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桐朋中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「桐朋中学校の国語」
攻略のための学習方法

[傾向]
桐朋中の入試問題は、近年、「物語文」「随筆文」という出題構成が目立つ。
漢字・語句は、独立問題として、出題されていない。
読解問題の設問構成は、選択式問題、書き抜き問題もあるが、「字数指定のない記述問題」が主である。
ここ数年の合格者平均点は55点以下。低い方である。
手ごわい問題が出題されている。意識して、対策をしっかりとして欲しい。

[選択式問題]
選択式問題は、選択肢が比較的短いものが多い。
文章中や選択肢の中に解答の手がかりを見つけて、手がたくおさえて欲しい。
書き抜き問題も、文章構成などを意識して、解けるものが目立つ。
選択式問題、書き抜き問題には、必要以上に時間をかけないようにしたい。

[記述式問題]
字数指定のない記述問題が、多く出題される。
解答欄には、一行の欄、複数行の欄があり、求められる字数は、想像できる。
記述の設問には、「くわしく説明しなさい」「本文全体をふまえて」「表現の違いに注目して」など、書き方の条件が設けられていることが多い。
この条件を意識して、書き進める。
文章中の言葉を引用するだけでなく、自分の言葉で書き進めなくてはならない設問も多い。
過去問演習を通して、桐朋中の記述問題に慣れておきたい。
 
[素材文]
素材文の長さは、大設問二題の総字数で多少短めなときも目立つが、総字数で7000字程度という長いときもある。
物語文の題材は、女性視点の文章、震災復興者視点の文章など、受験生が置かれた環境とは異なる登場人物を描いたものが目立つ。
受験生自身の他者理解の力が問われる。
随筆文は、「ムーミン」「宮崎駿」などを題材にしたものが出題されている。
受験生も知っていることがらが、大人の著述家の視点で書かれているもの。ここでも、受験生の読解力の深さが問われる。

[知識問題]
漢字問題は必ず出題される。
ここ数年の合格ラインの低さを考えると、ここで点数を落としたくない。
出題されるものは基礎的なものが多い。確実に得点したい。
言葉の知識関係の問題も読解問題に見ることができる。この点も、確実に得点することを意識したい。

[過去問題演習]
過去問演習に入る際には、以下の点に留意したい。
・50分という制限時間を意識して、すばやく解き進める癖をつける。(すべて解き終える!)
・選択式問題、書き抜き問題で、必要以上に時間をかけない。
・過去問演習を通して、桐朋中の記述の書き方を身につける。
・「わかりやすく説明しなさい」「本文全体をふまえ」など、設問に書かれた条件を意識して、記述問題に取り組む。
・解き終えた答案は、必ず中学受験専門の国語の先生に確認してもらう。先生に添削指導をしてもらい、専門家としてのアドバイスをもらう。
 

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2014年度「桐朋中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

物語の読解問題が一題と、説明的随筆文の読解問題が一題という出題構成である。
漢字の書き取りなどの問題は、読解問題に含まれる。
設問形式は、記述形式が目立つ。
記述問題にそれなりの時間がかかることを予想して、設問を解き進めていきたい。
文章の読解に15~20分ほど。解く時間に30~35分ほどが目安になる。
※下記の時間配分では、それぞれの設問に時間を割り当てているため時間を超過しています。実際には、読解の途中で解答がわかることもあり、合計時間は短くなります。

[大問1]読解問題(物語文)

  • 時間配分:26分

【問一】心情理解。選択式。文章を先の方まで読み進めた方が、解きやすい。<時間配分目安2分>
【問二】場面理解。記述式。字数指定なし。解答のポイントは3つほど。<時間配分目安3分>
【問三】言葉の意味。選択式。基本レベル。確実に得点したい。<時間配分目安1分>
【問四】内容理解。選択式。傍線部④直前の内容を正確におさえる。<時間配分目安2分>
【問五】内容理解。記述式。字数指定なし。解答のポイントは2つほど。傍線部④から傍線部⑤までに書かれたことをおさえる。<時間配分目安2分>
【問六1】内容理解。短答式。傍線部⑥直後の表現を活用する。<時間配分目安1分>
【問六2】内容理解。記述式。傍線部⑥直前の表現を活用する。<時間配分目安1分>
【問七】慣用表現。選択式。言葉の知識の問題。わからなければ、悩まず、先に進む。<時間配分目安1分>
【問八】場面理解。記述式。字数指定なし。解答のポイントは2つ。空欄B前後から判断できる。<時間配分目安2分>
【問九】心情理解。選択式。笑ってはいるが、溶けていない。前後の話の内容からも、判断できる。<時間配分目安1分>
【問十】心情理解。記述式。字数指定なし。解答のポイントは2つ。雁の話などが参考になる。<時間配分目安2分>
【問十一】内容理解。書き抜き。「Ⅲ」近くに、書き抜く言葉がある。書き抜き箇所は空欄から遠いが、おさえて欲しい問題である。<時間配分目安2分>
【問十二】主題関連。記述式。字数指定なし。かなりの字数が求められる。解答のポイントは、大きく分けて、3つになる。<時間配分目安4分>
【問十三】漢字の書き取り。基本~標準レベル。確実に得点したい。

[大問2]読解問題(随筆文)

  • 時間配分:19分

【問一】漢字の書き取り。基本~標準レベル。確実に得点したい。<時間配分目安2分>
【問二】言葉の意味。選択式。文脈から判断できる。手がたく、得点したい。<時間配分目安1分>
【問三】細部表現。選択式。空欄より前の「資料」と「記憶」の対比を参考にして考えることができる。<時間配分目安1分>
【問四】内容理解。書き抜き。随筆文の読解の基本、「体験」→「感想」という読み方を心がけると、書き抜き箇所が見つけやすくなる。<時間配分目安2分>
【問五】内容理解。記述式。字数指定なし。傍線部③より前の部分を解答の手がかりにできる。解答のポイントは、4つほどになる。<時間配分目安4分>
【問六】心情理解。選択式。傍線部④直前の「まだ何もできていない」に着目しつつ、選択肢の内容を分析する。<時間配分目安1分>
【問七】内容理解。書き抜き。「高畑さん」について書かれている部分から探す。<時間配分目安2分>
【問八A】対比関係。記述式。字数指定なし。記述のポイントは2つ。ここまでの設問を参考にできる。<時間配分目安3分>
【問八B】共通点。記述式。字数指定なし。文章全体から、書くべき内容を類推する。記述のポイントは2つほど。<時間配分目安3分>

攻略のポイント

・合格者平均点が53.8点(受験者平均点49.5点)と決して高くはない。
漢字部分にすべて正解して、他の問題を五割程度得点することで、合格ラインを超えることになる。

・字数指定がない記述問題が多い。解答欄の枠の大きさに恐れない。
「解答欄を埋めきる!」ぐらいの気持ちで答案を作る。

・難度の高い記述問題もそれなりにある。
記述には部分点がつく。「完成した解答」が書けなくても、わかる部分だけでも記していく。

・漢字問題で得点する。低い合格ラインを考えると、漢字で正解する意味は大きい。

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