（１）カエルの幼生は「オタマジャクシ」。

（２）カエルなどの両生類はセキツイ動物で、幼生ではえら呼吸、成体では肺呼吸を行う。また、からだの表面は粘膜でおおわれている。間違いやすい選択肢があるので、注意すること。

（３）カエル以外の両生類を答える問題。「イモリ」「サンショウウオ」など。

（４）カエルは土の中で冬眠し、春に産卵するので、冬の間の水田の水は影響しない。

（５）カエルのあしは後ろあし→前あしの順に生える。産卵の時期に鳴くのはオス。

（６）時事問題。2024年から始まった森林の保全や整備に役立てるための税金は、森林環境税。

（７）Ａ：道路に近く森林の外、Ｂ：道路から遠く森林の中、Ｃ：道路に近く森林の中、Ｄ：道路から遠く森林の外　の4地点で調査を行えばよい。

カエルについての出題。基本的な知識問題が中心だが、（６）には時事問題、（７）には思考力が必要な問題が含まれる。知識問題は正答したい。また、本校では時事問題が出題される可能性が高い。直前期には過去問等の学習の他に、時事問題対策用のテキスト等を利用した学習を、計画を立てた上で進めて欲しい。

（１）銅の性質についての選択問題。電気を通しやすく、緑青とよばれるさびができることがある。

（２）銅が燃焼すると、酸素が結びつき重さが増加する。すべての銅が酸素と結びつくと、重さの変化はなくなる。

（３）銅と酸素が結びつくと、黒色の酸化銅ができる。

（４）0.8ｇの銅が、燃焼後には0.2ｇ増えて1.0ｇになっているので、銅と結びついた酸素の重さの比は、0.8：0.2＝4：1となる。

（５）増加した重さが0.14ｇなので、（４）の比より、燃焼した銅の重さは0.56ｇ。したがって、酸素と結びついていない銅の重さは、0.8－0.56より、0.24ｇ。

（６）1.2ｇの銅と結びつく酸素の重さは0.3ｇで、1.5ｇの酸化銅ができる。したがって、1.5－1.41より、0.09ｇ。

銅の燃焼についての出題。前半は知識問題、後半は計算問題で、いずれも中学入試では典型的な内容。燃焼の問題など化学分野の計算問題では、比を使って考えることが基本。本問題の類題はテキストや問題集にも掲載されているので、しっかり練習しよう。

（１）太陽系の惑星を太陽に近い順に並べると、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星となる。

①「大きな輪もみられる」より土星　②大気がほとんどなく温度差が大きいことから水星　③「赤みをおびた」より火星。

（２）明けの明星は東の空に、よいの明星は西の空に見える。

（３）金星は地球の内側を公転する内惑星なので、真夜中に金星をみることはできない。

（４）金星に太陽の光が当たる角度が変化し、金星は次第に欠けてくる。また、地球に近づくことから、大きさは大きくなる。

（５）公転する角度の差が360度になると、再び「太陽-金星-地球」の順に並ぶ。360÷（1.6－0.99）より、四捨五入して、590日後となる。

太陽系の惑星に関する出題。知識問題は正答したい。（５）の計算問題は、中学入試で時々同様の出題を見かける。算数の時の計算と同じ発想で考えればよいので、この機会に解法を理解しマスターして欲しい。

（１）太陽電池は、「光」のエネルギーを電気のエネルギーに変えている。

（２）豆電球を直列に2個つなぐと、流れる電流は1/2になるが、並列につないでも、豆電球1個に流れる電流は変わらない。

（３）豆電球1個の電気抵抗を1とすると、回路Ｆの合成抵抗は、 1＋1/2＋1より、5/2となる。したがって、【い】に流れる電流は2/5、【う】に流れる電流は1/5となる。

（４）直列につながる豆電球が多くなるほど、豆電球1個に流れる電流は減り、暗くなる。一方、豆電球が並列につながっても、豆電球1個に流れる電流は変化しない。

（５）豆電球の電気を流さない部分を図から選択する問題。

（６）⑦と直列につながっている⑧は消える。一方、⑦と並列につながっている⑥の明るさは変化しない。

電気回路に関する出題。直列回路と並列回路においての、電流と豆電球の明るさの違いが中心。（３）は合成抵抗を使って考える問題でややレベルが高いが、中学入試で時々出題される考え方なので、解法を理解しておきたい。