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早稲田大学高等学院 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「早稲田大学高等学院の英語」
攻略のための学習方法

長文読解における留意するべき点ついて、以下に述べてみたい。

①正確な文法事項についての理解と知識を蓄えよう

「自分は文法が苦手で、文法問題の得点は安定しない」、「文法知識がなくとも、英文が自然と読める」という声を耳にすることがある。これらの「声」に共通しているのは、どちらも「文法事項に重点を置いていない」ということである。特に、後者の「英文が自然と読める」という状況は、実は「本当は英文が読めてはいない」のである。

例えば、接続詞の‘as’について少々考えてみたい。
接続詞のasには、時(~のとき)、理由(~なので)、譲歩(~だけれども)、様態(~のように)、時の経過(~につれ)という基本的な意味がある。英文における接続詞のasは、上記のうちのどの用法であるかの判断をしなければならない。受験生の中には、上記用法を一つ一つ当てはめて「これが何となく当てはまるかな、しっくりいくな」という程度の判断で、意味を決めてはいないだろうか。このやり方は合理的ではない。

原則的には、接続詞を用いた文章なので「条件節(従属節)」と「帰結節(主節)」とがあるから、これらの2つの英文の日本語訳を考え、日本語でつなぐ方法を考えてみる。

具体的には、‘As I broke the vase , I was scolded by my mother.’という英文を考えてみよう。
まずは、2つの節を別個に訳してみると「私は花瓶を壊した」と「私は母に叱られた」になる。これらの日本文を自然な日本語感覚で考えると、「私は花瓶を壊したので、母に叱られた」という「理由」でつないだ文章になることは容易に想像がつく。

また、上記用法のうち「譲歩」に関しては、条件節の中で「倒置」が行われるのである。例えば、‘As kind he was , he did such a thing.’については、‘he was kind’ではなく、‘kind he was’と倒置が用いられている点が特徴である。

また、「~するにつれ」という意味になる場合には、ⅰ)変化を表す動詞が使われている場合、ⅱ)thanなし比較級が使用されている場合がある。ⅰ)の変化を表す動詞とは、increase、decrease、develop、growなどが代表例である。

これらの動詞は、時間的間隔のあいた2点間における変化を表すので、当然そのような状況のもとでは、「~するにつれ」となるのである。また、ⅱ)の比較級は従来型のそれとは少々内容が異なるのである。従来型の比較級とは、時間的に今この時(=時間的変化はない)における異なるAとBという2つの事象を捉えて比較するのであるから、比較の対象基準となるものが必要になり、それがthan以下に表現されるのである。言い換えれば、この場合は時間的に水平方向(時間変化がない)に関することだけなのである。従って、そこには「時の経緯」はない。

一方、thanなし比較も存在する。これは時間の経過の中で、AがA’になるということであり、時間的水平方向とは対照的に時間的垂直方向での変化である。具体的には「太郎はより背が伸びた」という内容の文であり、ここには時間の経過があり「A⇒A′になった」ということである。従って、thanなし比較級が含まれる条件節が‘As’で導かれる場合には、「~につれ」となるのである。

以上、‘As’について、用法を中心に述べたがその他にも様々な文法に関連した事項があるので、日々の学習の中で一つ一つ習得していってほしい

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2025年度「早稲田大学高等学院の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問Aは、長文(エッセー)読解総合問題<20分>。
出題内容は、英文解釈、適語選択、指示語、熟語、整序、書き換えなどとなっている。英文を正確かつ迅速に読む練習を普段の学習の中で積むこと。スピード感としては、1分間に110wsは読みたい

大問Bは、長文(説明文)総合読解問題<17分>。
出題内容は、すべて英問英答で問題数は全部で15題。本文の正確な読解力はいうまでもないが、英問の内容を的確に読み取ろう

大問Cは、長文(エッセー)総合読解問題<13分>。
英問英答が13題である。それほど難解な英文ではないので、読むスピードと内容把握の正確さ及び設問の趣旨の理解がポイントとなる。

【大問A】長文読解総合問題

  • 時間配分:20分

文法や語彙の知識だけではなく、前後の文脈から適切な語句や表現を推測する力が必要である。

 下線部訳選択問題<2分>
 whoは関係代名詞である。また、enrich A with Bは「AをBで豊かにする」というイディオムであり、この箇所では「自分の子どもの人生」を「素晴らしい場所を訪れること」で「豊かにする」ということである。

 適語選択問題<1分>
 直後にあるStudents who were seen on the streets not wearing their caps were scolded.が手掛かりとなる。

 適語選択問題<1分>
 直後のHaving enough money to buy one of the toys never even crossed my mind.が重要なヒントになっている。

 指示語問題<1分>
 itの用法の中に「状況を表す」という用法がある。したがって本問では、Having enough money to buy one of the toysが該当する。

 熟語問題<1分>
 know better than to ~は「~するほど愚かではない」という熟語である。

 整序問題<2分>
 itは仮主語(形式主語)ではなく、直前にあるone special toyのことである。また、本文はone memorable dayについて説明している文であるので、そのような内容の英文を考える。

 書き換え問題<1分>
 下線部の訳は「多くの子供たちにとって、それはありきたりのプラスチック製の牛にすぎなかった」である。

 適文選択問題<1分>
 空欄の前の文には、プラスチック製のこの牛の下部にある部分を握るとミルクが出てくるのであり、このことが驚くべき事であったのである。

 書き換え問題<1分>
 この場合のthe timeは「時刻」を表しているので、what time it wasである。

10 内容把握選択問題<1分>
 直前にShe was going to sell my cow to a strangerとある。「自分の牛」が他の誰かに売られようとしているのである。

11 英文解釈問題<1分>
 couldは「可能」を表しており、「このようなことがどうして起こりえようか」という意味になる

12 適文選択問題<1分>
 直後にbutがあることより、空欄の前後の関係は真逆の関係にあることを手掛かりに適切な選択肢を選ぶ。

13 適語句選択問題<1分>
 本文の最後にsince then とあるので、本文は継続の現在完了の文となる。

14 整序問題<2分>
 前後の文脈より、Thatは「彼がしたこと」のことである。

15 適語補充問題<2分>
 (A)本文より、「そのプラスチック製の牛を彼は『自分(彼自身)』ではなく『私』のために買った」ことに驚いたことが分かる。
 (B)「私の感謝」とは「彼の親切な行為に対する私の感謝」のことである。
 (C)「プラスチック製の牛を手にすることができたこと」が「私の喜び」なのである。

16 適語補充問題<1分>
 本文を正確に読み取ることがポイント。本文の意味は「とても欲しかったが実際には手に入れることを予期してもいなかったプラスチック製の牛」となる。

本問における重要な文法事項は以下の通りである。

1. 関係代名詞と形容詞節
下線部(1)の “who has not enriched the life of their child with visits to that wonderful place.” という関係代名詞節である。

●who は、直前の “parent”(親)を指している。

●この節全体が、「その素晴らしい場所への訪問で子どもの人生を豊かにしてこなかった親」 という意味になり、”parent” の性質を詳しく説明している。

●早慶レベルでは、このように節が長く、複雑な修飾関係を持つ文を正確に読み解く力が必須となる。

2. 熟語の理解
●”They knew (      ) than to pressure me to buy something.”

●”than to…” が使われていることから、”knew better than to…”(〜するほど愚かではない、〜すべきでないとわかっていた)という熟語を判断する必要がある。

●この場合、”They knew better than to pressure me…” となり、「彼ら(店員)は私に何かを買うようにプレッシャーをかけるべきではないと分かっていた」 という意味になる。

【大問B】説明文の英文読解総合問題

  • 時間配分:17分

全問、英問英答による出題形式である。それぞれの設問の意味と解答時間は以下の通りである。

 「以下の文は下線(1)と同じ意味である。空欄を適切な語を入れよ」である。<1分>

 「下線(2)の『デジタルデトックス』についてますます多くの人が学んでいるのはなぜか」である。<1分>

3 「下線(3)で、サチコがデジタルデトックスに挑戦する理由はなぜか」である。<1分>

 「下線(4)は『彼女は電話に出られないことやケガをしても助けを求めるために電話ができないことを心配していた』という意味である。それぞれの空欄に適語を1語補え」である。<1分>

 「以下の文は下線(5)の主な内容である。それぞれの空欄を適語で補え」である。<1分>

6 【6】に最適な語句を選択せよ」である。<1分>

7 「以下の文は下線(7)と意味が同じである。sで始まる語を補い文を完成させよ」である。<1分>

 「以下の文は下線(8)と意味が同じである。tで始まる語を補い文を完成させよ」である。<1分>

9 「以下の文は下線(9)の主な内容である。2ヶ所の空欄を適切な語の組み合わせで補え」である。<1分>

10 「下線(10)でサトウユウタが行ったことは何か。以下の空欄にsで始まる適語を補え」である。<1分>

11 「以下の文は下線(11)と意味が同じである。空欄に適語を1語補え」である。<1分>

12 「下線(12)において、ヤマシタケイタは私たちがどのような種類のライフスタイルを送って欲しいと考えているか」である。<1分>

13 「【13】に入る最適な語句を選べ」である。<1分>

14 「あなたの友人の1人が、あなたに1人の高校生としてスマートフォンの使い方について質問している。以下はあなたのアドバイスである。空欄を4語以上の語句で埋めよ」である。<2分>

15 「1日、あなたがデジタルデトックスを試みるとしたら何をするだろうか、またその経験から何を気付くだろうか。空欄を4語以上の語句で埋めよ」である。<2分>

※以下の現代的テーマ(AIと仕事)を扱った英文に関する英問英答の設問に挑戦しよう。

【類題】
Read the following passage and answer the questions.
In recent years, the rapid advancement of Artificial Intelligence (AI) has sparked a global debate about its impact on the job market. While some fear that AI will replace human workers, others argue that it will create new opportunities and change the nature of work. AI-powered tools can handle repetitive and data-intensive tasks, freeing up human employees to focus on more creative and strategic work. For instance, a marketing analyst who once spent hours compiling reports can now use an AI tool to automate this process, allowing them to dedicate more time to developing innovative campaigns.
However, this transition is not without its challenges. The skills required for the future workforce will be different. Workers need to be adaptable and possess skills that AI cannot easily replicate, such as critical thinking, emotional intelligence, and complex problem-solving. This shift requires a greater emphasis on continuous learning and reskilling. Companies and governments must invest in educational programs to help people adapt to these changes. The goal is not to stop the progress of AI, but rather to ensure that technology serves as a partner to human creativity, not a replacement.

1.What is the author’s main point in the first paragraph?

A) AI will definitely replace most human jobs.
B) AI’s impact on the job market is a controversial topic.
C) AI is only beneficial for the marketing industry.
D) AI’s main function is to create new jobs.

2.According to the passage, what is a benefit of AI-powered tools?

A) They can perform all human tasks.
B) They help people find new jobs.
C) They allow human workers to focus on more creative work.
D) They make a marketing analyst’s job obsolete.

3.The word “replicate” in the second paragraph is closest in meaning to:

A) to improve
B) to copy
C) to destroy
D) to analyze

4.What does the phrase “this transition” in the second paragraph refer to?

A) The shift from a manual to an automated workforce.
B) The movement of people from one job to another.
C) The change in the way companies are managed.
D) The development of new AI technologies.

5.What is the author’s overall conclusion about the future of AI and work?

A) AI’s progress should be halted to protect jobs.
B) AI will primarily lead to unemployment.
C) People need to acquire new skills to work alongside AI.
D) Governments should regulate AI to prevent its misuse.

《日本語訳》
近年、人工知能(AI)の急速な進歩は、雇用市場への影響について世界的な議論を引き起こしている。AIが人間の労働者を代替するのではないかと恐れる人もいる一方で、新たな機会を創出し、仕事の性質を変えるだろうと主張する人もいる。AIを搭載したツールは、反復的でデータ集約的なタスクを処理できるため、人間の従業員がより創造的で戦略的な仕事に集中できるようになる。例えば、かつてレポート作成に何時間も費やしていたマーケティングアナリストは、AIツールを使ってこのプロセスを自動化し、革新的なキャンペーン開発により多くの時間を割くことができる。
しかし、この移行には課題がないわけではない。将来の労働力に求められるスキルはこれまでとは異なるだろう。労働者は、批判的思考、共感力、複雑な問題解決能力など、AIが容易に模倣できないスキルを身につけ、適応できる必要がある。この変化には、継続的な学習とスキルアップに、より重点を置くことが求められる。企業や政府は、人々がこれらの変化に適応できるよう、教育プログラムに投資しなければならない。目標は、AIの進歩を止めることではなく、むしろ技術が人間の創造性の代替物ではなく、パートナーとして機能することを確実にすることである。

《解答と解説》
1.解答: B
解説: 第1文の “has sparked a global debate”(世界的な議論を引き起こしている)や、”While some fear…, others argue…”(…を恐れる人もいる一方で、…と主張する人もいる)という表現から、AIの雇用市場への影響が賛否両論あるテーマであることが読み取れる。

2.解答: C
解説: 本文の “freeing up human employees to focus on more creative and strategic work”(人間の従業員がより創造的で戦略的な仕事に集中できるようになる)という部分が直接的な根拠となる。

3.解答: B
解説: “replicate” は「複製する」「模倣する」という意味である。文脈上、「AIが容易に真似できないスキル」という意味で使われている。

4.解答: A
解説: “this transition” は、第1段落で述べられたAIが仕事を変化させるプロセス全体を指している。つまり、「手作業から自動化された労働力への移行」という意味になる。

5.解答: C
解説: 筆者は、AIの進歩を止めるべきではないと述べつつ、”Workers need to be adaptable and possess skills that AI cannot easily replicate”(労働者は…AIが容易に模倣できないスキルを身につけ、適応できる必要がある)と主張している。このことから、人間とAIが協力して働く未来に向けて、スキルを習得することが重要だという結論になる。

【大問C】エッセーの長文総合読解問題

  • 時間配分:13分

全問、英問英答による出題形式である。それぞれの設問の意味と解答時間は以下の通りである。

 「下線(1)において、thatが示すものはなにか」である。<1分>

 「下線(2)において、東京について筆者がわかったことはどのようなことか」である。<1分>

 「下線(3)に意味が一番近い文を選択せよ」である。<1分>

 「下線(4)で筆者が麺に特化することとした理由はなにか」である。<1分>

 「(5a)(5b)に同じ語を補え」である。<1分>

 「空欄(6)に最適な語句をA、B、C、Dで答えよ」である。<1分>

 「空欄(7)に1語を補え」である。<1分>

 「下線(8)において、1人で食事をすることに関して筆者の感情はどのように変化したか」である。<1分>

 「以下は下線(9)において、1人で食事をすることが便利であると筆者が考える理由についての説明である。以下の語群の中のAからJまでの中から1語ずつ選択しそれぞれの空欄を埋めて完成させよ」である。<1分>

10 「下線(10)に関する会話が以下にある。空欄に4語を補え」である。<1分>

11 「東京における食べ物の質について筆者は何を述べているか」である。<1分>

12 「1人で食事をとることについて何が筆者の考えを変えたのか」である。<1分>

13 「筆者は、東京における食習慣について何を学んだのか」である。<1分>

本問のような英問英答は毎年出題される。以下の類題に挑戦しよう。扱っている内容は「文化的テーマ」である。

【類題】
Read the following passage and answer the questions.
In many Western cultures, giving a gift often involves a careful selection based on the recipient’s personal tastes. The joy comes from showing how well you know the person. In Japan, however, the act of gift-giving, or omiyage, is often less about a personal connection and more about acknowledging a shared experience, such as a trip. The gifts themselves are typically standardized, regional products that are easily shared with many people. This is because omiyage serves as a social gesture to thank colleagues, neighbors, and family members for their support while the giver was away.
An interesting aspect of omiyage is the strong sense of obligation associated with it. When a person returns from a trip, it is expected that they will bring back something for their workplace. This custom is so ingrained that many people feel it’s difficult to return from a trip without one. A friend of mine who recently moved to Japan from the U.S. was surprised by this. He had taken a short trip to Okinawa and returned empty-handed, only to find himself feeling slightly out of place among his coworkers who were all exchanging boxes of cookies and sweets. He quickly realized that in Japan, the omiyage is a tangible reminder of one’s journey and a token of appreciation for those who helped in their absence. He later told me that the experience taught him that a gift is not just a personal item, but a part of a larger social ritual.

1.What is the primary difference between gift-giving in Western cultures and the Japanese custom of omiyage?

A) Western gifts are more expensive.
B) Omiyage is always given to family members.
C) Western gifts show personal taste, while omiyage acknowledges a shared experience.
D) Western gifts are more about showing appreciation.

2.The word “ingrained” in the second paragraph is closest in meaning to:

A) forgotten
B) deeply fixed
C) easily changed
D) widely known

3.Why did the author’s friend feel “slightly out of place”?

A) He did not enjoy his trip to Okinawa.
B) He was not invited to his coworkers’ gift exchange.
C) He was the only one who didn’t bring back an omiyage.
D) He had forgotten to buy souvenirs for himself.

4.What did the author’s friend realize about gift-giving in Japan?

A) It is less important than in the U.S.
B) It is a way to show off one’s travels.
C) It is a social ritual rather than a personal exchange.
D) It is only done on special occasions.

《日本語訳》
多くの西洋文化では、贈り物をすることは、受け取る人の個人的な好みに基づいて慎重に選ぶことを伴います。喜びは、その人をいかに深く知っているかを示すことからもたらされます。しかし日本では、お土産という贈り物の行為は、個人的なつながりよりも、旅行などの共有された経験を認めることの方が重要であることが多いです。お土産は通常、多くの人と簡単に分け合える、標準化された地域のお土産品です。なぜなら、お土産は、贈り主が不在の間に支えてくれた同僚、近所の人、家族に感謝を伝えるための社会的な行為として機能するからです。

お土産の興味深い点は、それに伴う強い義務感です。旅行から戻ってきた人は、職場にお土産を持ってくることが期待されます。この習慣は非常に深く根付いているため、多くの人がお土産なしで旅行から帰ることは難しいと感じています。最近アメリカから日本に引っ越してきた私の友人は、これに驚きました。彼は沖縄への短い旅行から手ぶらで戻ったところ、クッキーや甘い物が入った箱を交換している同僚たちの中で、少し居心地の悪さを感じました。彼はすぐに、日本ではお土産が旅の具体的な証であり、不在中に助けてくれた人々への感謝のしるしであることを悟りました。彼は後に、この経験から贈り物が単なる個人的な品物ではなく、より大きな社会的な儀式の一部であるということを学んだと私に話しました。

《解答と解説》

1.解答: C
解説: 第一段落の “Western cultures, giving a gift often involves a careful selection based on the recipient’s personal tastes” と “the act of gift-giving, or omiyage, is often less about a personal connection and more about acknowledging a shared experience” の比較から、この違いが読み取れる。

2.解答: B
解説: “ingrained” は「深く染み込んだ、根深い」という意味である。文脈上、日本の習慣が人々の行動に深く根付いていることを示している。

3.解答: C
解説: “returned empty-handed, only to find himself feeling slightly out of place among his coworkers who were all exchanging boxes of cookies and sweets” という部分から、彼だけがお土産を持ってこなかったことが居心地の悪さの原因だとわかる。

4.解答: C
解説: 最後の文にある “a gift is not just a personal item, but a part of a larger social ritual” が、友人が学んだこと、つまりお土産が個人的な交換ではなく、社会的な儀式の一部であるという結論を要約している。

攻略のポイント

設問形式や長文の内容を見てみると、それほど難易度の高い問題ではない。解答するために必要な知識(単語・イディオム・文法)に関しても、その8割以上は基本的事項であり、受験生の殆どにとっては「周知の事実」であろう。ただし、合格するためには「単なる知識」を超えた「理解」が求められる
例えば、前置詞の理解である。‘down’や‘on’や‘with’などの前置詞が、根本的にどのような意味を有するのかについての知識をベースに、英文中においてどのような意味を持たされているのかについての「考察」を適切に行わなければならない。英問英答の設問形式にも十分慣れておく必要がある

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