中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「晃華学園中学校の理科」
攻略のための学習方法

塾のテキストや一般的な受験テキストを徹底的に練習してほしい。ただしどの部分をやるのかは正確に決めて無駄な遠回りにならないように注意したい。必要性の大きさは考慮してほしい。発展問題は良い練習になるが、「複雑すぎる」「難し過ぎる」問題は必要ない。6年のテキストは総まとめを手短に済ますには最適である。知識の穴を完全に埋めるには5年のテキスト。植物や動物のイラストは4年のテキストに豊富にあるかもしれない。基礎知識をまとめた問題集を持っている場合はそれを徹底的に暗記すること。ただし、植物の詳しすぎる知識は必要ない。

以下、本校入試において頻出単元ごとの学習法を述べる。

【計算問題】

化学関連では表計算とグラフの処理。比例・反比例・2乗に比例・和や差が一定など様々な角度から考えられるようにしたい。溶け残り、中和反応、金属の燃焼など、定番の問題はどのパターンも自在に解けるようにしたい。物理関連はてんびんや滑車などの力学、浮力や圧力の計算。てんびんであれば、「モーメント・逆比・支点を自由に定める」など様々な解き方がある。実際の入試ではいくつもの解法を知っていれば解決のための突破口が見つかりやすくなる。地学関連では湿度や飽和水蒸気量の計算。

【工夫・推察する問題】

電流関連では「手回し発電機・発光ダイオード(LED)・コンデンサー」などの扱い方や「光電池」の接続法なども理解しておいてほしい。「考える」問題は様々な回路で練習してほしい高度な問題というよりも、スイッチがあったりブラックボックスであったりする中で様々に接続を変えた場合どの様な変化があるかを考える問題が最適

天体関連では太陽の運行、地球の自転、日食や月食、月や金星の満ち欠け、太陽系の惑星の公転周期などに注目して練習してほしい。

【解きにくいと感じる問題】

当校の過去問2023・24・25で傾向をつかんでほしい。「みたこともない。聞いたこともない」「ざっと読んで頭に入りにくい」「強い圧力を感じる」などの問題である。受験テキストにはあまり載っていない場合もある。あるいは必要以上に難問である場合も気を付けなければならない。そのために過去問練習で当校のやりにくさを実感してもらいたい。おそらく、他の学校の過去問から似たような種類の問題を見つけだし、練習することも必要になる。この訓練には時間がかかるので、6年の夏休み終了すぐに開始してほしい。冬では間に合わない。

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2025年度「晃華学園中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

制限時間25分に注目すべき。知識は常識範囲。問題に深く入り込まなければ答えられないようなレベルの設問はほぼない。素早く、ミスなく処理して行く訓練が必要である。同時に問題文の読み取りに時間がかかったり、計算で必要以上に考え込んでしまったりする余裕はあまりない。

【大問1】物理:電流

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

(1) モーターも豆電球と同じに考え、電池を直列につなげればよい。

(2) この表計算は差や比例ではなく、単に風速が秒速3mを越えればいいと考える。

(3) 枠の中の文書をじっくり読めばベルチェ素子とプロペラ付きモーターの例極効果が理解できる。電流は豆電球と同様に判断すればよい。

「ベルチェ素子」を扱った問題は、今までほとんど出題されていないが、このような語句の多くをカバーすることは現実的ではない。「知らなくていい」という前提で、文を読めば解決できると考えるべきである。
(3)は前半に記されていることを慎重に読み取り、表計算に慣れていれば、回路自体は基礎レベルなので、十分対応できる。高度な回路の練習をするのではなく、読解力を磨いてほしい。

                                    <時間配分目安:7分>

【大問2】化学:水溶液と中和反応

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

(1) 完全中和はBTBが緑になること。黄色になるのは酸性で、それはABのどちらが多い場合なのか。

(2) 完全中和の時の比率との関係で考える

(3) 塩酸が余った時は蒸発してしまうが、水酸化ナトリウムは個体となって残る。

(4) 塩酸、水酸化ナトリウム水溶液それぞれが溶かす金属を正確に覚えているか。完全中和の場合の比との比較でどちらが残るか。加えた水は関係ないということが分かっているか。

代表的な水溶液の性質と一般的な指示薬の色の変化を覚えていれば、表の中に完全中和が示されているので、ABどちらが余るかを求めるのはさほど難しくはない。(3)は白い個体に水酸化ナトリウムが含まれていることがあることを知っていれば攻略可能。(4)は、表計算の経験値が試された。表計算には、比例・反比例・和が一定・差が一定・2乗の関係・数をそろえるなど様々な技術がある。徹底的に練習してほしい。

                                    <時間配分目安:7分>

【大問3】生物:混合問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

(1) ジャガイモは茎、サツマイモは根であること。双子葉植物と単子葉植物の身体のつくりの違い。虫媒花の昆虫を呼び寄せる特徴。などをよく理解していれば正解できる。

(2) だ液は人体の体温に近いところで働く。葉で作られたでんぷんは糖に戻って師管の中を移動する。

植物を特別に重視している学校がいくつかある。それ以外の学校であれば、常識的な知識までに留めることを勧める。(1)①③は、まさに常識範囲内の知識で十分対処できる。(2)③は知識をただ丸暗記するのではなく、テキストの解説文をじっくり読み、仕組みやつながりも含めて語句を勉強してきたかが問われている。

                                    <時間配分目安:5分>

【大問4】地学:季節と太陽

  • 難度:
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(1)  太陽は自身が動いているのではなく、動いて見えている。その理由を考える。南中高度は夏至と冬至でどう違うか。春分・秋分はどのようなコースをたどるのか。昼の長さの計算は定番。

(2)  「国立天文台の暦計算室」の方角の決め方という馴染みのない情報をじっくり読み勘違いしてしまわないことに注意。なじみのないことに対する抵抗力を高めることも重要。

透明半球は入試によく出る重要なテーマ。観測者はどこにいて、東西南北はどの方向か。太陽の季節ごとのコースがどの様になっているか。問題練習を積んで身体で覚えてもらいたい。(2)の様に透明半球を真上から見下ろした設問は少ないが、透明半球を十分に練習して理科の土台がしっかりしていれば対処は可能である。

                                    <時間配分目安:6分>

攻略のポイント

初めに、5年生の内容を点検してもらいたい。記憶に残る不得意分野は早いうちに解決すべきである。塾の勉強と別に、独自に時間枠を作り取組んでもらいたい。本格的な当校の対策に入る前に終了しなければならない。
問題文を素早く読む訓練が必要。慎重に読むべき所は慎重に、大ざっぱで構わないところは読み飛ばす。ポイントは日々の学習で徹底的にスピードを意識すること
計算問題や工夫する問題も強化してほしい。受験テキストでこの分野に関係するものを探し出し、練習してもらいたい。
最後に他の学校の入試問題から「読みにくい文章」「圧力を感じる問題」に意識的に取り組み、心の抵抗力をつけてもらいたい

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