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広尾学園高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「広尾学園高等学校の英語」
攻略のための学習方法

(1)リスニング問題

リスニング問題としては標準的な問題とはいえ全体との兼ね合いで点数を稼いでおきたい問題になることから、普段から音声学習を取り入れ早い時期から対策する必要がある。準2級・2級の教材や類似過去問を繰り返しやり直すことで、ほとんどの問題で正解を導くことが出来るようになるだろう。後述する音読学習もリスニング対策としては効果的である。ディクテーションは早い時期から行うことで、自分の苦手な音を潰していけるためリスニング問題攻略としては効率が良い。

(2)誤文訂正問題

文法問題形式としてはもっとも難易度の高いものであるが、その分基本的な知識が問われている。検討するべき事項に順序を付けておくと効率的に処理することが出来る。動詞関係(時制・準動詞・態)・名詞(冠詞の有無・名詞の単複)・品詞などを優先的に検討することで、時間をかけずに答えに辿り着く問題が多くなるだろう。
範囲指定のある問題集を早い段階で終え、知識・理解を横断的に問える問題集に移行できるようにするとよい。

(3)語句整序問題

問われている文法事項・構文・イディオムなどは一般的な問題集の語句整序をやっておけばカバーできる。もっとも、文法などのあてはめだけで考えてしまうとやや時間がかかってしまうので、処理時間の効率をあげるため、頭から英文を作るのではなく、英文の基本構造から組み上げプラスアルファを足していくという意識を持ってトレーニングしておく必要がある。

(4)長文読解問題

標準的なレベルの問題ではあるが、短時間で読みきらなくてはならないため、かなりの速読力を身につける必要がある。問われている問題の多くは内容把握が前提となっているため、いかに早く正確に、回答に必要な範囲での丁寧さをもって読めるかがポイントとなる。
速読能力を高めるための大きな方針としては、英文を前から句ごとに内容を取っていく読み方を身に付けることが必須だ。このためには、音読学習を勉強の中に取り入れることが効果的といえる。声に出して読む場合、前から内容を取らざるを得ないからだ。句ごとに切りながら声を出して読む練習をするとよい。また、パラグラフごとに、一言で大意をまとめる訓練をすることで、読んでいる途中で話の流れを見失わずに無駄な2度読みを拝することができるようになる。本校と同レベルの類似過去問を用いて、速読のトレーニングを行うと良いだろう。
設問処理につていては、英問英答の内容一致問題がある問題集・類似過去問を利用しよう。本文だけでなく選択肢の英文も読解の一環であるという意識を持つことが大事だ。

(5)英作文

文法問題集をやっていれば、各項目に必ず当該文法事項を用いた英作文の問題がある。この問題をやる際には、扱っている文法事項にのみ意識を払うだけではなく、主語・動詞を中心とした英文の基本構造から組み上げるというプロセスを徹底し、時制や冠詞の有無、名詞の単複などにもしっかり意識を持つようにしよう。自由英作文についても、学習した文法・構文を正確に出力する意識を持って書くトレーニングをしよう。時事的な話題が問われているため、新聞・ニュースなどを見て興味を持った事柄について、自分で設問を作り、学校の先生などに添削してもらうなどしてもらうとより効果的だ。

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2020年度「広尾学園高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

リスニング・知識系(語句整序・誤文訂正)・読解問題2題・英作文という構成である。長文を含め、用いられている英文自体はそれほど難しくはないものの、文挿入や内容一致の一部と、英作文(自由英作文を含む)に時間がかかるため全体として時間的には厳しいものとなるだろう。

【大問1】リスニング問題

  • 時間配分:

〈Part A〉
ある程度まとまった英文一人の話者によって読まれる英文が放送され、それに関しての4つの質問に答えるというもの。英文の質問が印刷されておらず、その聞き取りまで要求される。もっとも、選択肢だけでも先読みしておくことで、ポイントを絞った聞き取りが出来るだろう。
〈Part B〉
3つの短い対話が放送され、一部を書き取るというディクテーション問題。書き取る語は年によってやや変動があるが6語程度の出題が多い。書き取る語がやや多めで、またリンキングなど音声変化が生じている部分があるなど、やや難しい箇所がある。

【大問2】知識系総合問題

  • 時間配分:7分

〈Part A〉語句整序問題
 語句整序問題の出題が安定してきた。5題。
不足した1語を補う必要があるものの、問われている事項は基本的な文法・語法についての事項な上、和文も与えられており、それほど難しくはない。
(5分)

〈Part B〉誤文訂正
以前出題されていたパターンとは異なり、文法・語法という形式的観点からの判断のみで足りるため、解きやすくなってはいるものの、「誤りなし」の場合もあるというシビアな設定となっている。2題のみの出題でもあることから、すぐに間違いに気が付けなければ他に時間を割いていくのも一つの戦略と言える。
(2分)

【大問3】長文読解問題

  • 時間配分:10分

対話文に6箇所の空所が作られ、そこに選択肢から適切な発言を選択するというもの。対話文形式をとっているが、あくまで内容の読み取りが問われている。英文そのものは読みやすいため、前から読み下しながら時間をかけずに読み進めたい。ただ、空所の補充は、空所が出てきた段階で入れようとしてもやや迷う作りになっているものもあるので、その発言の終わり、あるいはその応答文を読んでからのほうが確実に時間をかけずに答えを選択することが出来るだろう。

【大問4】長文読解問題

  • 時間配分:12分

福袋に関する説明文。読みやすい英文であり、注訳も付いているため内容把握に難しさを感じることはないだろう。
 やや難しいのは、設問最後にある英文全体から問われる内容一致問題である。選択肢が英文であり、また、間違いにかなり正確な読み取りが出来ていないと気がつけないものがいくつかある。本文の根拠となる英文と丁寧に照らし合わせながらでないと答えが絞り切れない。設問処理に時間をさくためにも英文そのものは素早く読み、その際には事後の情報検索の便宜を考えた本文へのマークなどをつけながら読むのが効率的だろう。

【大問5】英作文

  • 時間配分:13分

〈Part A〉条件付き英作文
対話文の2箇所が空所になっており、そこに適切な内容の英文を作って入れるという問題。英文の読み取りが必要ではあるが、ざっと目を通すだけで内容はとれる簡単な文章ではある。書くべき英文は基本的な文法・構文がわかっていれば対応することが出来る。

〈Part B〉自由英作文
与えられたテーマについて、立場を選択して自分の意見を書くというもの。採点基準には意見の展開の評価も含まれているため、単に間違っていない英語を書くだけではなく、一読了解の筋の通った内容を書く必要がある。しっかり構成してから英文を書き始めたい。

攻略のポイント

トータルで読む英文の分量が多いため、英文の語順のまま読みこなしていく速読能力を身に付ける必要があるだろう。知識の補充に努めながらも、早い段階から様々なジャンル・形式の長文読解問題に取り組むことが必要だ。英文法の知識は英文を読むためのツールとして捉え直す必要があるだろう。文法等知識系の問題に関しては、問われている問題自体は基本的ものであるが、形式に慣れていないと時間がかかるものも多いので、当該形式の問題を数多く解くことで慣れておく必要がある。

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