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鷗友学園女子中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2021年度「鷗友学園女子中学校の社会」
攻略のための学習方法

出題構成

例年、大問3つに、地理・歴史・政治がそれぞれ割り当てられるという形式で出題されている。

満点が100点となっているのは女子校としては珍しく、理科・社会にも算数・国語と同等の重きをおくという、本校の校風が現れている。

テスト時間は2020年度から45分となった。総解答数は30問ほどだが、そのうち8~9問が字数制限のない記述問題であり、本校独特の問題構成となっている。

記号選択問題も多少は出されるが、その他多くは用語記入問題で、記述問題と相まって書き込む分量が大変多い。

女子校の社会の試験としては、かなりハードなものとなっている。

地理分野

あるテーマに沿って、関連する地形や産業・貿易など、広い範囲から出題される。地図やグラフ・統計も多く用いられ、特に地形図の読み取りの問題は非常によく出されている。

記号選択や用語記入は基本的事項を問うものが多く、ここは落とさずに得点源としたい。

グラフや統計を読み取る問題は、これまで一度も見たことが無いというような珍しいデータを示されるわけではないが、やはり資料集などをよく見ておき、データの意味を考えるような訓練をしておかないと、テストでいきなり答えるのは無理というものである。

基本的事項をしっかり覚えた上で、地図や白地図、資料集などで各事項の場所や具体的な数値・順位などまで含めて覚えてしまいたい

歴史分野

歴史上の女性にスポットを当てたり法律を題材にしたりと、ある話題について関係のある歴史的事柄が訊かれている。内容は各時代・各項目から幅広く訊かれている。

この分野では少し深い知識を問われる問題が多い。例えば、2013年度・1次の記述問題などは、当時の法律について法律名をただ知っていればよい、という問題ではない。法律名を漢字で答え、その規定する内容と施行した結果どうなったかまで、詳しくわかっていないと答えられないような問題になっている。

基本事項を知っているのは当然として、その背景やその後の影響など、関連事項まですぐ引き出せるようにしておかなければならない。時代順の並べ替え問題も毎年のように出題されているし、選択問題でも時代順がわからないと答えられないものが見られるので、年表を活用して各年代・各事項のつながりをしっかりとらえておきたい

政治分野

毎回、様々なテーマに沿って、憲法や政治のしくみ、社会的な問題などについて出題される。

基本的事項を問う設問もあるが、記述問題のなかには教科書では詳しく触れられない話題について考えさせられるようなものもある。

日本国憲法・三権のしくみや選挙制度などの基本的事項をおさえ、ニュースや新聞で多くの社会的な出来事を知り、自分なりの意見を持てるようによく考える習慣をつけることが大事である。

記述

以上に見てきたように、本校の試験は、用語記入と記述問題を合わせるとかなりな分量の答えを記述しなければならない、書き応えのある試験となっている

特に記述問題は、問題本文と資料の情報を使ってあとは自分で考える・・・という思考力が必要なものも出されていてなかなか手強い。通常の受験勉強はもちろん、普段からどれだけ社会の出来事に興味を持ち、積極的にニュースに触れて調べたり考えたりしてきたか・・・本校の記述問題を見ていると、そのようなことを学校側は訊きたいのだろうと思えてくる。

しかし、記述以外の問題は、細かい部分まで正確に覚える必要はあるものの、基本事項・重要事項をマスターしていれば答えられるものがほとんどである。

まずはテキスト・地図・白地図や資料集で基本的事項を漏れの無いよう丁寧に学習する。

その上で、環境・人口・地域紛争など、現代社会を取り巻く様々な問題に興味を持ち、教科書を超えて学ぼうとする意欲が必要となろう。

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2021年度「鷗友学園女子中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

問題数と構成はほぼ例年通りだが、時間は45分となった。
29問中、地理分野が8問・歴史分野が12問・政治経済分野9問と歴史の比重が少し大きくなっている。
長短合わせて7問の記述問題が含まれ、考えを述べたり資料から推察したりする問題もあるのでやや難しい。
その他は知識を問う問題が多いので、45分という時間を考えると、記述問題に当てる時間は確保できるだろう。

【大問1】地理分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:13分
  • ★必答問題

北陸地方を話題の中心として、気候や農業などについて訊かれている。
問1 北陸新幹線は2015年に金沢駅まで開業し、2022年度末に敦賀駅まで開業予定である。
問2 B. 北陸地方は冬に雪が降る期間が長く曇天が多いので年間の日照時間は少なくなる。
問3 旅客・貨物とも自動車が1位で、旅客の2位は鉄道であるから、ウが合っている。
問4 (1) 田起こしは土を乾燥させ肥料や刈草などを混ぜ込む作業である。その後、田に水を張りよくかき混ぜて平らに整えるのが代かきであり、どちらも稲を植える前の準備にあたる作業である。
   (2) エ. 暗きょ排水は水を抜いて湿田を乾田に変える仕組みなので、逆である。
   (3) 斜面に階段状に水田が作られている(棚田)のがわかる。
問5 木地にうるしの木の樹液を何層にも重ねて塗り、防腐・防水効果を持たせてある。
問6 富山県・神通川流域で発生した公害はイタイイタイ病。神岡鉱山から排出されたカド
ミウムに汚染された水や米を摂取したことにより骨がもろくなるなどの症状が現れ、
容易に骨折してしまうのでとても痛みがひどかったことが名称の由来になっている。

【大問2】歴史分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:17分
  • ★必答問題

大阪府の歴史を題材として、各時代について訊かれている。
問1 ① 井原西鶴は浮世草子・人形浄瑠璃の作者。『好色一代男』『日本永代蔵』『世間胸算用』などの代表作がある。
   ② 1995年1月17日の早朝、淡路島北部を震源とする阪神・淡路大震災が発生。死者6400人以上、全半壊家屋は24000棟を超えるという甚大な被害をもたらした。
問2 床を地面から離して高くすることで湿気や昆虫から米を守った。柱にはネズミ返しを取り付け、はしごも取り外せるようにして動物の侵入を防いだ。
問3 北九州の防備に当たる防人として派遣された。着任の際の武器や食料は自分で用意しなければならず負担が大きかったが、兵役についている間は税が免除・軽減されるという優遇もあった。
問4 イ. 神を祭る仕事をしたのは神祇官である。
   ウ. 都から派遣されるのは国司である。
   エ. 征夷大将軍の討伐対象は蝦夷である。
問5 源平の戦いは石橋山(神奈川県)での源氏の勝利以降、西へと戦いの場を移しながら
壇ノ浦(山口県)で平氏が滅ぼされた。
問6 堺は室町時代後半から江戸時代初期にかけて貿易都市・自治都市として栄えたが、大
坂夏の陣の前哨戦で豊臣方の焼き討ちにあい、後に幕府の直轄となった。
問7 エ. 大坂の陣では秀吉の子・秀頼が徳川家康に滅ぼされた。
   オ. 絵ふみをさせたのは江戸幕府である。
問8 「商業」はできあがった製品を売り買いすること、「手工業」は製造業と考えればわ
かりやすい。原料を加工して商品にする菜種油や醤油なども多く移出されているので
「手工業」も盛んだったことがわかる。
問9 (1) 1877年には西南戦争が起こっている。
   (2) 資料は日清戦争の講和条約・下関条約の内容にロシア・ドイツ・フランスが異議を唱えた三国干渉のことであり、その結果遼東半島は清に返還された。
   (3) 日本は中国と戦争中であり東南アジアへの侵略(南進政策)の狙いもあったため、北方の安全を確保しておきたかったのである。

【大問3】政治経済分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:15分

冷戦後の世界を話題に、憲法や民主主義について訊かれている。
問1 X. 現在、憲法に自衛隊についての記述はない。日本国憲法は制定以来、一切改定されていない。
問2 日本国憲法第1条は象徴としての天皇と国民主権を規定している。
問3 (1) 議員1人あたりの有権者の数が選挙区によって開きがあり、1票の重みに格差が生じてしまっている問題である。
   (2) ア. 全期間を通じて、全体との開きは20代のグラフのほうが大きい。
問4 交付されていないCは十分な税収がある東京都、次に少ないBは中京工業地帯の中心である愛知県であると考えられ、Aは北海道となる。
問5 「核の抑止力」と言われる考え方で、一方が核兵器を使って攻撃した場合、相手国も核を使って反撃してくるので双方壊滅的なダメージを受けることが予想され、核兵器の使用は現実的ではないことから使用に抑止がかけられるということで、自国に核があれば攻撃を受けないと考えて核の保有を目指すのである。
問6 イ. 安倍首相の辞任は任期の途中で健康状態の悪化したことが理由であり、自民党内で総裁の選挙はあったが衆議院議員総選挙は行われていない。
問7 (1) 前政権時代の裁判官を辞めさせて自分が任命する裁判官に替えていることから、司法を恣意的に操っていることがわかる。司法権が独立していないと、権力者の意のままに法律が運用されてしまい、国民の権利が守られず民主主義が成り立たなくなる。
   (2) 本来は権力者の暴走を止めるために、裁判官の人事権は政府とは別の第三者機関に持たせるなど、権力の集中を防ぐ仕組みが必要であるが、問題の事例ではそもそもそういう仕組みになっていないようである。その場合国民にできることは政治に関心を持ち、首相の行動をしっかり監視し、不適切な政治を行う恐れがある時には声を上げて世論により政治家をけん制することであろう。運動が大きくなれば退陣させられることもある。

攻略のポイント

記号選択や用語記入などは、基礎的な知識が問われる問題なのでここで大きくつまずくようだと心もとない。出来事の順番を訊くような問題もあるので、年代などは正確に記憶しておくこと。
記述問題については、出来事や用語の説明をさせるようなシンプルなものはしっかり書いておきたい。
後半に出される自分で考えるような記述問題は、やはり社会的な出来事への関心と考察の量がものを言うので、普段から新聞やニュースを見て、少し「大人な」視点で物事を考えるようにして、思考力を養うように意識したい。
そして、自分の考えを100字程度で抜けやミスが無いようにまとめられるよう、練習しておくとよい。

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