英文の中で与えられた動詞を適切な形に直した上でその母音の発音を問う問題が5題。

適切な形に直した上でという点が特徴的な問題だが、典型的な不規則動詞の変化を知っているかどうかを発音問題に絡めて問う問題である。時間をかけず完答を目指したい。

第一アクセントの位置が他と異なるものを選択する問題が5題。

典型的な形式のアクセント問題であり、問われている単語も基本的のものが多い。普段の単語学習の中でアクセントに意識を払う勉強ができていれば完答を目指せる。

文法知識を問う空所補充問題が5題。
いずれも標準的な文法・語彙等知識系の総合問題であるが、幅広く問われているのでムラのない勉強をしておこう。

７語を並べ替える整序問題が5題。去年度までよりも並び替える語数が１つ増えた。

とはいえ、与えられている和文が答えとなるべき英文の構造と共通であるため日本語を参考にしながら、素早く処理し終えたい。問われている知識自体も基本的なものである。

レストランでの注文を決める際の会話が素材となっている。

会話での基本的な定型表現が問われているなど、内容把握と定型表現の知識の融合問題である。問5は説明問題となっている。本文の流れが取れていれば容易とも言えるが、過不足なく記述するには訓練が必要だ。

新しい形式の問題である。

60語程度の英文が二つ出され、それぞれ一か所ずつ下線が引かれた語句につき、適当な意味の表現を選択するものである。下線部の語句・表現は受験者が知らないであろうことを前提にしたものが用いられており、あくまで文意が把握できれば答えが導けるという作り方がされている。素早く英文の内容を把握する力こそが要求されている。

ハンバーガーの歴史に関する説明文。

特徴的な設問は、本文中の5つの英文に下線が引かれ、それぞれ文法上あるいは文脈上不要な語が含まれており、その1語を答えるというものだ。文法・語法という客観的な基準で解くだけではなく、内容のつながりも意識しないという意味ではやや難しい問題といえる。

アンリ・デュナンの伝記が素材となっている。例年にくらべ英文が長くなっている。

もっとも設問形式は変わっておらず、こちらの問題は、すべて内容把握を問うもので、記述問題の割合が多い。本文の該当箇所を見つけることは容易だが、記述の際には、語尾など設問の答えとして適切な形の日本語を作ることに注意を払おう。設問を前もって読んでおくことで記述に必要な部分を確認しながら読むことが出来る。

与えられた英文に当てはまる内容で、自由英作文をするというもの。2箇所の空所にそれぞれ8～12語で書くことが求められている。書くべき内容はシンプルであり、英文として思いつきやすいものである。基本的な単語と構文を用いてミスなく書き終えたい。