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獨協埼玉高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2023年度「獨協埼玉高等学校の英語」
攻略のための学習方法

(1)知識系の問題について

前述のとおり、いずれも基本的な知識が問われていることから、難易度の高い問題集を進めるというよりも、網羅性の高い標準的な問題集を繰り返し解き直し知識の精度を高める勉強をするべきである。

もっとも、範囲指定のある問題集ばかりやっていたのでは知識の出力をするための柔軟性が身につかないため、基本の問題集の完成度が8~9割を超えたあたりから、範囲指定のない問題集、あるいは中堅校の過去問を利用してアウトプット能力を高めよう。
その際には時間設定をやや厳し目に設定するとよいだろう。

以下、主要な設問形式の学習法を確認しておこう。

〈語句整序問題〉

問われている事項に難しいものはないが、時間をかけずに処理しなくてはならないため、効率的な手順を確立する必要がある。

頭から作っていくというよりは、動詞を中心に句・節ごとの意味のかたまりを作り、その後、英文の基本的な骨組みから組み上げていくというプロセスを身につけよう。
他動詞の目的語を取る性質や、節と節を結びつけるためには接続詞が必要だという、英語の原理・原則を大切にした勉強ができていればより効率的に解くことが出来るだろう。

〈同意文完成〉

複数の文法事項が複合的に関わることの多い設問形式である。範囲指定のない問題集に移行したあとで特に力を入れるべき問題形式がこれである。
同意文完成問題を演習する際には、どのような文法事項がリンクしやすいのかを意識して復習することで柔軟に問題に対応することができるようになる。

(2)長文読解問題

英文はそれほど長くはないものの、かけられる時間は限られているため、速読の力を身につけておきたい。問われている問題の多くが内容把握であるため、いかに早く正確に、回答に必要な範囲での丁寧さをもって読めるかがポイントとなる。

速読能力を高めるための大きな方針としては、英文を前から句ごとに内容を取っていく読み方を身に付けることが必須だ。このためには、音読学習を勉強の中に取り入れることが効果的といえる。声に出して読む場合、前から内容を取らざるを得ないからだ。
また、パラグラフごとに、一言で大意をまとめる訓練をすることで、読んでいる途中で話の流れを見失わずに無駄な2度読みを拝することができるようになる。

また、英文は短いものの、設問処理を効率的にするため人・場所・時などを表す表現などにはマークしながら読むようにすると、事後的な情報検索が楽になる。普段の学習から、自分にとってはどのように本文に手を加えれば、もっとも時間がかからず設問処理まで終えられるかを考えながら勉強しよう。

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2023年度「獨協埼玉高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

  大問数が7と多めの設定になっている。年によっては8題出題されることもある。リスニング1題、読解問題2題、様々な形式で知識を問う問題が4題である。近年の出題傾向は安定している。細かい知識は問われていないので、知識系の問題を素早くとき、読解問題にどれだけ時間をかけられるかが高得点を目指す鍵となる。

【大問1】リスニング問題

  • 時間配分:

 放送文未公表。Part2の短い英文の聞き取りは、英文が1度しか読まれないため、前もって与えられた表を見ておき、聞き取らなくてはならない内容が何なのかを確認しておく必要がある。Part3でも表の項目を語群から選択する問題が連続出題されている。

【大問2】適語補充問題

  • 時間配分:2分

 対話文の空所に、会話が成立するよう単語を記述するというもの。5題。頭文字は与えられている。書くべき単語は会話の流れによってすぐに思いつく。完答を目指したい。

【大問3】部分記述問題

  • 時間配分:3分

 短文の空所部分に3語の適切な語句を記述するという問題が5題。
基本的な文法事項とイディオムが問われているものの、1語のみの記述ではないため正確な理解と知識が必要だ。こちらも時間をかけずに完答を目指したい。

【大問4】対話文完成問題

  • 時間配分:3分

 2つの会話文の空欄に当てはまる英文を選択する問題。空所は2つの会話文であわせて5題。口語の定型を聞いているというより、内容把握、基本的文法の知識が問われている。もっとも、指示語が多くなるなど会話文の特徴は意識した読み方が必要だ。

【大問5】語句整序問題

  • 時間配分:6分

 6~9語程度の並びかえ問題が6題。細かい知識が問われているわけではないが、やや語数が多いので、動詞を中心とした英文の基本構造から組み上げることで効率的に解くことが出来るだろう。与えられている日本文と答えとなる英文の構造が同じであるため、それを参考にするとより解きやすい問題である。

【大問6】長文読解問題

  • 時間配分:11分

 説明文。長文というよりは中文といった程度の長さの英文が素材となっている。下線部のフレーズの意味を問う問題を含め、設問はほぼ内容把握が出来ているかを問うものである。英文の長さがそれほどではないため、どこに何が書かれているのか忘れてしまうことはない分、処理はしやすい。
 英文の選択肢にやや長いものがあるため、前半後半に分けブロックごとに検討するなど出来ればより高い精度で効率的に答えを選ぶことが出来る。

【大問7】長文読解問題

  • 時間配分:12分

 昨年はこちらも説明文だったが、今年はノンフィクションが素材となっている。大問7と同程度の長さの英文ではあるが、設問はすべて英問英答による内容把握問題であるため、目を通すべき英文の量は多い。英文の流れと設問の順序が基本的に一致しているため、パラグラフごとに問題を解けないかを確認しながら解いていくのが効率的だろう。英文の選択肢については、答えになる肢は明確であるものの、読み間違えてしまいやすい作り方になっているものがあるので、本文と同様にしっかり読解しよう。

攻略のポイント

 大問2~5までの知識系の問題をいかに早く正確に解き終え、読解問題にどれだけ時間をまわせるかが英語で高得点を稼ぐ大きなポイントとなる。知識系の問題がかなり基本的な問題であるため、取りこぼしが許されない分、丁寧に検討したくなってしまうが、読解問題2題で配点の半分近くがあることを忘れてはいけない。設問も英文であり、ここまで含めて読解であることを忘れてはいけない。読解問題は時間をかけた分だけ解答の精度が増す。速読の力を身に付けるだけでなく、時間確保のための知識の精度を高める勉強が必要だ。

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