〈Part1〉短い対話を聞いて、それに続く質問文に応える問題。
基本的な表現が用いられているため、落とさずに取っていきたい。質問文の英文の頭をしっかり聞いておくと答えやすい。

〈Part2〉去年度とは構成が変わり、2部構成となった。一方はやや長めの対話文、他方は150語程度のモノローグを聞き、それぞれ内容に関する設問が2題ずつ与えられている。校舎に関しては1題が単語の記述となっている。Part1と異なり英文は1度しか読まれない。
英文は難しくないものの、ある程度の長さがあるので集中力を切らすことなく適切にメモを取りながら聴く必要がある。

物語文が素材となっている。
設問はすべて内容把握。設問リード文に続く英文を4肢の中から選ぶ内容一致問題が10題、設問で与えられた英文の空所の一部を補充する問題が1題、脱文補充が1題。
読みやすい英文であり、登場人物の心情や状況の変化を注意しながら速読を心がけながら読んでいきたい。設問の順序と本文の流れが一致しているので、1～2パラグラフを読むごとに設問を解いていくことができれば時間をかけずに正答を導ける。

空所補充や語句整序も含まれているが、内容把握が前提となっている出題である。
英文自体は読みやすく、読み取れないようなところはほぼないが、全体との兼ね合いでそれほど時間をかけられないため、大きな話の流れと、設問を解くことを念頭において何がどこに書かれているのかを素早くつかんでいく必要がある。

会話文の読み取り。今年度は、関連する2つの対話文が素材となっている。前者についてはウェブページの読み取りも併せて問われている。
全て内容把握問題。平易な内容であることも考えてみると時間をかけず全問正解を目指したい。

toothとteethの関係と同じ関係になるのはleafと何か、いった単語の基本知識が問われる問題が4つ。基本的な語形変化を正確に押さえられていれば容易に終えられる。

短文空所補充問題が6題。
基本的な文法知識が問われているため、全問正解を目指し、なおかつ時間をかけずに解きたい。

7～8語の語句整序問題が4題。細かい知識が問われているわけではないが、並びかえなくてはいけない語数が多いため、意味のかたまりごとに並びを作っていくなどの処理手順を確立する必要があるだろう。

今年は各小問につき、4つの英文が与えられ、間違いを含んだ英文を探すという形式に変更になった。
答えとなる箇所は基本的な知識があれば判断できるものの、誤文訂正という設問形式であることからすると、答えをやや見つけにくい問題もある。
動詞（準動詞含む）・名詞関係から中心に検討し、すぐ答えが出なければ、次に進むのが戦略的には賢い問題である。

同意文完成問題が3題。いずれも基本的な文法・構文が問われている。完投するだけでなく、素早く解き終えたい。

テーマと書くべき内容に2つの指示が与えられており、各指示に沿った英文をそれぞれ1つずつ書くという設問。
15～25語程度は書く必要があるだろう。
各内容はすぐに思いつくようなものではあるが、英文を書き慣れていないと時間がかかってしまうから日頃からのトレーニングが必要だ。