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法政大学第二中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「法政大学第二中学校の理科」
攻略のための学習方法

標準的なテスト形式

近年話題の多い武蔵小杉に位置し、2016年に共学化をはたして、人気上昇中の法政大学第二中学。理科のテスト形式は時間40分で大問が6、小問数は30問台と標準的なものである。
問題文も総じて長さを感じるほどのものではなく、大問で使われる実験も授業やテキストなどで見聞きしたものがほとんどであり、新味を感じさせるところはない。テストとしては解いていて面白さはないが、理科の基本的な知識を問う内容としては妥当なものと言える。

基本的な知識の暗記は必須

よって、攻略のための戦略法として特別なことは必要ない。あくまでも地道な暗記作業と知識の定着、その上で計算を必要とする分野の問題をそつなく自分のものにしていけば合格点はもちろんのこと、高得点も期待できる科目になるだろう。
教材で言えば「4科のまとめ」「コアプラス」「メモリーチェック」と言ったまとめ教材の内容をしっかりと自分のものにすることが大切だ。何度もくり返して覚え、公開模試などでその成果を確認しよう。難しい計算問題や実験問題には対応できなくても、当校の入試問題では十二分な得点がとれるはずである。

時事問題対策

ここまではなにも問題になることはない。日頃の努力が成果を結ぶ、という話である。
しかし法政大学第二中学の場合、このあとに難問が控えている。
それは、時事問題対策である。
テストの最後尾に位置し、20点近くの配点をしめるこの時事問題克服こそが、法政大学第二中学征服のほとんどと言えよう。
理科の時事問題というと、その年の気象や天災に関すること、まだ世界レベルで認められた日本の科学者たちなどに関する問題が多いわけだが、法政大学第二の場合もそうだと言えばそうである。だが、その内容がきわめて細かいところが大きな特徴である。
例えば平成29年度1回の6の設問、2018年度1回の6の設問などを見ると、たいがいの知識では対応できないだろう。かなり時事問題のテキストを読み込まないと出てこないし、覚えきれるものではない。しかも、他校のテストではほとんどお目にかかることはない(他では使えない)。まさにこの学校のために労力を捧げることになる。ただし最新のテスト(2019年度)では時事問題も一般的な部分も増え、やや組しやすくなったと言える。
他の分野は平易なのであまり差がつかない可能性が高く、時事問題まで克服した生徒は大きなアドバンテージを得ることだろう。
基本的な知識が8割、かなりマニアックな時事問題が2割をしめるテストである。どちらの内容にもしっかり対応できるよう残された時間を有意義に使っていこう。

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2019年度「法政大学第二中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間40分で大問は6問と多め。しかし設問数は標準的であり通常のスピードがあれば時間不足におちいると言うことはあるまい。
最後の「時事問題」に注意しながらそこに至るまでの基本レベルの設問にたんねんに答えていけば合格ラインである70%を超える得点が臨めよう。

【大問1】生物分野…植物

  • 難度:
  • 時間配分:8
  • ★必答問題

紅葉・落葉などを通して植物に関する基本的な知識を問う大問で、問5以外の設問はすべて正解できるようにしておこう。
持ち時間の8分のうち、半分は問5にあてたい。38を10倍、10倍、また10倍…していく問題なので、算数同様ケタ数に注意して答えたい。

【大問2】地学分野…雲・気温・湿度

  • 難度:
  • 時間配分:4
  • ★必答問題

【大問3】と合わせて気象に関する大問が並んでいる。どちらもほぼ基本知識で答えられる水準である。問1~問3まで、入試問題というよりは基礎事項をまとめたプリントを行っているような感覚にはまってしまう設問ばかりなので全問正解を期したい。

【大問3】地学分野…台風

  • 難度:
  • 時間配分:4
  • ★必答問題

今年もまた台風の当たり年だった。気象に関する問題は今後も出題される可能性が大なので注意しよう。
ここでも問1~問3【大問2】と同じく台風に関する基本の確認に過ぎない。しかし、問4は突如として「時事問題」風な設問になっている。ここは採点者を納得させる解答を作るのは難しいだろう。ここは不正解または△でもやむを得ない。
ところで、はたして来年度「台風19号」に関する問題は出るかどうか…!?

【大問4】化学分野…金属の溶け方

  • 難度:標準
  • 時間配分:8

金属とそれを溶かす水溶液に関する総合的な問題になっていて、前半の大問より質が高くなっている。
問1~問4はそれぞれ金属と水溶液に関する基本的な問いで、気体の集め方も問われている。
問5からは計算問題が主になっていて、本年度はここでどれだけ得点できたかが合否のカギを握ることになっただろう。
ただ、問5・問8にしてもグラフの数値から簡単な計算をすれば良いのでぜひ正解できるようにしておきたい。

【大問5】物理分野…棒磁石・電磁石

  • 難度:標準
  • 時間配分:8
  • ★必答問題

は棒磁石と方位磁針、は電磁石を使った問題になっていて、どちらも内容は基本的ではあるものの苦手意識を持ちやすい分野なので出来不出来の差がついたかもしれない。
問2は棒磁石の向きを自分で判断してとかなければならないので難易度が上がっている。
問3からは電磁石に関する問いで、図4・5の回路は直並列つなぎなので「A>B=C」という電流の流れが数値とともに頭に入っているかどうかが大切。問5は常識的に答えれば良い。

【大問6】時事問題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:8

最後は定番の難問だが、本年度の問題は例年のものに比べると冬休みあたりに手がけた「時事問題集」で十分対応できるような、変な言い方だが普通の「時事問題」になっていて、これならば高得点も可能かもしれない。
今後もこの水準で出題されることを希望するが、【大問6】の点数配分も下がっており(75点中9点)、合否を大きく左右すると言うことはなかったようだ。

攻略のポイント

テスト時間は40分で75点満点。
受験者平均点は「男子43.1点、女子43.0点」、合格者平均点は「男子53.1点、女子51.7点」なので50点以上の得点を目標にしたい。
理科の標準的な知識量は、「4科のまとめ」「コアプラス」などまとめ的な教材を使って力を蓄えよう。また、基本的な計算問題にも手が出るようにしておきたい。その上で「時事問題集」など使って最後のつめを行おう。
通常の問題で8割、時事問題で5割の正解を見れば、理科の合格ラインは突破できると思われる。 

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