法政大学高等学校の傾向と対策
法政大学高等学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
数学の攻略ポイント
中学数学全範囲からの出題となる。特に三平方の定理、相似、などを利用した計量問題が目立つ。また、方程式の応用については、値段、割合、食塩や道のりと速さなどどれが出題されても解けるようにしておく。
場合の数、確率、二次関数と直線のグラフ、平面図形、空間図形、図形と関数・グラフとの融合なども必須である。
国語の攻略ポイント
※本校は例年、2回の筆記試験が実施されているが、ここでは「一般入試」についての説明。
「現代文」の大問2題(「小説」あるいは「随筆」と「論説文」あるいは「説明文」。2022年度は昨年同様に変則的で「小説」と「随筆」)が定着している。「古文」「漢文」は基本的に出題されない。文章量は6000~7000字程度(近年は増加傾向で、一昨年度は一気に約10500字になったが、本年度は落ち着いて約6900字)。
解答数は30ほどだったものが増加傾向にあり、本年度は38。「設問形式」は、「選択肢」(「空所補充」「乱文整序」「脱文挿入」、「不適切」「組み合わせ」「複数完全解答」などあり)、「抜き出し」、「語句(漢字)記述」、「説明記述」(かつては5問程度だったが、ここ4年は連続して2問)、「漢字の読み書き」、「総合的知識問題」など。特徴は、「基礎的な読解力」だけではなく「接続詞、文法、識字問題等、中学で学習した総合的な国語力」が問われるということ(本校HPより)。「口語文法」も含めて幅広い分野から出題される「総合的知識問題」、頻出の「乱文整序」や手強い「説明記述」など、本校合格に向けた最大限の「対策」が必要となる。尚、昨年度に引き続き本年度も「抜き出し」が一気に増えている(解答数は12、配点では全体の3割強を占める)、来年度以降に向けても要注意だ。また、「論理展開を押さえる演習」(同HP)も必須だ。100点満点。試験時間は50分。
英語の攻略ポイント
「読む・書く・聞く」をバランスよく聞くのが法政大学高校の特徴だ。その中には1度読みのリスニングや図表の読み取り、自由英作文など、近年の受験問題のトレンドを反映している問題も多いため、意識的な対策が必要だ。
文法等知識問題は点数が取りやすいため、取りこぼしのないよう知識の精度を高めておきたい。
プロ家庭教師が合格をサポート
高校受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの高校受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の高校受験専門プロ家庭教師です。
学校 | 法政大学高等学校 |
---|---|
偏差値 | 2021予測偏差値 男女とも SS43(サピックスオープン80%) |
併願校 |
「私立高校」では中央大・日大二・明大中野など、「都立高校」では新宿・立川・国分寺など、「県立高校」では多摩・市ヶ尾・相模原などが多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 2018年度入試結果について、倍率は一般入試で3.9倍、推薦入試で3.5倍となった。合格最低点は、非公表。推薦入試の出願資格においては、調査書評定の9教科単純合計が38以上であり、その教科評定の中に2以下がないことが条件の1つとなっており、選抜方法は書類審査、適性検査(国・数・英)、面接となっている。また、一般入試においては筆記試験の他にグループ面接があるので注意したい。 |
進学実績 |
2018年3月卒業生の大学合格実績について、在籍者の約8割が法政大学へ進学している。また、他大学合格実績については、早稲田大学に6名、慶應義塾大学に2名、上智大学に13名、東京理科大学に1名等、有名大学への合格実績も多い。 *是非本サイトでご確認ください。 |
その他 | 国際交流に力を入れており、充実した語学研修が用意されている。高校1年では夏休みを利用したイギリスへの語学研修、高校2・3年では23日間に渡ってオックスフォードプログラムと呼ばれる研修制度がある。また、2年次の修学旅行は海外か国内かどちらかを選択することが可能、法政大学の系列高校であるため六大学野球の応援に参加するなどユニークな行事もある。 |
基本情報 |
所在地 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼4-3-1 最寄駅 京王井の頭線「井の頭公園駅」徒歩12分 連絡先 ℡: 0422-79-6230 沿革 昭和23年高等学校開設。 |
