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早稲田アカデミー対策
女子Eさんの場合:
個性を活かした勉強法で成績向上!

中森先生
担当プロ家庭教師 中森先生
プロ家庭教師の指導期間 小学5年生の10月~入試まで
志望中学校(スタート時点) 香蘭
成績の推移 「四谷大塚偏差値」 4科 42.9→57.7 / 70(首都圏模試統一合判)

個性を活かした勉強法で成績向上!

スタート時

5年生の10月に指導を始めた段階での成績は、直近の四谷大塚志望校判定テスト第1回-4科偏差値は「42.9」でした。算数と理科は40台後半、国語と社会は30台~40台前半というもので、科目ごとで偏差値50を超えたものはありませんでした。成績向上に向け、まずは苦手意識の強い国語の指導を週1回受け持つことになりました。

指導内容

ご家庭が希望している志望校は偏差値50以上の学校だったので、当面偏差値50を超えることを目標に取りかかっていきました。
口数が少なくおとなしい生徒さんでしたが、際だった特徴としては「作業がとてもていねいだったこと」です。国語であれば字はていねいで整っており、記述も書いてありさえすれば、決して的の外れたことを書いてはいません(あとでわかることですが、算数でも式をきれいに書こうとする生徒でした)。得点が伸びないのは、自信を持って問題にあたり、意欲的に答えを出していこうという気持ちが足りないのだと思いました。要するに積極性が足りない、と。ていねいに物事にあたることによって、スピードには難があり、テストで時間不足になることもあるようでしたが、そこは気にとめず、とにかく「ていねいに解く姿勢」を支持して誉め、時間不足という短所を正答率が高いという長所に切り替えて考えられるよう、意識革命に努めました。
数週間の後、算数も受け持つことになり週2回の指導に変わりましたが、その方針は変えず、彼女の個性を活かした勉強法を推し進めていくことにしました。また算国以外に、苦手としていた社会も目を通すようにして、トータルで底上げを図ることを計画しました。
さらに算数では、式と答えだけではなく、図や考え方をしっかりと書いて、暗記ではなく応用の利く覚えかたを進めていきました。正直、小学生としては作図が大変に上手な生徒でした。よく安直に「作図をして解きなさい」というアドバイスを見かけますが、立方体の見取り図一つでもうまく書くには練習が必要です。そういった訓練もせずただ「書きなさい→書けないじゃないか」というやりとりは意味がありません。また、塾では図形の書き方や線分図(「速さ」の問題など)に時間をかけて指導はしてくれません。このような技術こそ、個別で教わることの出来る利点を活かしてきっちりと鍛えてもらうことが必要です。
受験直前になるまでに多くの問題にあたりますから、ある程度は問題を解くスピードというのは身についていきます。また、一部の学校を除けば、たいていの入試問題の方が、大手の模試よりも時間に余裕が持てることが多いのです。なによりも1問1問ていねいに解くと言うことが大切です。

家庭学習の改善

指導する側から宿題や課題を出された場合には、それにどれだけ集中して取り組めるかがカギになります。ただ与えられた問題を適当にやり過ごし、わからない問題にいたずらに時間をかけることのないよう、その課題に充てる時間を割り振りして、効率よく課題が消化できるように工夫してもらいます。
その際、字や図などがていねいに書かれているかは、厳しくチェックします。
入試において、式や答えは「相手に読んでもらうもの」です。意識してていねいな解答作りが出来るよう、心がける必要があります。

学習姿勢の変化と成績の推移

指導を開始してから、次第に成績は上向き、YTネットのテストではBコースながら偏差値60を超えることも多くなり(最高は11月4日の69.4)、翌1月の四谷大塚志望校判定テスト第2回では4科目で偏差値「49.6」と、ほぼ偏差値50超えと志望校合格を視野にとらえることが出来るようになりました。6年夏休み前の第2回合不合テストでは、4科目の偏差値は「54.6」になり、当時の第一志望校をとらえるとともに、この段階で3科目は偏差値50台に到達しました。
秋に入ると、志望校の見直しがご家庭の方からあり、神奈川県の「中大横浜」が第一志望、「法政第二」「法政大学」などが併願校となりました。成績向上に伴う志望校の格上げでしたが、勝算はあったので躊躇なく志望校変更に賛成しました。
10月からは四谷大塚のカリキュラム以外にも、各校の入試問題を「1週間に1回分」の問題消化を計画し実行しました。当初は合格点には少し足らない得点でしたが残りの時間を考えると十分に合格ラインを超えるだろうと予測されました。
合不合テストの総合点は伸び悩みましたが、過去問との相性も悪くなく、5年の頃懸念されていた時間不足に陥ることもありませんでした。ただ国語の記述はなかなか書けないこともあり、再度国語に時間をかけることもありました。
12月の模試、第6回合不合テストでは4科目偏差値「57.7」で全志望校の合格可能性80%を上回り、首都圏模試では4科偏差値「70」を達成することが出来ました。
5年生の頃のイメージがあるせいか、ご家庭からは「受かるでしょうか」という声とともにいろいろなレベルの併願校を考えていたようです。こちらの返答は「おそらく2月1日の夜に受験が終わっている可能性が一番高いので、そこまで慎重にならなくてもいいですよ」というものでした。むしろ受験後半にチャレンジ校を設定しても良いくらいの安定性を見せていましたが、リスクを好まない本人の性格を考えると、チャレンジ校などで気をもまさなくて良かったと今は思います。
予測通り、2月1日午前の「中大横浜」・午後の「恵泉S」ともに合格、第一志望に合格したことでその時点で受験は終了となりました。せっかく「法政大学第二」「法政大学」もきっちりと対策したので受けてもらいたかった感もありましたが、そう思うほど成長してくれたからこその思いでした。

早稲田アカデミー生へのアドバイス

早稲田アカデミーでは、四谷大塚の予習シリーズをベースにカリキュラムを組み立てています。予習シリーズは、大抵の学校に合格する力をつけるには充分なテキストとなっており、毎週の課題量も過不足があるとは思わないので、6年の夏休み前までは、毎週の内容をしっかりと消化して自分のものにすることが大切です。また、その時期までは範囲の広いテストの結果はあまり気にしない方が良いと思います。
夏以降は総復習と平行して、志望校の過去問対策をしっかりとやりましょう。過去問対策は家庭教師の先生とマンツーマンで行うのが一番効率的です。
また、その時期までにこの中でも強調している「作業のていねいさ」を身につけましょう。ただやみくもに問題を解きまくるのではなく、ていねいに問題と向き合って、真摯な姿勢で解くことを心がけましょう。

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