大学受験、「最後の一年」の賢い過ごし方とは?

高校2年制も終わりに近付くと、いよいよ「受験」の2文字が現実味を帯びてきます。「そろそろ勉強に本腰を入れないと」と考えている人も多いでしょう。
高校生活最後の1年の過ごし方は、合否を分ける重要なポイント。志望校合格を勝ち取るためには、どのように1年を過ごせばいいのでしょうか。大学受験のプロフェッショナルとして、毎年たくさんの受験生を合格へと導いている英語の鈴木先生・数学の中尾先生にお話を伺いました。

鈴木先生

Professional of Leaders’Brain

鈴木先生
■プロフィール
”受験だけで終わらない英語”が、実は”最強の受験英語”になりつつあることを意識して指導をしています。

中尾先生

Professional of Leaders’Brain

中尾先生
■プロフィール
生徒の意識をゴール(目的)にしっかりフォーカスさせることを重視して、結果を出すことにこだわります。

高校2年の終わりは「受験の始まり」、同日模試からスタートを切れば丸1年かけて勉強できる

鈴木:高校3年生の受験勉強の軸になるのは、5月、8月、10月に行われる河合塾の全国模試です。特に、最初の学力の目安となる5月と、最も伸びる夏休みを経て受ける8月は、どの先生も重視しているところでしょう。あとは、実力試しとして志望校の名前がついた模試を受けるのが一般的だと思います。

中尾:できれば高校2年生のうちに、その年のセンター試験と同日に受験生と同じ問題にチャレンジできる「同日模試」を受けておくといいですね。もちろん、思うように点は取れませんが、受験のレベルを知っていち早くスタートを切るためには、受けておいたほうがいいと思います。高校3年生の4月からでは10ヵ月しかない受験勉強の期間も、同日模試からなら丸1年あるわけですから。

鈴木:現役生の中には、どこか受験を甘く見ていて、「最終的にはなんとかなるだろう」と思っている子がいるんです(笑)。勉強は、時間をかけた分だけできるようになるものです。受かる子は早いうちから、かなりの量をやっているということを早い段階で知っておくことも大切かもしれません。

中尾:近年は、推薦枠を拡大する大学が増えたことによって、必然的に秋の推薦入試を受ける生徒も増えました。そのこと自体は良いと思いますが、あくまでも一般入試を目標にしている以上、推薦入試に時間や気持ちを奪われてしまうのは避けたいものです。推薦に必要な書類などの準備は、周囲の大人の力も借りながら手早く済ませて、一般入試に集中してもらいたいですね。

対談鈴木先生
英語のスペシャリストで、豊富な個別指導経験から生徒・保護者との信頼関係を重視する鈴木先生。

鈴木:模試以外のイベントといえば、オープンキャンパスでしょうか。進学校だと、1年生、2年生のうちから参加してレポートを書くことを宿題にしている学校もあります。モチベーションが低い子にはひとつのきっかけとして参加をすすめますが、意欲的な子は自分から進んで行きますね。入試情報や推薦入試の過去問をオープンキャンパスで配布する大学もあるので、ある程度志望校が固まったら一度は行ったほうがいいでしょう。

「わかる」ことと「できる」ことは違う!無意識に正解をアウトプットできるまで徹底して反復を

中尾:模試を基準として成績の目安を考えると、私立の場合は3科目から4科目の受験科目で総合的に合格点を取る必要がありますから、夏の段階で足を引っ張っている科目が2科目あるときびしいのではないでしょうか。担当科目以外はほかの先生方を信頼するのみですが、科目ごとの点数は常に気にしています。

鈴木:そうですね。苦手科目がある場合、配点の高い科目を優先するというのもひとつの受験戦略ですから、必要があれば各科目の勉強時間の枠についてアドバイスすることもあります。中尾先生は、担当科目で具体的にどのような目安を設けていますか?

対談中尾先生
生徒の意識をゴール(目的)にしっかりフォーカスさせることを重視する中尾先生。

中尾:数学には、日本語の問題を読んで立式する「方針を立てる力」と、立てた方針に沿って「計算する力」が必要です。方針を立てる力については、教科書やチャート式参考書で例題レベルの問題を繰り返し説いて解法を暗記し、夏までには問題を見た瞬間にストーリーを描けるようにしておきたいですね。計算力は、毎日少しずつでも問題集を解くことによって、着実に自分のものにしていくことが大切です。英語の場合はいかがですか?

鈴木:英語の場合は、「単語力」と「文法力」が柱となります。どちらも徹底した反復によって、問題を見た瞬間に自動出力できるところまで早い段階で持っていくという考え方は中尾先生と同じですね。単語力は、学校でも多く採用されている英単語集の1,900語のうち、1,500語までは5月の段階でほぼ暗記していてほしいです。可能であれば、高校2年生の段階で1,200語まで覚えておくといいでしょう。文法力については、2年生のうちに7~8割はカバーしておくつもりでいないと、3年生になってからでは終わりません。できるだけ前倒しで学習し、5月からは長文、夏休みの終わりごろからは過去問という具合にステップアップしていくのが理想ですね。

否定的な言葉を使わずに取り組める生徒は伸びる。受験を通じて人間的に成長できるかがカギ

中尾:生徒は、どうしても「わかる」ことと「できる」ことを同じだと思ってしまいがちです。

鈴木:「わかっているのに、どうして解けないのか」と悩む生徒のほとんどがそうですね。無意識にアウトプットできるようになって初めて「できる」と言えるんだよと指導したときに、素直に取り組めるかどうかがカギになると思います。

中尾今何をするべきかという判断力と、素直さは受験を乗り越える上でとても大切ですよね。生徒個人の性格や家庭環境にもよりますが、「いや」「でも」といった否定的な言葉を使わずに取り組める生徒は伸びる印象があります。逆に言えば、受かる子は受験勉強を通じて人間的に成長していくということでしょう。

鈴木:生徒の自宅で指導すると、生徒の周辺環境がクリアになるので、勉強に影響する性格や考え方についてもアドバイスしやすくなります。性格そのものはなかなか直せなくても、受験勉強をするときだけは別人になるつもりで、自分を変える努力をしてほしいですね。

対談

「つまずき」は合格のために必要!生徒と同じ方向を向いて歩き、最短距離で合格を目指す

鈴木:8月は、夏休みに勉強した分だけグッと伸びて自信をつける生徒がいる一方、努力が点数につながらず、思わしくない模試の結果を見て燃え尽きてしまった生徒が伸び悩む時期でもあります。高校生活最後の1年ということもあって、9月にある学園祭や体育祭といった学校行事に気持ちを奪われて勉強が滞り、壁にぶつかる生徒も多いですね。この時期は、模試の成績にショックを受けて不安になり、泣いてしまう生徒も珍しくありません。ただ、このような「つまずき」という経験は、受験において必要な過程だと思います。

中尾:そのとおりですね。つまずいたことによって自分を客観視できるようになり、再び受験勉強に集中し始めることは往々にしてあります。挫折を機に、私たち家庭教師との信頼関係が深まることも多いですよね。

鈴木つまずいたら、原因を一つひとつ分析して、問題を解決していけばいいことです。いいときも悪いときも、いつも生徒の気持ちに寄り添っていっしょに歩いていけるのが、一対一で生徒と向き合う家庭教師のメリットですから、挫折してもまた前を向けるように励まし続けていきたいですね。

中尾:受験勉強のスケジュールや成績に目安はありますが、ぶつかる壁が人によって違うように、すべての受験生が同じように進んでいけるわけではありません。個人の要素をいち早く把握し、指導に活かしていくことも私たちの役割だと考えています。

鈴木:一人ではどうしても受験勉強に無駄が出ますが、プロの目で見て分析することによって、客観的に必要なものだけを効率良く提供していくことができます。これからも、一人ひとりが最短距離で合格をつかめるよう、丁寧な指導をしていきたいですね。

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