これまで見てきたように記述・適語補充・記号選択(単数・複数選択)からいろいろ混ぜられても臨機応変に答えられなくてはならない。中でも東京慈恵会医科大学で特徴的なものは、計算問題が毎年のように出題されるところだろう。多くは定石通りの解き進め方で対応できる。新傾向タイプが混ぜ込まれていても、問題指示文通りの計算を行えばうまく立ち回れる寸法だ。これも、生物を単なる暗記科目だと誤解してしまう受験生にたいし、理系学生としての自覚を促すためにしていることなのだろうか。

 

攻略のポイント

東京慈恵会医科大学の生物基礎・生物の入試に関していえば他の医科大学や人気国公立・私立大学のものと比較してもとりわけ難しいことはない。近年とくにこの傾向は顕著である。たくさん参考書を読み、たくさん問題集に触れて、たくさんマルつけ・やり直しを繰り返せば自然と合格が近づいてくるという努力はきっと報われる。

それ以上に何としても合格したいという一念でこれを読んでいる志願者本人にとって、自分の実力を第三者の目から判断してもらうことは、受験までの道のりをうまく運ぶための絶対的好材料になるだろう。簡単な例では、大手予備校主催の模擬試験で合格水準に近い成績をマークしつづけられるポジションにいれば、順当な合格への指針が描ける。ただ気を付けるべきは、模擬試験の成績に上下動がつきものだということなので、単発の結果を見て自分の実力を測ってしまうことはプラスにもマイナスにも見誤ってしまう危険がある。したがって数回の受験から得たデータを総合的に判断するなり各科目の得点パターンを数回分まとめて分析し、自分の立ち位置を把握することを忘れてはいけない。ただし自分一人で判断することは難しいことなのであり、専門知識を有する指導者に相談することこそ有効な手段になるので絶対に薦めたい。

 また、ことに東京慈恵会医科大学の出題傾向から分析を企てて見ても、【生物】に関しては医大に特化した模試のみを受験して、その結果を単独で合否の判断をする必然性も薄らいでいる印象を受ける。たとえば国公立理系模試であえて医学生理学から離れた問題と対峙しても、難易度の落ちるセンター試験に照準を合わせた模試を受けるにしても、広い分野から取りこぼしなく得点できる実力を養うことができれば、合格に必要な実戦的なトレーニングが可能になり、かつ現状の実力も知ることが出来る。

推奨テキスト

東京慈恵会医科大学に関してはそれほど高い知識が勝敗を分ける入試問題ではないので、第一の目標としてはまんべんなく【生物】受験の必須事項を網羅することだ。

読んで学ぶものと解いて学ぶものの差が大きいのが、理科のなかでも【生物】だ。教材の選択はとくに「応用科目の生物」と区別して表現される生物において重要である。近年の理科学の発展は周知のところだが、こと受験科目の中での大幅な進歩は物理や化学と比較して【生物】が随一となるにちがいない。

このような背景こそ、受験を考えるうえで無視できない要素であることが受験生にも分かりやすく伝えられるだろう。まさに変革の活断層の真っただ中に置かれているといえる。かつ、指導要領が変わってから数年しかたってないことも【生物】には大きな懸念材料だ。いちばん大きく振り回されているのが市販の教材だ。それらの知見は教科書以外からも、模試などからどんどん降って湧いて来ることだろう。そういった観点から考えていくことにする。

まずは読んで学ぶもののほうからの解説だが、指導要領が改まってから間もないうえに、とにかく執筆も難しいので淘汰が進んでいないと思われる。受験【生物】の金字塔的参考書となるにはやはりどこよりも詳しいものを作ろうとするのが人情で、そういったものは文英堂から『大森徹の最強講義117講 生物(生物・生物基礎)』が、Z会出版から『生物 知識の焦点』がそれぞれ出ている。もちろん標準的な東京慈恵会医科大学志望者の併願校まで考えればこれらは大いに役立つだろう。しかし、この大学一本に照準を合わせるならそこまでの必要はなさそうだ。近年の傾向を見たうえで判断し、生物基礎および生物を網羅した東京慈恵会医科大学受験向きの読み物、といえば結局のところ教科書が必要充分というラインに位置するのだろうか。

解いて学ぶものといえば、基礎になるパターンの定着が優先される。河合出版の『らくらくマスター生物・生物基礎』や、駿台文庫『生物―理系標準問題集』で定型を知り、数研出版の『生物重要問題集2016―生物基礎・生物』でそれを深めるというルートがもっとも間違いが少ないと思われる。らくらくマスターは書物を卒業するのに決して楽々を歌って過ごせるものではないので、背筋を伸ばしておくくらいの緊張感は保ってほしいことを最後に述べておく。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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