星野学園中学校 入試対策
2026年度「星野学園中学校の国語」
攻略のための学習方法
問題構成
大問6つに説明的文章・文学的文章と漢字・文法・言葉の知識などが割り当てられている。素材文の文量は計5000~6000字ほど、総解答数は40問前後。
設問は記号選択が多く、年度により書き抜きや記述問題が数問出題される。記述は40~50字ほどで、文中の適切な部分をまとめることで答えられる問題が多い。自分の考えを述べる論述タイプではない。
説明的文章の読解
社会科学分野の論説的随筆文が多く用いられている。自然科学分野の論説文のような難しい専門用語もなく、読みやすい。また、丁寧な脚注がつけられているので言葉が難しくてわからないといったことはなさそうである。説明的文章の読解の基本を身につけよう。
まずは段落の整理。形式段落を意味段落にまとめ、意味段落の内容をおおまかに理解する。段落のつながりも考えておこう。接続詞は大きな目印になる。次に段落ごとの要点と細部の区別。要点やキーワードは傍線などですぐ探せるようにしておこう。そして全体を見渡して要旨と要約を考える。要点を結べば要約ができ、その最重要点が筆者の言いたいことである。選択肢の問題で「本文に合うもの・合わないもの」を選ぶ際に、ここが整理できていれば迷わず正解を選べる。
文学的文章の読解
小説が出される場合が多い。学生時代の部活動や子供時代の回想場面など、小学6年生にも理解しやすい設定の話が多いので、難しくは感じないだろう。こちらも選択肢問題が主で、ここ数年は記述問題が1問含まれている。文中から適切な部分を見つけて整えれば解答できる問題が多い。小説の読解の技術を磨いておこう。
まず、登場人物の名前・人数・それぞれの関係や性格などをチェックしよう。祖父母や孫など、関係が複雑になるとわかりづらくなるので、しっかり見分けておく。場面の変わり目に注意する。時間・場所・人物の入出などから、場面の転換を考える。「全体を大きく○○つに分けなさい」などと、場面の変わり目そのものが問題になる場合もある。そして最重要点である人物の心情を把握する。設問に当たるより前に、傍線など問題になっている部分の理由や気持ちを考えながら読み進めよう。心情がわかる部分にはしるしをつけてしまえば後でわかりやすい。最後に全体を見渡して、作者が描こうとしたこと・テーマを考える。主人公の悩み・葛藤やそれを乗り越えての成長などが描かれることが多いだろう。
説明的文章と異なり、小説は詩のような文学的な技法が使われる場合も多く、読み慣れていない人にはわかりにくい。ぜひ、日常的に物語・小説を多く読んで、文学的文章に慣れておくことをお勧めする。
漢字・文法・ことばの知識
読解以外の分野も気を抜けない。この分野で2割の配点があり、失うと痛手となる。
漢字の読み書き・画数・敬語などのことばのきまり・慣用句や四字熟語などの言葉の知識と、一通りの出題がある。読解問題にも混じって出題される。難問集などの必要はないので、標準的な漢字や言語事項、文法の教材をしっかりこなしておこう。
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2026年度「星野学園中学校の国語」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
文量は2題で計5800字ほど。2024年度以降では記述問題は出されていない。漢字や言語事項など時間がかからない問題もあるので、時間は足りるだろう。
言語事項・文法がしっかり出されているので、基本的なレベルでよいので丁寧に学習しておこう。
【大問一】論説文の読解
- 時間配分:24分
サクラソウの減少を例として詳しく述べながら、生物多様性が失われつつある現状に警鐘を鳴らしている。
問一
a. 採集――細部・才覚・採決・再現b. 対照的――照明・象形文字・正体・消息
問二
A. 開発によって牧は著しく減少してきた。「そうして」、ほとんどの場所・人の心の中から草原や野の歴史が幕を閉じた。
B. あまり利益にならない開発の犠牲になった。「たとえば」……。
C. 開発によって生物多様性が失われてきた。「また」、開発だけでなく~も……。
問三 開発などで失われる前の「牧」とは、とても豊かな「生物多様性」を有し、「自然と人の共生関係」が実現していた場所であったと筆者は述べている→選択肢ウ
問四 「改良」や「公営ギャンブル」は草原開発の例として挙げられている。開発しているにも関わらず、草原の減少は著しい。その開発ははたして地域や人々の役に立っているのかという疑問を筆者は感じており、その点を強調するために「」(かぎかっこ)を使ったのである。
問五 直前に書かれている。「草原開発が行われたにもかかわらず」「草原は著しく減少」しており、「森林面積はほとんど変わっていない」。「このこと」から、草原の減少がいかに急速だったかがわかるのである。
問六 役に立たない開発のせいで生物の多様性が失われる例を筆者は多く見てきた。そうした過去の反省を将来に生かさなければならないと筆者は考えている→選択肢イ
問七
Ⅰ. 園芸植物として人気を博していた
Ⅱ. 日本の生物多様性
Ⅲ. 自然と人の共生
〔ワンポイント!――書き抜き問題は、設問の素材文に手がかりとなるキーワードが含まれている。その語を中心に本文の前後をよく読めば適切な部分が見つかるだろう。〕
問八 アカネの意見:2009~2010年には回復傾向が見られるので、合わない。
【大問二】小説の読解
- 時間配分:18分
クラスメイトに誘われて参加した句会をきっかけに、自分の意識に変化が起きつつあることを主人公は感じる。
問一 A. ア B. ウ
問二 主人公が詠んだ句を聞いて、天神を含めその場に居た人皆が、その句の鮮烈なイメージを感じとっている。初めて句会に参加した主人公が、そのような共感を呼び起こす俳句を詠んだことに天神は驚いたのである→選択肢ア
問三 イ
問四 主人公が受け取った「海」のイメージや、童謡の『うみ』の本家取りだったという先生の指摘などから、天神が詠んだのは「うみは広いな大きいな」で知られる歌を元にした句であると考えられる。
問五 イ
問六 「松尾さんにも僕と同じ風景が見えているんだって、びっくりした」と、自ら理由を述べている。
問七 人間関係でつまずいたことで、主人公は心を閉ざして味気ない学校生活を送っていた。おそらくそのせいで虹すらも「モノクロ」に見えてしまうようだった主人公だが、この時は「色」感じておりその意識に変化の兆しが見られ、それが俳句部に入ってみようかと思う気持ちにつながったのだと考えられる。
問八 この小説の仕掛けとして、主人公の発言がすべて五・七・五の十七音のリズムで整えられていることに気づいただろうか。俳句を通して心を開いていく主人公の物語としての、作者のたくらみなのである。
〔ワンポイント!――本校は選択肢問題が多いので、設問の選択肢と本文の一致・不一致を見分けるのが主な作業となる。選択肢の文の一字・一句に注意し、集中して可否を判断できるよう、過去問でよく練習しておこう。〕
【大問三】漢字の読み書き
- 時間配分:大問四と合わせて4分
1. 敬(う) 2. 射(る) 3. 奮(う) 4. ほが(らかな) 5. はぶ(く)
【大問四】四字熟語
- 時間配分:大問三と合わせて4分
1. 八 2. 万 3. 三 4. 千 5. 四
【大問五】同意語
- 時間配分:大問六と合わせて4分
1. 理由――原因 2. 精進――努力 3. 収入――所得 4. 方法――手段 5. 関心――興味
【大問六】ことわざ
- 時間配分:大問五と合わせて4分
1. 水 2. 森 3. 馬 4. 友 5. 腹
〔ワンポイント!――漢字・ことわざなどのことばの知識の問題で40点もの配点がある。言語事項・文法の基礎的な問題集などをしっかりこなし、全問正解を目指して得点源にしよう。〕
攻略のポイント
素材文の文量は他の難関校と比べると少ない方である。2019度はすべて選択肢問題だったがそれ以降また記述問題が出されており、年度により異なるので準備はしておこう。
長文読解以外の部分も手を抜かずに。漢字・文法・ことばの知識がしっかり出題される。一部は読解問題の中でも出されている。
長文読解・知識問題ともに難問集などで練習する必要はないので、基本レベルの実力を着実につけておこう。差がつきにくい試験なので不用意なミスの無いように。
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