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明治大学付属明治高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「明治大学付属明治高等学校の英語」
攻略のための学習方法

明大明治の英語は、難しい試験であり、受験生の点数の差が著しい。
考えようによっては、英語に自信がある受験生は、他の受験生と大きな差がつけられる試験とも言える。志望者は、英語を勉強するにあたって、3つのことに力を注いでいこう。

[単語力]
1つめは、「単語力」だ。過去問に目を通して感じるのは、明大明治の試験に出る単語は、一般的な中学英語の範囲を超えていることだ。学校の教科書を終えた水準では、歯が立たない。難しい単語に出会っても、文章の前後から推測することは、不可能ではない。しかし、明らかに不利で、万全とは言いがたい。またわからない単語が連続して並んでいる場合、そこで読み間違いが起こる可能性は高い。
志望者はできるだけ早い段階から準備を心掛けよう。まずは、中学英単語を完璧に仕上げ、さらに、先の範囲まで暗記しておくことが望ましい。最低でも英検準2級、理想的には英検2級の水準の問題が解けるようになっておきたい。

[速読力]
2つめは、「速読力」だ。リスニングを除いた【大問1】から【大問8】にかけられる時間は40分だ。この時間は、はっきりいって足りない。解答用紙をなんとか埋めることができたとしても、見直しは満足にはできないはずだ。一問一問にじっくりと取り組んでいる余裕はなく、まずは速読して、解答する時間を稼ぐ気持ちでいたい。
そのためには、読んだ英文を、逐一、日本語に訳さずに、直接に「英語のまま読んでいく」技術を身につけたい。速読力は、単語や文法などの学習だけでは身についていかない。普段から積極的に英語の長文に触れるようにし、また長文のリーダーの問題集を読みこんで、「長文を始めから終わりまで一気に読む」経験を積んでいこう。

[リスニング力]
3つめは、「リスニング力」だ。リスニング力とは、単純に英語に耳を澄ますことではない。放送される英文に、自分なりに区切りをつけられる能力のことだ。耳で聞きながら、同時に心の中では、英文の区切りを設けている。
例えば、【大問11】の英文で「A bed race is a competition where teams of people push beds along a specific route」がある。リスニング力があれば、この英文を聞きながら、部分ごとの区切りを意識して、「 A bed race」「is a competition」「where teams of people push beds」「along a specific route」と四つの部分に分割して考えている。
志望者が訓練したいのは、自分が一度に何語までなら、英文を復唱できるかだ。訓練されていなければ、おそらく2語から3語しか、心に留めておけないだろう。長い文を一息で読んでもらい、そのうちの何語を復唱できるのか、語数を増やしていこう。やみくもにリスニングの問題集を解くのではなく、一つの長い英文を、繰りかえし訓練するほうがよい。

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2014年度「明治大学付属明治高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験は二部に分かれる。

【大問1】から【大問8】までの前半の40分と、それ以降の【大問9】から【大問11】までの後半の20分だ。
前半と後半は完全に独立しているので、連続してふたつの試験を受けていると考えればよい。

設問数が多く、答えるために読まなければいけない文章も膨大なものになる。余裕を持って答案用紙を埋められる受験生はほとんどいないだろう。

【大問1】適語補充

  • 時間配分:2分

適語補充で、同時に動詞の活用ができるかを問うている。
目安は2分以内だ。

【大問2】適語補充

  • 時間配分:4分

適語補充で、同時に構文の知識があるかを問うている。注目したいのは、(設問1)の「dress」、(設問4)の「attention」、(設問5)の「Something」だ。これらは英文に独特の「物や概念の主語」を用いた構文になっている。
目安は4分以内だ。

【大問3】整序作文

  • 時間配分:6分

整序作文で、きちんとした五文型の理解が問われている。英文の構成に必要な理論を、しっかりと習得しておこう。英単語の「described」、「left-handed」、「complain」の意味がわかっただろうか。
目安は6分以内だ。

【大問4】適文補充

  • 時間配分:5分

適文補充で、会話文の言いまわしに慣れておきたい。目安は5分以内だ。

【大問5】適語補充

  • 時間配分:5分

形式の上では長文だが、適語補充の問題だと考えてよい。目安は5分以内だ。

【大問6】長文読解

  • 時間配分:7分

長文読解で、単語は明らかに中学範囲を超えている。脚注は「compulsory」、「uncomscious」だけに付されているが、「immediately」、「democracy」、「denied」にも脚注が欲しい。
目安は7分以内だ。

【大問7】敵文補充

  • 時間配分:5分

形式の上では長文だが、適文補充の問題と考えてよい。こちらも単語が明らかに中学範囲を超えている。「success」、「following」、「immediately」、「theories」、「excellence」、「attract」の意味がわかっただろうか。
目安は5分以内だ。

【大問8】長文読解

  • 時間配分:8分

長文読解だが、やや特殊な出題形式だ。受験者はかなりの文章量を読まなければいけない。よほどの速読力がない限り、最後まで終わらないはずだ。
目安は8分以内だが、はっきり言って終わらないだろう。

【大問9】リスニング

  • 時間配分:7分

リスニングで、すらすらと英単語がひらめくかどうかが鍵だ。正答に自信が持てなくも、すぐに気持ちを切り替えていこう。

【大問10】リスニング

  • 時間配分:7分

リスニングで、あらかじめ解答に目を通しておき、放送を聞きながら答えを探せるように準備しておきたい。

【大問11】リスニング

  • 時間配分:7分

リスニングで、英文は一回しか放送されないので、聞きながらメモを取ることは必須だ。

攻略ポイント

明大明治の英語は、平均的な高校入学試験とは、3つの点で大きく異なっている。
1つめは、国語と数学の試験は、試験時間が50分で配点が100点なのに対して、英語は試験時間が10分長くなり、配点は20点高くなることだ。
2つめは、リスニングについては20分で大問3つが割り当てられ、試験全体に対して比重が高くなっていることだ。
3つめは、受験生が読まなければいけない英文の量が、膨大なものになっていることだ。
受験生は「英語の勉強をする」のではなく、はっきりと「明大明治に向けた英語を勉強する」ように、準備しておこう。

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