中央大学杉並高等学校の傾向と対策
中央大学杉並高等学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
数学の攻略ポイント
とくに難問は見当たらず、基礎から標準問題と応用問題で構成されている。幅広い範囲での出題であるが、関数の座標や式、関数における平面図形の計量問題、空間図形の計量等は必須である。
2022年は出題はなかったが、確率、場合の数、食塩水、濃度、割合の方程式の利用、整数の扱いや規則性を問うような問題もしっかりと学習しておきたい。記述式で解答できるように慣れておこう。
英語の攻略ポイント
長文読解が配点の6割弱、リスニング問題が2割となっているため、この両者の克服が合格のためには不可欠であるといえる。また、やや難易度の高い和文英訳問題にも対応できる力を身に付けることで、より合格を確実なものにしておくことが出来るだろう。
国語の攻略ポイント
※本校は例年、3回の試験が実施されているが、ここでは全て「一般入試」についての説明。
「現代文」の「読解問題」1題(原則的に「論説文」)、「要約問題」(あるいは「論述問題」)1題、「古文」1題(「漢文」単独での出題はない)、「総合的知識問題」(「漢字問題」含む)の大問4題が定着していたが、一昨年度からはそれらに「情報の整理」(本校表記の名称)という大問が加わり5題となった(2022年度も同)。
文章量は5000字ほど(「古文」「総合的知識問題」含む)、本年度は昨年度より増えて約6200字。解答数は30ほど(本年度は昨年度と同数で29)。
「設問形式」は、「選択肢」(「不適切」、「複数解答」、「本文内容合致」等あり)、「空所補充」、「抜き出し」、「脱文挿入」(本年度は未出)、「要約(論述)」(例年1問)、「漢字の読み書き記述」など。これまで「説明記述」は基本的になかったが、なんと、本年度出題された(来年度以降に向けても要注意)。
本校の特徴は、「要約(論述)問題」にある。単独の大問としての出題は、とても稀有だ。また、「総合的知識問題」で「読解問題」に近いものがあるというのも特色。要は、本校では「読解力・思考力・記述力」という「国語の総合力」が徹頭徹尾、問われているということ。
尚、本校国語科の「出題方針」は「『日本語の運用能力』を様々な角度からはかること」だ(本校HP)。いずれにしても、「古文」も含め本校に備えた「万全の対策」が必要だ。
さらに、3年連続で本年度も出題された「情報の整理」に対する新たな備えも不可欠になる。100点満点。試験時間は50分。
プロ家庭教師が合格をサポート
高校受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの高校受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の高校受験専門プロ家庭教師です。
学校 | 中央大学杉並高等学校 |
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偏差値 | 2021予測偏差値 男女ともSS48(サピックスオープン80%) |
併願校 |
「私立高校」では青山学院・中央大・早大学院など、「都立高校」では戸山・新宿・西など、「県立高校」では多摩・光陵・大宮などが多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 2018年度の倍率は、それぞれ一般入試・男子2.4倍、女子2.0倍、帰国生入試・男子2.4倍、女子2.2倍、推薦入試・男子1.8倍、女子2.0倍となっている。推薦入試の出願資格について、9科目内申素点合計37以上で、評定1、2を有していないこと、各学年における欠席日数が原則として7日以内で遅刻・早退の少ないこと。なお、2018年度の一般入試について、各教科ごとの出題方針が当学校のHPに掲載されているので、確認することをお勧めする。 |
進学実績 |
2017年3月の中央大学への進学については、内部推薦で卒業予定者数の92%が進学している。また、中央大学に推薦されている生徒でも、国公立大学や、中央大学にない学部・学科であれば私立大学も受験可能。 是非本サイトでご確認ください。 |
その他 | 中央大学の附属高校なので、高大一貫教育に力を注いでいる。また、海外研修や国内研修も充実している。海外はイギリス・オックスフォード研修やオーストラリア・ユニティカレッジ研修、さらに国際協力機構(JICA)と連携しアジア方面でのODA事業や企業の視察、農村部での生活体験などがある。また、国内は北海道・礼文島研修、鹿児島県・屋久島研修があり、研修の充実度が高い。 |
基本情報 |
所在地 〒167-0035 東京都杉並区今川2-7-1 最寄駅 西武新宿線「上井草駅」徒歩12分 連絡先 ℡:03-3390-3175 沿革 昭和38年創立。 |
