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星野学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2022年度「星野学園中学校の理科」
攻略のための学習方法

まずは受験テキストを使って「物理、化学、生物、地学」の4分野をバランス良く学習したい。重要語句を覚える際は、ただ単に言葉を暗記するのではなく、辞書や辞典や資料集などに載っている写真や絵を調べながら覚えていくと良い。語句の学習が一段落したら、テキスト内の問題演習を繰り返すことで、知識のアウトプットをしておくとよい。基本~標準程度の問題を完璧にこなせるようにしておけば合格点に手が届くが、さらに得点を取りたければ応用問題演習を繰り返すと良い。一通りテキスト学習を終えたら、最低でも1週間に1年分以上の頻度で過去問演習を繰り返し、ミスをした問題について受験テキストを使った類題の反復練習をすると効率が良い。

以下、頻出の項目毎に学習法、注意点などを述べる。

【生物の分類に関する知識】

「完全変態する昆虫」や「風によって花粉が運ばれる花」など、分類上の言葉を聞いたときに代表例が思い浮かぶようにしておきたい。このような内容を覚える際、言葉だけを頭に入れようとせず、どのような生物が該当するのか、写真や絵を見たり、共通点を調べたりして、言葉以外の情報も併せてインプットすると良い。また、インプット(読む、聞く)だけでなく、アウトプット(話す、書く)も行うと良く、お家の人や先生にクイズ形式で出題してもらったり、テストをして実力を試したりすると良い。その際、受験テキストの一問一答形式の問題や基礎を確認するような問題、語句の穴埋め問題などを活用すると良い。

【科学法則】   

様々な現象についてその法則を問う問題が、物理、化学、地学の分野においては頻出である。「地球が太陽の周りを反時計回りに回っていること」などの前提となる知識は覚えるしかないが、「月が満ち欠けをする理由」などの、前提知識を使って説明できる様々な現象については、自分の手で図を描きながら説明できるようにしておくと良い

【実験器具】

 化学分野において特に頻出の内容であるが、図や写真を見ながら視覚的に理解していきたい。学校や塾などで実験を行う機会があれば参加するのもおすすめだ。実験器具の名前はもちろん、取り扱う上での注意点や、実験を行う上での器具の使い方を正しく理解しておきたい。受験テキストはもちろん、小学校の教科書においても丁寧に説明されているので、目を通すことをおすすめしたい。

【時事問題】

 ニュースや新聞に目を通し、社会的に広く話題になっている技術や問題について理解しておきたい。理科では環境問題や宇宙開発、医療に関する新技術についての話題が取り上げられがちなので、普段からこれらの題材に接すると良い

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2022年度「星野学園中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

化学、生物、地学、物理から各1題ずつ計4題の大問構成となっており、全体では計28問の出題だった。その内訳は適語記入が4問、記述が2問、数値記入が4問、作図が1問、他17問は記号選択だった。社会と合わせて60分であるから、1問あたりに使える時間は1分程度である。知識を要求する問題と、文章や実験データを元に思考する問題の両者が半数ずつくらい出題されている。

【大問1】ものの溶け方/化学

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

問1の語句記入問題のみ知識を要する問題で、それ以外の5問は実験の結果をもとに考察させる問題だった。温度が等しければ水の質量と解ける限度量が比例する、という法則を適宜利用すると良い。

問2 正しくないものを選択する記号問題。溶解量と水の質量について、比を用いて表現できると良い。

問3,4 正しいグラフ、文章を選択する問題。この2問を失点するのは痛い。両者とも、表に示された数値の意味や基本法則を確認するような内容だ。グラフの縦軸と横軸をよく確認すること、表に示された数値を良く確認し、必要に応じて計算を行うことが重要だ。

問5,6 実験に関する文章や図を元に計算させる問題。問い方が変わっただけで、前問までのテーマが変わった訳ではない。したがって、溶け方に関する法則を良く意識しながら解き進めたい。合否のことを考えると、この2問は是非得点しておきたい問題だろう。

【大問2】植物のつくりとはたらき/生物

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分

種子、葉、蒸散についての問題。知識を問う問題と、思考させる問題の両者が含まれていた。いずれにせよ、問題文をよく読んで解き進めたい。

問1,2,6 知識を確認する問題。問1,2は日常生活で触れる機会の多い食物について興味を持って接してきたかが問われていると言っても良い。問6では単子葉類と双子葉類の茎の断面図の違いを理解している必要がある。いずれも定番の内容ではあるので、高得点をとっておきたいところだ。

問3,5 計算問題の部類に入るだろう。問3では規則を見つける必要がある。問5では各部位からの蒸散量を計算できると良い。

問4,7 実験に関する記述問題。一度でも学んだことがないと厳しいだろう。合理的な理由と併せて学習しておきたい。

【大問3】月の満ち欠け、日月食/地学

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分

定番の内容であるから、高得点を取りたい。一つ一つ、理由を明確にして解き進めたい。

問1 ,4 月食および日食に関する問題。これらの現象が起こる仕組みを正確に説明できる人にとっては容易だろう。不安な人は天体の図を描いて確かめながら解くと良い。

問2 月の満ち欠けに関する問題。確実に正解したい問題だ。月の満ち欠けの図を正しく使いたい。

問3(2) 地球を真横から見た図をもとに、月の南中高度を考えさせる問題。太陽の南中高度と同じ要領で考えると良い。

【大問4】電気の利用/物理

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

手回し発電機、コンデンサー、回路、検流計についての問題。ほぼ、知識問題と言って良い内容だった。これらの器具に実際に触れたり、見たりする経験が欲しいところだ。

攻略のポイント

知識を要する問題が一定数出題されるが、正しくアウトプットすることを心掛けたい。一部の問題では、知識を忘れてしまっている場合でも問題文の内容から推理することで回答できる場合があるから、問題文を丁寧に読みたい。文章を読ませた上で思考させるタイプの問題においては、素早く正確に意味をつかむことが重要である。これらのことを過去問演習を通じて練習しておきたい。

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