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巣鴨中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「巣鴨中学校の社会」
攻略のための学習方法

[問題構成・形式]
巣鴨中学の試験は、近年は大問3つ、それぞれに地理・歴史・政治分野が割り当てられ、配点も地理20点・歴史20点・政治10点と、定型とも言える構成になっている。総解答数25で時間は30分なので、時間には余裕がある。
出題形式は記号選択・正誤選択が多く、用語記入が数問混じる。記述問題は出されていない。解答形式が少し複雑な設問が見られるので、問題文を注意して読み、誤解しないよう気をつけること。内容自体は極端な難問は出されないが、正解を選ぶのに細かい正確な知識を必要とするものがあるので、選択式だからいって油断はできない。
記入は漢字指定なので、漢字が書けなければ得点にはならない。
 
[地理分野]
地図に示された範囲の地勢・気候・産業について問う形が多い。鉄道路線とその周辺地域(平成22年度・第Ⅰ期)や長野県の地形図(平成24年度・第Ⅰ期)のようにひとつのテーマに沿って出題される場合もあるし、各都道府県の産業(平成24年度・第Ⅱ期)のように広く総合的に訊かれる場合もある。各地の農・林・水産業、貿易とその相手国、地形や地形図の読み取りなどの問題が過去に出題された。特に、農産物と気候(雨温図)の問題は出される年が多くなっている。
テキストで各基本事項を押さえたら、地図・白地図で地形・位置・産業の特色などをまとめていく。特に、各地域の農産物の分布など、最新版の資料集でデータを集めておく。気候区ごとの雨温図の特徴と代表的な都市は正確に頭に入れておくべきである。また、地名を答える問題も多いので、地図で位置を確認し、漢字で書けるようにしておく。

 [歴史分野]
各時代・各分野から幅広く出題される。短い本文を読んでから各問に答えるパターンと、箇条書きの短文説明に1問1答で答えていくパターンとがある。他校の試験で見られるような史料は、本校ではほぼ出されていない。選択肢の中にミスを誘う紛らわしい一言が含まれていたりするので、注意が必要である。例えば平成25年度では、「日本橋は五街道の起点の宿場町であった」という選択肢があったが、「起点」は「宿場町」にはならないことに気づかないと、選択を誤ってしまう。また、「正しいものを選べ」と「正しくないものを選べ」がひんぱんに入れ替わるので、問題文も含めて細部まで気を抜かずに読むことが大事である。
時代順の並べ替えも出されているので、年表を活用して流れが頭に浮かぶようにしておく。また、年号を直接訊かれる問題もあるので、自分なりのやりやすい覚え方を見つけて暗記したい。

[政治分野]
日本国憲法・三権の仕組みとはたらき・時事問題などが出される。中国の経済成長やヨーロッパ連合など、テーマを絞って出題される問題と、環境・経済・政治などについて述べた10ほどの短い説明文の正誤を選択する問題と、およそ二つのパターンが見られる。まずは日本国憲法と政治の仕組みの基本事項をしっかり覚える。
正誤を選ぶ問題は、細かい部分まで正確な知識が要求される。テキストに載っていること、新聞・ニュースで知ったことなど、そのつどよく調べて正確に理解しておけば、大きな力となる。
  
[地歴対策]
地理と歴史の配点が大きいことを考え、この2分野は重点的に取り組み、特別な難問や細かすぎる知識は問われないので、基礎力の充実に努める。地理分野は出題傾向に少し偏りがあるので、良く出る問題を過去問で調べてその範囲は特に念入りに学習しておく。歴史はやや細かい知識が問われることがあり、並べ替え問題も見られるので、テキストと年表を併用し、その事項の周辺まで詳しく見ておくようにする。時事問題対策として、広く社会の出来事に関心を持ち、目を向けることも忘れないでほしい。
さらに、本校の特徴である選択肢問題への対応がある。細部にまで注意が必要な選択肢や、複雑な答え方をさせる設問など、ミスを誘うような出題が多いので、過去問を多くこなして、落ち着いて対処できるように慣れておくことが重要である。

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2014年度「巣鴨中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は30分。配点2点の問題が25問と、今年度も定型の試験問題となっている。
時間には余裕があるので、問題文の正確な把握と選択肢の吟味に少し時間をかけられるだろう。
リード文も出されるが、それほど長文でもないので、苦労はしないはずである。

[大問1]

  • 時間配分:12分

日本各地の主な平野についての問題。周辺の都市や地名、農業の特色などが訊かれている。今年も気候の問題が雨温表の形で出されていて、頻出事項となっている。いずれも基本的な知識を問われているが、用語を知っているだけでなく、地図や白地図でその地域の情報を整理してまとめられているかを問われているので、日々の勉強はそこを意識して取り組んでもらいたい。

[大問2]

  • 時間配分:12分

 各時代の旧跡や建造物を題材にした、歴史分野。本校の特色である、10の短文を使った正誤の組み合わせを選ぶ問題になっている。
語句と文が正しい組み合わせになっているものを①~⑩の中から選び、そこにさらにもう一つの正しい説明をア~セの中から選んで組み合わせるという二段構えの解答の仕方になっている。①~⑩は基本的事項で考えられるが、その中にも③の飛鳥池古墳や⑤の福岡市(ふくおかいち)など、難しめの語句が混ざる。さらに選択肢ア~セには『鎮守府』などという語句も混ざり、さらに選択を迷わせる要素が含まれている。
どんなテストでもわからない言葉はあるものである。そのよくわからない語句が出てきても、それ以外の部分から正解にたどり着ける・・・・・・それぐらい基礎力が充実していないと厳しいということであろう。

[大問3]

  • 時間配分:6分

自衛隊についての問題。大問3は単純に憲法・政治の問題という形でなく、広い範囲の社会的ことがらを扱う問題が多くなってきている。ともあれ、この分野ではそれほど難しい内容は訊かれないので、テキストや時事問題集でしっかり学習しておけば得点はできるはずである。

攻略のポイント

実際に問題を見てみると、やはり歴史の正誤選択問題は手強い印象である。年度により、正誤の組み合わせ方や答え方のパターンを変えることがあるので、巣鴨の社会の問題はこういうものだと納得し、過去問で少しでも慣れておくしかない。

合格ラインの目安として、6割の得点があれば足りると思われるので、他の受験生が解けない難しい問題は、解けなくても大丈夫と考えるのも一つの手である。そのかわり、他の基礎的な知識で答えられる問題は確実に取らなければならないので、基本的事項・重要事項は残さず頭に入れるという気迫で、勉強に臨みたい。

テキスト・地図・白地図・資料集で地名・位置・地形・気候・産業と隙のないように覚えること。さまざまな出来事の原因や他への影響まで調べて詳しくなっておくこと。そうして得た正確な知識が、選択問題で生きてくるのである。

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