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桐光学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「桐光学園中学校の算数」
攻略のための学習方法

桐光学園、算数の満点は150点満点。基本~標準的な問題が多く、計算問題と小問で全体の約半分を占める。試験時間は50分、問題量に対して十分に時間があるので、慌てる必ことなく、落ち着いて取り組んで欲しい。各単元の出題傾向と学習法は次の通り。

<単元毎の傾向と学習法>

計算問題 

整数、小数、分数の計算が3題程度出題された。基本的なものが中心である。   を求める問題も含まれる。計算問題対策としては、毎日5~10題程度の計算練習を行って欲しい。素早く解くことも大事だが、落ち着いて丁寧に解く練習を心がけて欲しい。1/4=0.25 1/8=0.125など、基本的な分数と小数の変換は覚えること。また、( )でくくるなどの工夫をすることにより、複雑な計算を減らすことを心がけて欲しい

文章題

今年度は大問で比の文章題、小問で速さ・仕事算・平均算・濃さ・つるかめ算が出題された。比の文章題は後半に難度の問題が含まれていた。また、つるかめ算は、3種のつるかめ算から平均を用いて2種のつるかめ算に変換して考えるという、やや難度の高いものであった。それ以外は、テキストの例題レベルの典型題であった。ここ何年かの出題傾向を見ると、濃さ・売買損益・相当算など割合と比の文章題の出題頻度が高い。また、旅人算など速さに関する問題も出題頻度が非常に高い。過不足算・つるかめ算など和と差に関する文章題も例年出題されている。いずれも標準レベルの出題が中心で、際立った難問は出題されない。この分野の学習方法としては、テキストや問題集の1行題の練習をしっかり行おう。特に食塩水の濃さを中心とした割合と比の文章題および旅人算など速さに関する問題に力を入れて欲しい。旅人算など速さに関する問題では、グラフの読み取り問題の学習にも力を入れたい。

数に関する問題

今年度大問では、昨年に続いて場合の数について出題され、難度の高い設問も含まれていた。また、小問集合の中でも場合の数に関して出題された。過去の出題を見ても、場合の数、規則性、数の性質などから出題されている特に、場合の数の出題頻度が高い。この分野の対策として、数の性質・場合の数・規則性いずれの単元から出題されても対応できるように学習しておきたい。規則性に関しては、数列・数表・図形の規則性などの問題演習をしっかり行うこと。場合の数はいろいろなパターンの問題が想定されるので、幅広く多くの問題を練習して欲しい。計算だけで処理できるものだけでなく、丁寧な調べ上げが必要な問題の練習にも時間をかけたい。

平面図形

今年度は小問の中で図形の移動について出題された。過去の出題を見ると、相似や高さの等しい三角形など比を使って処理をする問題の出題頻度が高く、図形の移動に関しての出題も見かけられる。この分野においても際立った難問は見られないので、標準レベルの問題を確実に正答できるように練習を積み重ねて欲しい

立体図形

今年度は大問で水量変化とグラフについて出題され、やや難度の高い問題も見られた。また、小問集合の中では、くりぬかれた立体を段毎に考える問題が出題された。過去の出題を見ると、回転体の求積および水の深さの変化とグラフの読み取りに関する出題頻度が高い。立体図形に関してはこの2単元に特に力を入れて学習して欲しい。模試や過去問はまだ仕上がっていない単元や苦手な単元をあぶりだす絶好のチャンスである。単に得点だけを気にするのではなく、失点の多かった単元については、塾のテキストに戻るなどして、もう一度基本の確認を行うことが必要であろう。なお、苦手分野の分析やその対策については、プロの家庭教師へ是非相談してもらいたい

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2025年度「桐光学園中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は50分で、得点は150点満点。大問数は5つ。前半2つは計算問題および文章題等の小問集合。後半3つは場合の数・水量変化とグラフなどの大問で、昨年と同様の問題構成であった。設問数に対して時間は十分にあるので、慌てることなく丁寧取り組んで欲しい。前半の計算と小問でしっかり得点を稼ぎたい。

【大問1】計算問題・小問集合

  • 難度:
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

(1)整数・小数・分数の混合計算

(2)分数の計算

(3)     を求める問題

(4)場合の数 1・5、2・4、3・3、4・2、5・1の5通り。

(5)速さ 50分=5/6時間なので、35÷5/6より、時速42km。

計算問題3題と場合の数、速さの小問集合。本校攻略のためには、ここは全問正答したい。来年度以降も同様の出題が予想されるので、毎日5題~10題の計算練習を計画的に行って欲しい。

【大問2】小問集合

  • 難度:標準
  • 時間配分:12分
  • ★必答問題

(1)仕事算 全体の仕事を30と45の最小公倍数の90とすると、桐子さんの1日の仕事量は2、光さんの1日の仕事量は3。90÷(2+3)より18日。

(2)平均算 平均×個数=合計であることを利用すること。

(3)濃さ 2個の面積図または2本のてんびん図を描いて考えること。

(4)つるかめ算 AとBの走った距離が1:2なので、使ったガソリンは、1÷15:2÷20より、2:3。AとBが1Lあたりで走る距離の平均は、(15×2+20×3)÷5より、18km。1Lで18km走る架空の車Sと1Lで25km走る車Cでのつるかめ算の計算をすると、Sは10Lのガソリンを使い180km走ったことがわかる。AとBの走った距離の比は1:2なので、Aが走った距離は60km。

(5)図形の移動 1辺8㎝の正方形の4角に移動ずる長方形を描き、点Aが動いた軌跡を描くこと。半径3㎝中心角90度のおうぎ形の弧2つ分と、半径5㎝中心角90度のおうぎ形の弧2つ分の和となる。

(6)立体図形 段毎に図を描き、くりぬかれた小立方体の個数を数えること。

文章題・図形の移動・立体図形による小問集合。(3)だけはやや難度が高いが、それ以外はテキストや問題集で見かける典型題。(5)(6)では丁寧な作業を心がけたい。できなかった問題があれば、その単元の復習をテキスト等を使ってしっかり行って欲しい。

【大問3】場合の数

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

(1)条件より、3に確定する。より、=4、=5確定。はどちらかが1、どちらかが2なので、2通りとなる。

(2)残った数字は1~6だが、条件より6がEに入ることが確定する。5は入ることになる。5がに入ると、4がに入り、3がに入る。はどちらかが1、どちらかが2なので2通り。次に、5がに入ると、1、2、3、4の入り方は5通りある。したがって、2+5よ7通り。

(3)7が入る場所は。7がのときは(2)より7通り。7がの場合を考えると、6がに入る場合で7通り、5がGに入る場合で2通り計9通りある。従って、7+9より16通りとなる。

場合の数の出題。条件がやや複雑なこともあり、(2)(3)と進むにつれて難度が高くなる。(1)は正答したいが、(3)はいったん飛ばすという判断も必要であろう。

【大問4】比の文章題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

(1)兄のお小遣いは弟のお小遣いの3倍、お小遣いをもらう前の兄の所持金は弟のお小遣いの5倍なので、3+5より8倍となる。

(2)弟がもらったお小遣いを1とすると、お小遣いをもらった後の兄の所持金は8となり、弟の所持金はその1/5の1.6。1.6-1よりお小遣いをもらう前の弟の所持金は0.6。したがって、0.6:1より簡単な整数比に直して、3:5となる。

(3)弟がもらったお小遣いを1とすると、(2)よりお小遣いをもらう前の弟の所持金は0.6。兄の所持金は4.8+120円となる。またお小遣いをもらう前の兄の所持金は5なので、0.2=120円。したがって、お小遣いをもらう前の兄の所持金は、120÷0.2×5より、3000円。

比の文章題の出題。書かれてある条件がやや複雑なので、お小遣いをもらう前の所持金・お小遣い・お小遣いをもらった後の所持金の関係を表に整理して考えること。本問題も(2)(3)と進むにつれて難度が高くなる。(1)はしっかり得点したい。

【大問5】水量変化とグラフ

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

(1)Aが入った容器は692秒、Bが入った容器は200秒で空になったので。2×(692+200)より、1784㎤。

(2)1辺10㎝の立方体と(1)で求めた水の体積の合計は2784㎤で、これは容器の深さ12㎝分の容積の2倍に相当する。2784÷2÷12より、」容器の底面積は116㎠。

(3)12㎝の深さまで水を入れるとき、かかった時間の差は492秒なので、AとBの体積の差は492×2より984㎤。体積の和が1000㎤なので。Aの体積は8㎤。従って、Aは1辺2㎝の立方体となる。立方体Aの入った容器にから10㎝分の水を抜くのにかかる時間を計算すると、116×10÷2 より580秒。

水量変化とグラフの出題。(1)は易問であり、確実に正答したい。(2)以降はやや難度が高く、思考力が求められる。本校算数の出題では、水量変化とグラフ及び速さとグラフの問題が頻出である。過去問はもちろんのこと、問題集等を利用して、グラフに関する問題の練習にしっかり取り組んで欲しい。

攻略のポイント

前半は計算問題と小問集合で、後半に大問が3題という昨年までと同じ構成になっている。前半の計算問題と小問集合は、テキストの例題や問題集等で見かける典型題が中心である。計算問題と小問集合の小問数が、全体の小問数の半分以上を占めていることから、ここでの正答率をいかに上げられるかが大きなポイントとなる。大問3題は場合の数・比の文章題・水量変化とグラフからの出題で、各大問の後半には、難度が高めの問題も見られた。場合の数は3年連続して大問で出題されている。また、グラフに関する問題の出題頻度も非常に高い。

本校攻略のポイントとして、まずは正確な計算力を身につけることがあげられる。日々の計算練習をしっかり行うことが大切で、工夫をすることによってできるだけ複雑な計算を減らすことを心がけて欲しい

次に小問集合対策をしっかり行うことがあげられる。塾のテキストや問題集の例題などで取り上げられている各単元の典型題の練習を徹底的に行って欲しい

3年続けて大問で出題されている場合の数、出題頻度の高いグラフに関する問題には、特に力を入れて学習しておきたい。

入試当日の心構えとしては、まずは前半でミスなく得点を取ること多少時間をかけてもよいので、あせることなく落ち着いて取り組んで欲しい

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