中高一貫校対策指導実例

宮本先生
指導実例インタビュー

宮本先生

宮本先生

早稲田大学卒

合格実績(五十音順)

青山学院大(経営・理工)・麻布大(獣医)・お茶の水女子(理)・九州大(工)・慶應大(経済・商・理工・薬)・国際基督教大(教養)・上智大(経済)・中央大(法・理工)・東京大(文科一類・文科二類・理科一類・理科二類)・東京理科大(理第一・理第二・薬・理工)・一橋大(経済)・法政大(心理)・北海道大(農)・明治大(経済・商・理工)・早稲田大(教育・社会科学・人間科学・政経・基幹理工・先進理工) 他多数

英語の基礎学力を固めて
偏差値を42→67に大幅アップ!

男子N君の場合

指導を始める前の状況

指導開始時期: 高2の11月
指導科目:   数学
指導回数:   週1回2時間

体育会系の部活をやっていたこともあり、勉強はだいぶ疎かになっており、内部進学の際に希望の学部に行けない可能性があるため、お父様がプロ家庭教師会社を調べ、無料体験授業を受けてみることにしたそうです。

第一希望学部が国際教養学部であるだけあって、英語は非常に得意でした。幼少の頃から様々な形で英語に触れており、発音もネイティブレベルのようで、学校の成績も上位に位置していました。しかし、理系科目を全く勉強してきておらず、学校では3年生になると、定期テストの内容も外部の大学受験レベルのプリントから出題されるため、高2のうちになんとか手を打たなければ、取り返しがつかなくなるのではないか、とのお父様のご懸念から授業が始まりました。

ただ、本人はまだあまりピンときていないようで、このような構図は内部進学を目指す高校1年生や2年生によくあるパターンであるとも感じました。

指導内容

部活の先輩からもらったという過去問を見てみますと、大学入試レベルでも簡単ではないような問題が定期テストで出されていました。本人の学力は、河合塾の全統高2模試で数学が偏差値42でした。高2の模試は高3の模試よりかなり甘く偏差値が出ますので、高3の模試で言うと偏差値30台です。公式もまったく覚えていないし、パターン習得率も1割弱という状況でした。

この状態で入試問題に取り組んでも全く歯が立ちません。そこで、まずは基礎学力を身につけることから始めることにしました。具体的には『10日あればいい数学』という、薄いペラペラの問題集の、EXPRESS編という、教科書例題レベルが網羅された問題集と、その応用編の5冊をやることにしました。中学受験を突破してきているので、基礎的な能力は高いものがあるはずです。きちんと理解できるように解説をし、宿題を出して定着させるという、当たり前のことを徹底していけば、必ずできるようになると踏んでいました。

しかし、高校での授業もほとんど聞いていなかったようで、解説してもはじめて聞いたような顔をしていました。そのため、公式や教科書例題レベルの問題を解くのに非常に時間がかかり、年に2回ある実力テストで希望学部に進学できるかどうかが決まるのですが、このままでは全く間に合いそうにありませんでした。そのため、お父様とも面談をさせていただき、授業を週2回に増やしていただきました。冬休みと春休みには宿題を3倍くらいに増やしてどんどん進み、3年生の4月には5冊の薄い問題集が全問解けるようになるまでに進歩しました。

これで基礎の基礎は完成したので、学校のプリントも解説さえ聞けばなんとかわかるという問題が増えてきました。この状態になると、日々の授業も真面目に聞けば置き去りになることを防げます。

結果

成績推移: 開始時偏差値42(河合塾全統高二模試)→最高時偏差値67(河合塾全統記述模試)
進学先:  早稲田大学国際教養学部

5月に受けた河合塾の全統模試で、偏差値も55まで上がってきました。基礎学力はついてきましたが、学校のプリントや実力テストのレベルとは、まだかなりの開きがありました。そこで『10日あればいい数学』の演習編をやることにしました。(この問題集は2025年現在、絶版になっています。レベルとして、東京出版の『入試数学の基礎徹底』と『一対一対応の数学』の中間くらいです)この問題集は、今までのものと比べて量も質も一気に上がりましたが、基礎学力はついていたので、週2回の授業でわからないところを解説すれば、どんどん進めていくことができました。同時に、学校のプリントのわからないところも解説し、宿題でプリントを全問解けるよういしていきました。そのため、定期試験の成績も、英語に引けを取らないくらいに上がっていきました。

定期テストは点が取れるようになりましたが、1回目の実力テストは平均点を少し下回りました。見たことのない応用問題を出されると、まだ歯が立ちませんでした。しかし、見たことがないといっても、問題集に出ている問題の組み合わせです。繰り返し、『10日あればいい数学』の演習編をしっかりやり込み、難しめのパターン問題を十分に習得することによって対応できるはずでした。引き続き、この問題集の間違えた問題のみを、2回目、3回目、4回目、5回目と徹底的に続けていき、全問解けるようになったのは10月末でした。

その後に受けた河合塾の全統記述模試では偏差値67が出ました。外部受験で早稲田大学を受験しても合格圏に入るくらいの力がつきました。そして晴れて、11月の実力テストで上位の成績を取ることができたため、無事、第一希望の国際教養学部に進学することができました。

 

「中高一貫校生へのアドバイス」

大学附属の中高一貫校では、学校によってほとんどの生徒が大学に進学できる場合もあるため、中学受験からの解放感も手伝い、中学3年間ほとんど勉強しない生徒も多くいらっしゃいます。しかし、自分が希望する学部に行くためには、ある程度の成績を取っておく必要があります。全く勉強してこなかった生徒さんの場合、高3になってから始めても、複数の教科で巻き返さないといけないため、不得意教科の点を上げることは非常に負担が大きいです。

そのため、早いうちからの勉強をお勧めしたいですが、せっかく附属校に入っていて、受験勉強を免除されているのですから、学校生活も謳歌するためにも、早めに、コツコツと、そして要所をおさえた効率のいい勉強方法で、短時間で成績を上げるような勉強をしていただきたいと思います。

とはいえ、やる気を削ぐような分厚い問題集に挑んで挫折するより、気楽に取り組める薄い問題集で、まずは全体を俯瞰できる視点を作りたいです。その上で、自分に必要な勉強が何かを考え、学習計画を組み立てていけるとよいでしょう。

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