〈A〉二人の会話を聞き、問題用紙に書かれた設問についてその答えとして適切なものを選択する問題。年度によっては一枚の絵やグラフが複数枚与えられていることもあるが、今年は昨年と同様、通常の形式となった。前もって目を通して置くことで正誤のポイントを絞ることができる。

〈B〉長めのモノローグを聞いて選択肢の内容の正誤を問う問題。選択肢の数は５つから一つ減って４つとなった。会話文のときより長くなっているが、設問・選択肢を前もって目を通して置くことで聞き取るべきポイントを絞ることができるのは変わらない。

〈A〉内容一致問題。説明文を読んで、それについての4つの質問に答える問題。選択肢は英文だが、本文の流れと設問の英文の順序が同じなため、数行読むごとに検討することで効率を上げることができる。〈５分〉

〈B〉昨年はパラグラフ整序が出題されたが、今年はインタビューの読み取りが出題された。インタビューの質問が空所になっており、返答の内容だけが書かれている。それを読んで正しい組み合わせを作る問題である。近年では出題されることの多い各パラグラフの要点を読み取る問題という意味では、パラグラフ整序と同一趣旨の問題である。最初に質問文を概観してから応答文を読んだ方が効率は良い。その際には一文ずつの読み取りではなく、全体として端的にまとめればどういう答えを返しているのかを意識を払う必要がある。〈５分〉

〈C〉内容一致問題。説明文を読んで与えられた5つの英文の正誤を答える問題。各英文の順番と本文の流れが一致しているため、パラグラフ読み終わるごとに選択肢の正誤を確定したほうが効率が良いだろう。〈５分〉

〈D〉物語の読み取り。本文を読んだうえで、英文で書かれた問いに対して、英文の選択肢の中から正しいものを選択する問題。本文の順番と設問の順番が共通であるため、まず設問リード文を1つ読み、それが解けるまで本文を読み解くというプロセスを重ねれば効率的に処理できる。〈６分〉

〈A〉英文を読んで、その内容について質問に英語で記述する問題。近年連続出題されている問題であるが、細部まで英文を読む必要がないため、慣れさえすれば取り組みやすい問題と言える。もっとも、基本的な英文はミスなく書けるライティング力は必要である。〈５分〉

〈B〉要旨把握。英文を読んで日本語で設問に答える問題。いくつからの場所から拾った内容を一般化・抽象化してまとめる必要があるため、やや時間がかかる。〈５分〉

〈C〉説明文を読んで二つの指示語を含んだ下線部の内容を日本語で説明する問題。昨年は出題がなかったが、内容は容易であり、記述する内容も直前の一定の箇所を和訳するだけであるため、素早く処理してしまいたい。〈５分〉

〈A〉整序英作文が連続出題されている。3題。語数は６～7語程度で、内容自体も容易であるため素早く解いて時間を稼ぎたい。〈３分〉

〈B〉読解＋英作文。英文メールが連続出題されていたが、今年は昨年に続きメッセージのやりとりを読んで、そこに書かれている質問についての返事を英文で書く問題となっている。成蹊高校は毎年このような新しい形式の問題を出題してくるため、本番はそのつもりで試験に挑む必要がある。〈６分〉

〈C〉条件付きテーマ英作文

英文で質問文が与えられており、それに対して25～35語で英作文する問題。いずすれも基本的な構文を用いることでかける英文であるが、かけられる時間が少ないので普段から実際に手を動かして基本英文を出力することが出来るようにしておく必要がある。〈６分〉