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2023年度「明治学院高等学校の英語」
攻略のための学習方法

文法学習を一通り終えられたら、早い時期から読解問題演習に入ることが必要だ。知識の補充は、日々ノルマを課して一冊の問題集を淡々と繰り返しこなしていけば必ず本校の知識系の問題は解けるようになるが、読解問題は正しい方向性で学習を進めていかないと合格ラインに到達するまでに遠回りをすることになる。

英文解釈の基本的な学習が済んだら、素材としてはなるべく物語文およびエッセイを選ぶようにしよう。出題頻度もあるが、物語やエッセイの方が読解力と読み方のスキルについて高いレベルが要求されるからだ。

以下、明治学院高校の英語克服のための具体的な学習方法を見ていこう。

(1)長文読解問題

素材となる英文が物語文・エッセイであるため、英文解釈の力については、それほど高いものが要求されるわけではないが、句ごと、節ごとに前から訳し下していくためには基本的な文法事項を読解のツールとして利用できるようになっておかなくてはならない。

そのため、読解問題学習の初期には、英文解釈的な力を磨くため、その点についての解説が厚い問題集に取り組むと良いだろう。既習の文法事項を読解のためのツールとして編集し直す学習である。

さらに、近年、英文量がかなり長くなっているため、速読能力の向上も必要だ。音読学習や音源素材付きの長文問題集を用いて速読の力を高める必要がある。
ある程度の英文解釈能力がついたら物語文を素材として、実践的なトレーニングを始めよう。

物語文読解において注意するべき大きな特徴は、登場人物が多い、場面転換が起こる、書かれていない登場人物の心情を読み取る必要がある、という3点である。

登場人物が多い場合には、簡易なもので構わないので人物相関図のようなものを書くと良いだろう。一見、手間がかかるように見えるが、混乱してからあらためて2度読みをすることが焦りを生むし、何より無駄な2度読みによって必要以上の時間をかけることになるからだ。また、代名詞も適宜補い、誰の言動なのかをしっかり確定させながら読む必要がある。

説明文にばかり慣れていると、場面転換にも気が付きにくい。パラグラフの変わり目、特に、1行空きには注意しよう。その際に時間や場所が変わっていることが多いからだ。

説明文の際には配慮の必要のない登場人物の心情の変化についても物語文読解特有のポイントだ。気持ちを表す表現そのものに注目するだけでは足りない。登場人物の行動を追う際には常にそれがどのような気持ちで行われているのかをしっかり意識するようにしよう。
 さらに、去年度からは設問の選択肢の全てが英文となったことから、同じ作りの読解問題をトレーニングの素材として選択したい。

(2)文法等知識問題

知識系の問題に関しては、標準的な問題集を一冊、何度も繰り返して仕上げることで合格に必要な知識は十分につく。誤文訂正はやや難しいが、同じ問題形式を繰り返すことで問題に慣れさえすれば十分得点を稼ぐことが出来るだろう。誤文訂正問題は知識の精度をあげるために有効な問題であるので、問題集の当該形式の部分をやり込むと良いだろう。

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2023年度「明治学院高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

物語文(年度によってはエッセー)を題材とした長文読解問題がやや難しい。英文も物語文特有の読みづらさがあり、設問も話の流れが正確に分かっていないと解けない問題が多いため、精読力と速読力をしっかり身につける必要がある。文法関係については、細かい知識が聞かれているわけではなく解きやすいものもあるが、標準的な知識でもかなり正確な知識が要求されている。そのため精度の高さを高めておく必要がある。全体として問題数も多いので時間内に解ききるためには効率的な処理手順を確立しておくことも重要だ。

【大問A】長文読解問題

  • 時間配分:25分

エッセーの読解。昨年に比べて内容に読み応えがあり、小問数も増えているため丁寧な読解が必要となった。また昨年度と同様、英文は長く、設問がリード文を除き全て英文であるため、結果的にトータルで読まなくてはならない英文はさらに多いことに注意が必要だ。設問に関しては、内容把握がほとんどだが、間違いを誘いやすい選択肢が紛れており、漫然と本文を読んでいるだけであると誤った答えを選んでしまうことになる。事後の情報検索の効率をあげるために本文に手がかかりを残しながら読み進めていく必要がある。

【大問B】短文空所補充問題

  • 時間配分:3分

標準的な文法を問う知識問題が5題。普段から基本的な知識の補充に努めていれば完答を目指せるだろう。正答を目指すだけではなく時間をかけずに処理したい。

【大問C】正誤問題

  • 時間配分:4分

3年連続の出題となった。一つ一つは標準的な知識とはいえるが、設問形式と相まってかなり正確な当てはめが必要とされる。知識の精度を高めることを目指すのも大事だが、いったんはまってしまうと不要に時間をかけてしまう問題形式でもあるため、素早く答えが見つからなければ、次に進むのが戦略的には重要である。

【大問D】語句整序問題

  • 時間配分:7分

昨年は10語の整序だったが、今年はやや数が減り6~9語の整序問題5題の出題となった。ただ、語数の点で昨年より負担は減ったものの、整序問題として、語数が多めであることに変わりはなく、全て正確に並べ替えるのには時間がかかるため英文の骨組みからくみ上げるなど語句整序の処理手順をしっかりマスターして少しでも処理効率を上げたい。

【大問E】会話文完成

  • 時間配分:7分

会話文が2つ与えられており、それぞれ適切な文もしくは語句を挿入するという問題。どちらにしろ、基本的な表現が用いられているので時間をかけずに解きたい。戸惑わせるような選択肢はなく、空所の直後の発言を吟味することで答えとすべき選択肢は明確になる。ただ、会話文問題で注意すべきなのは、用いられている単語がシンプルであるため、漫然とした意訳で内容を把握してしまい、勘違いを誘発しやすいところにある。単純であるからこそ、英文を書かれたままに訳していくということを習慣づけよう。

攻略のポイント

物語文を読解する力をどれだけ身につけられるかが大きなポイントとなる。本校の長文を読み切るのに細かい知識は必要ないが、話の展開を正確に追うためにはかなり物語文を素材とした読解問題のトレーニングが必要だろう。知識系の問題に関しては、主要な文法事項が多く問われており比較的得点しやすいが、他の受験生に差をつけるためにはやや細か目などマイナー系の語法である前置詞や英検準2級レベルの単語までおさえておくと良いだろう。

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