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芝浦工業大学柏高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「芝浦工業大学柏高等学校の数学」
攻略のための学習方法

芝浦工業大柏高校の入試問題は、標準問題が9割であるので得点は80%を目指して欲しい。特に、数学を得意とする受験生は90%を目指して貰いたい。出題形式が『解答形式が指定』されているので、最終的な解答の『形』に注意しなければならない。しかし、その前提は問題の正解に辿り着くことであるので、第一に念頭に置かなければならないのは、『確実な数学力の向上』である。そのために何をしなければならないかを、以下に述べてみる。

徹底的な標準問題の演習を日々繰り返し行って欲しい。全国上位高校の入試問題について時間を決めて演習するのである。演習時間は、問題の難易度によっても異なるが、小問が3~4題設定されている大問であれば12~14分が目安であろう。計算問題や一行問題であれば解答時間は1~2分を目安に取り組んで貰いたい。
それでは、具体的な分野を挙げて学習法を考えてみよう。数量編で最重要分野はいうまでもなく『関数』である。特に、放物線と直線との関係をしっかり演習すること。なぜ、そのような分野が入試問題として頻出するのか。理由は、数学のあらゆる『分野』の問題を作問できるからである。例えば、放物線と直線の交点は連立方程式を立て2次方程式を解く計算力が試される。また、その2点の交点と原点を結んでできる三角形に関する問題も種々設定可能である。相似の考え方を持ち込んで解く問題、その三角形の面積を2等分する直線の式を求める問題、座標平面上にできた図形をある直線を回転軸としてできる回転体の体積を求める問題、サイコロ2つ振って出た目の数だけ直線上を点P(m,n)〔mとnはともに整数〕から移動するとした場合にPが格子点(x座標、y座標が共に整数である)に移動する場合の数やある一定の条件を与えられ場合の確率を求める問題など相当な分野をカバーできる問題が作問できるのである。
したがって、単に放物線(2次関数)だけの問題を演習するのではなく、それ以外の分野も取り込んだ融合問題を多く(最低50題)演習するように。また、分野を絞り込めば平面図形(相似、三平方の定理、円と直線・放物線)に関する問題も徹底して演習しておいて欲しい。
図形の問題は、単に『定理』を知っているから正解に辿りつけるという訳ではないことは言うまでもない。複雑そうに絡み合う複数の図形の中から、正解に必要な図形をどのようにして見抜いてゆくか、また見抜けるかということが大事になってくる。その様な『見通し』がないと、何時間もその問題を見ていても正解どころか手掛かりとなる『ヒント』さえもつかめなくなってくる。それでは、どのようにしたら正解に辿り着ける図形を見抜けるようになるのか。一つの方法としては『結論から逆算する』という手法である。例えば証明問題であれば、最終的に『何がどうなっていれば与えられた問題が正しいと証明できるのか』ということを考えるのである。つまり、AB=CDということを証明したければ、AB、CDを含む図形(三角形や平行四辺形)の合同証明を行えばよい、という方針を立てられるかどうかということである。そのような手法を用いることで、図形編の問題の正答率は飛躍的に向上するであろう。

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2014年度「芝浦工業大学柏高等学校の数学」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は小問集合問題。解答時間は8分。大問2は放物線と直線の問題。解答時間は12分。大問3は場合の数及び確率の問題。解答時間は11分。大問4は平面図形(相似、三平方の定理)の問題。解答時間は14分。大問5は正四角錐に関する問題(三平方の定理、体積比)。解答時間は10分。

【大問1】小問集合問題

  • 時間配分:8分

(1)は平方根計算問題。解答時間は1分。ケアレスミスのないように。
(2)連立方程式。解答時間は2分。A=B=Cのタイプ。A=BとB=Cで連立して解く。
(3)2次方程式の応用問題。解答時間は2分。図をかいてみること。
(4)図形の問題。解答時間は3分。相似を利用しかつ合同の関係も見つけ出す。

【大問2】放物線と直線

  • 時間配分:12分

大問2は関数(1次・2次)の問題。
(1)長さの比の問題。解答時間は2分。放物線上に点があることの意味を考える。
(2)直線の式に関する問題。解答時間は2分。条件からpの値を決定し、BPの式を求めるために、何がいえるのかを考える。
(3)点の座標を求める問題。解答時間は3分。相似の三角形を考えて辺に関する比例式を求めよう。
(4)面積の問題。解答時間は5分。Rを通りAPに平行な直線とy軸との交点をSとして、△APSの面積を求める(等積変形の考え方)。

【大問3】場合の数及び確率

  • 時間配分:11分

大問3は場合の数と確率の問題。
(1)と(2)は場合の数。解答時間は2問合せて5分。条件に合致するように具体例を順番に数え上げること。数え漏れや二重に数え上げることがないように注意すること。
(3)は確率の問題。解答時間は3分。(1)の結果を利用して与えられた条件を吟味して漏れのないように場合の数を考える。
(4)も確立の問題。解答時間は3分。前問と同じように(1)の結果を利用し求める確率を出す。

【大問4】平面図形

  • 時間配分:14分

大問4は平面図形に関する問題。
(1)は直線の長さの問題。解答時間は2分。相似と三平方の定理を利用する。
(2)は辺の長さの比の問題。解答時間は3分。相似の関係にある三角形の組を考える。
(3)は面積の問題である。相似の関係を利用して解く問題である。解答時間は5分。相似の対応する辺に関する比例式を考える。
(4)は辺の長さの比の問題である。解答時間は4分。相似の関係にある三角形を見つけ出せば、SQ:CQ=PQ:RQという比例式が見えてくるはず。

【大問5】空間図形

  • 時間配分:10分

大問5は空間図形である。立体は正四角錐である。各面が正三角形であるので、平面図形で正六角形が入試に頻出されるように、正四角錐は入試問題としてよく出題されるので、事前準備を十分に行っておくように。
(1)は三平方の定理を用いた辺の長さを求める問題。解答時間は2分。
(2)は角度の問題であるが、実態的には『円周角』の問題である。解答時間は2分。
(3)は空間図形における三平方の定理を用いた問題。解答時間は3分。どの部分に三平方の定理を当て嵌めるかを見誤らないように。
(4)は体積比の問題。解答時間は3分。立体において体積比は高さが同じ場合に低面積比になることを手掛かりにアプローチする。

攻略ポイント

標準問題を中心に演習量のボリュームを上げることである。日々、全国の上位校の入試問題レベルの演習3題~5題をコンスタントにやり続けることを勧める。それを日々行えば、月に120題~150題の演習が行える。特に、計算問題(正負の加減乗除、文字式、因数分解等々)は、確実に完答したい。関数関係の問題、具体的には放物線と直線の関係(交点を用いて図形との融合問題)、空間図形と平面図形(相似や合同の考え方を用いた問題)、さらに図形編における種々の定理(接弦定理、中点連結定理、三平方の定理、三角形の五心定理等々)を用いた問題は必ず複数回反復して演習すること。

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