（１）小数と整数の四則計算。工夫をすることで簡単に計算可能。

（２）分数と整数の四則計算。

（３）分数と整数の□を求める問題。

大問１は例年同様に計算問題が3題。やや複雑な計算問題も出題されるが、慌てることなく落ち着いて計算すること。計算問題対策として、毎日5題程度の練習を計画的に行って欲しい。計算練習の際には、計算時間短縮のための工夫を意識したい。

（１）分数計算と文章題　あまりの扱いに注意すること。

（２）比と体積計算　与えられた比からたてと横の長さを求め、体積を計算すること。

（３）弁償算　すべてこわさずに運べたら時との差額を12で割ればよい。

（４）場合の数　4を1枚だけ使うときと2枚使うときで場合分けすること。

（５）図形の規則性　周の長さは6㎝ずつ増え、個数は平方数になる。

（６）立体図形　問題中の図3における影の部分の面積は235.5㎠。水面より上の水のない部分の面積は28.5㎠。この2つを容器の底面積から引いた50㎠がおもりの底面積。水の全体積÷（容器の底面積－おもりの底面積）で深さを求めることができる。

小問2は例年通り小問集合。（５）まではテキストの例題などで見かける典型題。（６）だけはやや難度が高い。間違えたり解法に迷う問題があれば、テキストに戻って解法の確認・演習を行うこと。

（１）2から6おきの番号が偶数で赤色のランプを点灯させるボタンになる。

（２）1（青）・２（赤）・４（青）・6（黄）・７（青）・８（赤）・10（青）・12（黄）・・・・と6個の中で4個が点灯する群数列を考えればよい。81÷4＝20あまり1なので、6×20＋1より121となる。

（３）2＋6＝8、8＋12＝20・・・と1つのグループ内の赤と黄の番号を足すと、12ずつ増える等差数列となる。152÷6＝25あまり2より、25グループと152の赤を加えればよい。25グループ目は8＋24×12より296なので、（8＋296）×25÷2＋152より、3952となる。

規則性に関する問題。（１）は確実に正答したい。（２）に書かれてある説明が非常にわかりにくいので、書かれてある内容の理解が最大のポイント。理解さえできれば、（２）（３）ともに群数列を考えて処理すればよい。なお、本校では数列など規則性に関する問題が頻出であり、苦手な場合は、テキストや問題集を使ってしっかり練習しよう。

（１）1回目の出会いから2回目の出会いまでの間に、Aさんは864ｍ、Bさんは576ｍ歩いている。簡単な比にすると、3：2となる。

（２）1回目の出会いと2回目の出会いの間に1人とも1回ずつ同じ時間休んでいるので、2人の速さの比も3：2。8時の出発から1回目の出会いまでに進んだ道のりはAさんが840ｍ、Bさんが600ｍなので、歩いた道のりの日は7：5。これより、出発から1回目の出会いまでに歩いた時間の比が14：15でこの差の1にあたる時間が1分である。従って、Aさんの速さは840÷14より分速60ｍ。2回目の出会いまでにAさんが歩いた距離は1704ｍなので、1704÷60に休んだ2分を加え、8時30分24秒となる。

（３）ダイヤグラムを描き、（２）と同様に考えること。

旅人算。問題で2人の速さが与えられていないので、出会いまでの休憩時間の違いに着目して速さを求めるという、やや難度の高い出題である。旅人算を解く上では、図（グラフ・状況図）を描いて考えること。特に、本問題のように休憩時間が大きな意味を持つ問題では、グラフ（ダイヤグラム）を描いて考えることが有効である。

（１）直角三角形ABCの3辺の比が5：4：3であることを利用。CF：FB＝3：4となる。

（２）イ2つの1辺の長さは、アの1辺の長さと等しくなる。イ2つの周囲の長さの和は、6×4/7×4より96/7㎝となる。

（３）（２）より、オの周囲の長さの和も96/7㎝となる。

平面図形と比の出題。直角三角形の中に正方形が1つという問題は、問題集等で頻繁に見かける。本問題はその応用となるが、同じ考え方で解き進めていけばよいので、難度はそれほど高くはない。分数の計算を落ち着いて行うこと。