中学受験プロ家庭教師 開智中学校の傾向と対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

開智中学校の傾向と対策

基本情報:偏差値動向

本年度:2023年度 先端特待

  本年度 一昨年度 一昨年比
サピックス 男子53 女子53 男子55 女子55

男子-2 女子-2

日能研 男子61 女子61 男子63 女子63 男子-2 女子-2
四谷大塚 男子62 女子64 男子58 女子64 男子+4 女子±0
首都圏模試 男子72 女子72

男子71 女子72

男子+1 女子±0

 

※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

開智中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、先端A

受験の攻略ポイント

埼玉の共学難関校。どの科目も、標準的な問題を難なく解けるようになるとともに、各科目それぞれ、開智の傾向に合わせた対策を十分にしておこう。

算数 本校入試の特色になっている「数え上げる場合の数」への免疫力をつけておく必要あり。
国語 「選択肢設問」と「説明記述問題」は、それぞれ相応の対策が必須。
社会 「総合問題」らしい多種多様な「素材」が示され、「単元の垣根を超えた知識」が問われる。
理科 4分野からまんべんなく出題される。「実験観察問題」の読み取りには慣れておく必要あり。

新しい傾向の出題が見られました

開智中学校では2018年度入試より、新しい傾向の出題がみられる。2020年度大学入試改革を踏まえた出題とみられ、受験生には対策が必要だ。

 

・2018年度 社会【大問1】[問12][問 20(3)]

考察論述設問において、新機軸の内容が見られた。問12では「同じ構造の車体を採用することで車両の部品を統一化させることの利点」を述べる。問20では「自分が芦屋市の住民だとして、市の条例に対して賛成・反対の立場を明らかにした上での意見」を述べるという、ディベートでの意見陳述を論述するような問題。評価されるのは「論理的整合性」や「説得力」、「論述力」などであり、まさに大学入試改革における最重要視「思考力・判断力・表現力」が問われている。今後もこのような傾向は当然続くと予想される。公立中高一貫校で出題される「適正問題」等でしっかりとトレーニングしておきたい。

算数の攻略ポイント

試験時間:
60分
満点:
120点

「速さ」…6年連続で大問として出題されている。一昨年度まで「流水算」が3年連続、昨年度は比を使った「旅人算」、そして本年度は「通過算」となった。

「場合の数」…昨年に続き「数の性質」の要素を含んだ「場合の数」が出題された。大問1が小問集である点は例年通り。幅広い分野から、典型問題を少しひねった問題が多い。

2023年度 先端A

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】小問集(必答問題は(1)・(2)・(3)・(7)・(8)) 易〜やや難 25分
【大問2】通過算(必答問題は(1)) 易〜難 10分
【大問3】平面図形(必答問題は(1)) 易〜やや難 10分
【大問4】場合の数 標準〜難 15分

国語の攻略ポイント

試験時間:
50分
満点:
100点

※本校は2023年度の一般入試で、「先端1」「先端特待」「算数特待」「先端A」「先端2」、計5回の試験が実施されたが、ここでは全て「先端A」についての説明。

本校は一昨年度、大きく出題形式が変更され、それまでの「総合的知識問題」を含む大問3題から「読解問題」だけの大問2題となった(「漢字問題」や「総合的知識問題」などは小問扱い)。2023年度も大問数は2題(昨年度は各大問それぞれが「2つの文章」からの出題だったが、本年度は大問ごとに「1つの文章」に戻った)。揺れ動いているので、来年度以降も要注意。本年度の文章内容は、「論説文」と「小説」。文章量は従前4000~5000字超程度だったが、近年は増加傾向(本年度は昨年度より一気に増加して約8100字)。解答数は近年減少しており、本年度は昨年度とほぼ同じの32。出題形式は、「選択肢」(「不適切」、「複数解答」等あり)、「抜き出し」「空所補充」「脱文挿入(そうにゅう)」「乱文整序」「本文合致」(本年度は「抜き出し」「脱文挿入」「乱文整序」未出)、「説明記述」(例年5問ほど。本年度は7問)などと多彩。特徴は「説明記述問題」にある。さまざまな「条件」が付される問題が多く、「自由記述」が出題される年度もある(本年度は未出)。また、「選択肢設問」の「紛らわしさ」も曲者。さらに、「クラス名」にふさわしい「先端的な問題」が散見される。尚、昨年度初めて出題された、ひとつの大問で「2つの文章」を読み解くという形式は「大学入学共通テスト」を意識していることは多言を要さない(本年度は未出だったが、来年度以降も要警戒)。いずれにしても、本校に対応した万全の「対策」が必要だ。100点満点。試験時間は50分。

2023年度 先端A

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問一】「論説文の読解」(「説明記述」4問あり) 標準 29分
【大問二】「小説の読解」(「説明記述」3問あり) やや難 21分

理科の攻略ポイント

試験時間:
社会と合わせて60分
満点:
60点

地学・生物・化学・物理の各分野から大問1題ずつの出題であった。例年4分野からほぼ均等に出題されている。標準レベルの出題が中心だが、ややレベルの高い計算問題も出題されることが特徴。

本校受験者は、基本知識の習得はもちろんのこと、物理・化学分野を中心に、計算を必要とする問題の演習も十分に行いたい。

2023年度 先端A

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】物理 てこのつり合いと浮力 標準 8分
【大問2】化学 クエン酸と重曹の反応 標準 8分
【大問3】生物 トゲナナフシ 標準 7分
【大問4】地学 地震 標準 7分

社会の攻略ポイント

試験時間:
理科と合わせて60分
満点:
60点

※本校は2023年度の一般入試で、「先端1」「先端特待」「算数特待」「先端A」「先端2」、計5回の試験が実施されたが、ここでは全て「先端A」についての説明。


「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題され、また、各単元とは直接結びつかない「考察問題」(新たな「大学入試制度」を意識した出題)もある(2023年度も同)。本年度はさらに「一般常識」も出題されている。昨年度まで3年連続で大問2題だったが、本年度はかつて定着していた「大問なしの小問のみ」が復活した(出題形式が揺れ動いている。要注意だ)。ここ数年安定していない各単元別の配点比率、本年度は昨年度同様に「考察問題」がトップで3割、「地理」「歴史」「公民」は全て2割前後、「時事」が1割未満で「一般常識」はわずか。全解答数は近年減少傾向で、本年度は昨年度とほぼ同じ24。出題内容は、「大きな単一テーマ」(本年度は「ルールや決まり」)についての「リード文」等(本年度は「対話文」)に関する、さまざまな「地図」「地形図」「統計資料」「歴史史料」「図版」「絵図」「写真」などからの、単元が混在した「小問」が並ぶというもの。解答形式は、「選択肢」(「不適切」「組み合わせ」などあり)、「事項等記述」(ほとんどが「漢字指定」)、「整序問題」、「説明記述」「考察記述(論述)」(本年度は昨年度と同数で8問)など。最大の特徴は、「単元融合型総合問題」らしい多種多様な「素材」が示され、「単元の垣根を越えた知識」が問われるということだ。臨機応変な対応と「柔軟な思考力」や「処理能力の高さ」が求められる。60点満点。試験時間は「理科」と合わせて60分。

2023年度 先端A

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問なし】「総合問題」(「地理」「歴史」「公民」「時事」「考察問題」「一般常識」) 標準 30分

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学校 開智中学校
偏差値 2023予測偏差値 (先端特待)男62/女64(四谷大塚80%)(先端特待) 男53/女53(サピックス80%)
併願校 1月入試では栄東中立教新座中、2月は渋谷教育学園渋谷中・本郷中が多く見られる。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低55%はクリアしよう。出身塾別で見ると、日能研が多く、四谷大塚・サピックス・早稲田アカデミーが続いている。
進学実績 東大・横浜国大・筑波大を始めとした国立大に2割、早稲田大慶應義塾大上智大に8割、MARCHに7割強が合格している。
その他 一貫クラスと先端クラスにわかれ、一貫クラスでは難関国公立・私立大を、先端クラスでは東大や世界の難関大を目指す。高3で志望校別のクラスを編成する。
基本情報 所在地 〒339-0004 埼玉県さいたま市岩槻区徳力西186
最寄駅 東武野田線「東岩槻」徒歩15分
連絡先 ℡:048-795-0777
沿革 平成9年開校。
開智中学校

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