問１　支点からの距離×重さ（以降、「回転力」と呼ぶ）が左右で等しくなるようにすればよい。

問２　３００×４÷２　より棒①の右端にかかる重さは６００ｇ

　　　棒②の右端に６００ｇの重さがかかっているので、棒の中央には１２００ｇのおもりを下げればよい。

問３　７２０ｇのうち、右端に６００ｇの重さがかかるので、左端には１２０ｇの重さがかかることになる。１２０：６００　の逆比は５：１になるので、１２０ｃｍの棒を５：１に分ける場所につりさげればよい。

問４・問５　棒の重さは、棒の重心である左端から１２０ｃｍの箇所になる。１８０×３÷１より、左端から４０ｃｍの糸にかかる重さは５４０ｇ。従って、棒の重さは１８０＋５４０　より７２０ｇ。棒の左端のおもりで棒の重さの７２０ｇとつり合わせるためには、７２０×１÷２　より３６０ｇ　が必要。

問６　（１２００×２－７２０×１）÷４　より、４２０ｇ。

問７　棒③のつり合いを考えると、７２０×１÷２　より左端に３６０ｇかかる。

　　　　棒④のつり合いを考えると、棒の重さ７２０ｇのう右端に１８０ｇ、糸に５４０ｇかかっている。従って、つるした２４０ｇのおもりのうち、右端には３６０－１８０より１８０ｇ、糸には２４０－１８０　より６０ｇかかる。

６０：１８０＝１：３　より、２４０ｇのおもりは、糸と右端を３：１に分ける点に下げればよい。

てこのつり合いに関する出題。日頃の計算練習がしっかりできているかどうかが問われる内容。ここでしっかり得点できない場合は、つり合いの計算練習がまだまだ不十分。棒の重さを考慮する問題を含め、さらなる練習に時間をかけて欲しい。

問１　「空気中に多く含まれる気体」がヒント。（あ）は「酸化」より酸素、（い）はちっ素となる。

問２　「とける」にはいくつかの意味があるが、この場合「水溶液になる」ことを意味している。

問３　リモネンの構造に関する問い。「ＯＨを含む物質は水に溶けやすい」「リモネン

　　　は水より油に溶けやすい」の２つのヒントより、ＯＨを含まない構造を選べばよい。

問４　カテキンは水に溶けやすいことから、ＯＨを含む構造を選択すること。

問５　記述問題。ゆでるとブロッコリーの中のビタミンＣが水に溶けだすので、電子レンジで加熱したブロッコリーの方が多くのビタミンＣを含む。

物質の構造を中心とした出題。とは言っても、小学生でも解答可能なように、問題文や図の中にヒントが書かれてあり、その読解ができるかどうかがポイントとなる。

問１　普段みかけるタマネギの各部についての選択問題。

問２　顕微鏡における光の道筋を答える問題。

問３　図を見ると内側の第１葉から外側に向かうにしたがって１つ１つの細胞が大きくなっていく様子がわかる。

問４　平均値を計算して表を完成させる問題。

問５　表の数値をグラフに書き入れて完成させる問題。

問６　完成させたグラフを見ての考察を記述する問題。グラフから、第１葉から外側に向かうと細胞の幅よりも長さの方が伸びる割合が大きいことがわかる。

タマネギの葉を題材にした植物の成長に関する出題。実験結果を集計し、表を完成させ、グラフを書き上げ、考察するといった実際の理科の実験の流れをイメージさせるような内容。手間はかかるが、難問ではない。

問１　「うるう年」では、２月が２９日まであり、１年が３６５日となる。

問２　基本的には、４の倍数の年がうるう年となる。

問３　東京オリンピックは２０２１年に延期になったが、通常では夏季オリンピックはうるう年に開催される。

問４　４年間に１回うるう年があった時のずれは、１－０．９６８８より０．０３１２日。４００年間では０．０３１２×１００　より３．１２日。

問５　問４より４００年で３回うるう年を減らせばずれが大幅に解消される。

問６　公転周期が変わらずに自転周期だけ遅くなると、１回公転する間に自転する回数が減る。従って１年間に日数が減る。

うるう年を中心とした暦に関する問い。問３までは易問なので確実に正解を。問４以降は計算や思考力を必要とする問題だが、うるう年に関するルール（１００の倍数の年はうるう年ではないが４００の倍数の年はうるう年）を知っていると、大きく有利となる。その意味では明暗を分ける１題と言える。