中学受験プロ教師に聞く! 学力が伸びる子と伸び悩む子の 特徴とは?

中学受験を控えた子供の中には、ラストスパートの時期をまえにグッと成績を伸ばす子と、十分な潜在能力がありながら思うように伸びないまま受験当日を迎えてしまう子がいます。伸びる子と伸び悩む子には、どのような違いがあるのでしょうか。
親の関わり方や子供を伸ばすための指導法を含め、中学受験のプロフェッショナルである宮廻先生と渡辺先生にお話しいただきました。

渡辺先生

Professional of Leaders’Brain

渡辺先生
■プロフィール
横浜国立大学卒
分かるだけではない、いつの間にか定着させてしまう授業で志望校合格に導いていきます。

宮廻先生

Professional of Leaders’Brain

宮廻先生
■プロフィール
東北大卒
生徒の個性と志望校の出題傾向にあわせた指導をすること、それを最も重視しています。

良いところを見極め、成長を阻害する要因を取り除くことで学力は伸びる

渡辺:中学受験の場合、意識の高いご家庭なら小3の2月頃からご依頼いただくことが多いですね。さまざまな受験対策をしたけどうまくいかないという場合は、小6の12月くらいから受け持つこともあります。

宮廻:伸びる時期はその子によって違いますから、6年の始めから見た子が夏以降にグッと伸びるということもありますね。私が見ていた生徒さんで、6年の始めのテストでは150点満点中5点しかとれなかったのに、4ヵ月後には75点まで伸ばしたという例がありました。

渡辺:私が小4から担当した女の子も、計算ミスなどもったいないミスをなくすよう指導し、励まし続けたことが功を奏して、やはり小6で飛躍しました。早くから塾へ行っていたのになかなか成績が上がらず、ご両親も生徒さん自身も悩んでいましたが、うまくフォローアップすることができたと感じています。

宮廻:総じて、集中力と向上心があり、知的好奇心が豊かな子は伸びる確率が高いですね。

対談1渡辺先生
持ち前の明るさで生徒をリラックスさせて楽しい授業を展開する渡辺先生。

渡辺:私は、「宿題を忘れない」というのがひとつの目安になると思っています。宿題が膨大でこなすのが精一杯だとか、いつもやり残してしまうといった話を聞きますが、塾や家庭教師が出す宿題に無駄なものはありません。その子が苦手なところや、やるべきところを見極めて出しているはずなので、そのことを理解してきちんと取り組めている子は伸びてきますよね。

宮廻:伸びしろは誰にでもありますから、良いところを伸ばすのと同時に、成長を阻害しているものを取り除くという意識を持って接してあげることが大事なのではないでしょうか。

渡辺:その通りですね。塾で教えてもらった解法がそのお子さんに合っていなかったり、学校でのトラブルが勉強に影響していたりと、伸びない要因はさまざまです。前者の場合は別の解法を教えて自分に合うものを選んでもらい、後者の場合は「学校は順調?」と一言かけて話を聞くなど、要因に合った解決法を探すようにしています。そもそも勉強自体が嫌いだという子でも、その子に合うやり方を見つけてあげて、模試の点数などで成長が目に見えると表情が変わることがありますね。

宮廻:自主的に勉強しているのではなく、「誰かにやらされている」という感覚が強い子の場合、その子の個性や状況に応じて「待ってあげる」という余裕も必要ですよね。勇気をもって少しペースダウンして、適切なタイミングで適切な指導をすれば十分伸びる可能性があります。「自分の力で理解して、成績が上がった」という実感を得ることによって、勉強に意欲的に取り組むようになる子は珍しくありません。

対談1宮廻先生
生徒の個性と志望校に合わせた指導に定評のある宮廻先生。

最初は親子二人三脚でも、最後は応援に徹する「適度な距離感」が重要

宮廻:親御さんとお子さんとの関係性も、成長に大きな影響を与えると思います。ご両親が過熱して過干渉になっているご家庭では、お子さんの自立心が育ちにくく、勉強に対して後ろ向きになりがちです。ご自身が受験の際に行き過ぎた干渉を受けた記憶があると、その経験を自身の子供にも投影してしまうという負の連鎖が生じやすいようですね。親御さんがどこまで、どのように関わるかというのは、伸びる子・伸びない子を分けるポイントだといえるでしょう。

渡辺:親御さんには、時間の管理やテキストの管理など、「親だからこそできること」に力を注いでいただけると良いと思います。先ほど申し上げた宿題の提出率なども、気にかけていただけるといいのではないでしょうか。

宮廻:そうですね。勉強のフォローをする場合は、中学受験ならではの手法を意識していただく必要があります。そういう意味では、親御さんに中学受験の経験があるかないかで関わり方も違ってくるでしょう。中学受験に適した教え方であれば経験を活かしていただいて良いと思いますが、ずっと二人三脚の状態が続くとお子さんを追い込んでしまうかもしれません。受験勉強がスタートしたばかりの早い時期はお子さんと並走し、最後は少し離れて応援に徹していただくという距離感が望ましいと思います。日常生活でもあまり過保護にせず、例えば塾に一人で行って一人で帰るなど、早くから自立心を育てておくことをおすすめします。

渡辺:お子さんの成績と同じくらい、どんな表情をしているかもしっかり見ていただけるといいと思いますね。程良い距離感を保ちながら、見るべきところはきちんと見て、ほめるところはほめてくれるという感覚はとても大切です。

宮廻:親御さんが物事に対して謙虚であることも重要だと思います。謙虚な親を見て育った子供は、親の様子をまねて同じような姿勢で勉強に取り組みますので、伸びやすいんですよ。一方で、親御さんの勝ち組意識が強く、家庭内でも弱者にきびしいスタンスで会話をしていると、お子さんも同じような態度で、同じような言葉で話すようになります。子供の国語力や社会の学習に直結する部分なので、意識していただきたいところです。

対談1

時期に合った過ごし方が「伸びる子」を育てる

渡辺:親御さんと生徒さん、そして私たち教師がそれぞれの役割を果たし、良い三角形を作ることができると、生徒さんは伸びていきますよね。家庭教師の役割は、「第一志望に受かる指導」であると私は考えています。塾のフォローだけでは成績が伸びないと判断すれば、親御さんにも相談をしながら指導の幅を広げていきます。

宮廻:なんといってもご家庭の方針が第一ですから、親御さんとのコミュニケーションはとても大切ですね。同じくらい大切なのが、生徒さん一人ひとりの話をよく聞くことではないでしょうか。まずはどんな表情をしているかをよく見ながら話を聞いて、ほめるところはほめ、ダメ出しするところはきちんとする。時にはネガティブな感情にもしっかり向き合わなくてはならないと思っています。

渡辺:つらい時期にきちんと寄り添って、「コツコツ積み重ねた分は必ず自分に返ってくる」と伝え続けていくことも私たちの仕事ですね。

宮廻:受験で頼れるのは、最後は自分だけです。特に6年生の後半は、それまでの努力を自信に変えて、短期的でリアルな目標を持ち、納得できる過ごし方をしていただきたいと思います。一方で、4、5年生といった早い時期は、活字以外の経験が学科への興味につながるよう、テレビのドキュメンタリー番組や漫画などにも広く親しんでおくといいでしょう。

渡辺:4、5年生までは、習い事にも積極的に取り組んでほしいと思います。学業の妨げになるのではないかと不安に感じるかもしれませんが、物事に真剣に取り組む姿勢や、結果を出すために努力することなど、習い事で得た経験を通じて伸びる子はたくさんいます。時期に合った過ごし方ができるよう、サポートしていけるといいですね。

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