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明治大学付属明治高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「明治大学付属明治高等学校の英語」
攻略のための学習方法

明大明治の英語は、難しい試験であり、受験生の点数の差が著しい。
しかし一方では、英語に自信がある志望者にとっては、他の受験生と大きな差がつけられる試験ともいえる。志望者は、英語を勉強するにあたって、3つのことに力を注いでいこう。

[単語力]
1つめは、「単語力」だ。過去問に目を通して感じるのは、明大明治の試験に出る単語は、一般的な中学英語の範囲を超えていることだ。学校の教科書を終えた水準では、歯が立たない。難しい単語に出会っても、文章の前後から推測することは、不可能ではない。しかし、明らかに不利で、万全とは言いがたい。またわからない単語が連続して並んでいる場合、そこで読み間違いが起こる可能性は高い。
志望者はできるだけ早い段階から準備を心掛けよう。まずは、中学英単語を完璧に仕上げ、さらに、先の範囲まで暗記しておくことが望ましい。最低でも英検準2級、理想的には英検2級の水準の問題が解けるようになっておきたい。

[速読力]
2つめは、「速読力」だ。リスニングを除いた【大問1】から【大問9】にかけられる時間は、40分そこそことなっている。この時間は、はっきりいって足りない。仮に、解答用紙をなんとか埋めることができたとしても、見直しには満足な時間が残されていないはずだ。一問一問にじっくりと取り組んでいる余裕はなく、まずは速読して、解答する時間を稼ぐ気持ちでいたい。
そのためには、読んだ英文を、逐一、日本語に訳さずに、直接に「英語のまま読んでいく」技術を身につけたい。速読力は、単語や文法などの学習だけでは身についていかない。普段から積極的に英語の長文に触れるようにし、また長文のリーダーの問題集を読みこんで、「長文を始めから終わりまで一気に読む」経験を積んでいこう。

[リスニング力]
3つめは、「リスニング力」だ。リスニング力とは、単純に英語に耳を澄ますことではない。放送される英文に、自分なりに区切りをつけられる能力のことだ。耳で聞きながら、同時に心の中では、英文の区切りを設けている。
例えば、【大問11】の英文で「They want to attempt to step back in time and to understand the Inca civilization」とある。リスニングの訓練によって身につけたい能力は、この英文を聞きながら、部分ごとの区切りを意識して、「They want to attempt」「to step back in time」「to understand the Inca civilization」と、3つの部分に分けて聴きとりができるようになっておきたい。
志望者が訓練したいのは、自分が一度に何語までなら、英文を復唱できるかだ。訓練されていなければ、おそらく2語から3語しか、意識に留めておけないだろう。長い文を一息で読んでもらい、そのうちの何語を復唱できるのか、語数を増やしていく訓練をしていこう。また、やみくもにリスニングの問題集を解くのではなく、一つの長い英文に、繰りかえし挑戦するほうが効果的だ。

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2015年度「明治大学付属明治高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は60分で、得点は120点満点だ。大問数は12問で、うち3問がリスニングに割り当てられている。
設問数は、リスニングを含めて、72問あり、1問あたりにかけられる時間は1分を切る。受験者には速度と正確さが要求される試験構成だ。

【大問1】適語補充

  • 時間配分:3分

適語補充の問題で、文章は易しい内容だ。

【大問2】適語補充

  • 時間配分:6分

いずれの設問も、よく利用される熟語の知識がある受験者を想定している。

(3)「There is a difference between~」という熟語をあらかじめ覚えておくと、答えが浮かびやすい。

【大問3】適語補充

  • 時間配分:5分

【大問1】が単語の意味に重点があったのに対して、こちらは文法の法則に重点を置いている。文法をしっかり理解していないと、得点できない。

【大問4】整序作文

  • 時間配分:5分

整序作文の問題で、文章は易しい内容だ。

【大問5】適語補充

  • 時間配分:7分

動詞の活用について重点がある。

【大問6】適文補充

  • 時間配分:6分

会話や日常の表現を中心に出題されている。

【大問7】適文補充

  • 時間配分:8分

ここから英単語に難しいものが現れるようになる。中学英語の単語量では読解はまず不可能で、英検準2級から2級程度の語彙力が必要となる。

【大問8】長文読解

  • 時間配分:8分

文章全体を読めないと、答えられない設問がある。

【大問9】長文読解

  • 時間配分:10分

単語・文法ともに高度なものが求められている。合格するためには、ここまで正答する必要はない。実質的には英語が得意な受験者への加点問題だと思われる。もし長文が読めなくとも、焦らずに他の設問の見直しに時間を使おう。

【大問10】リスニング

  • 時間配分:4分

放送を聞いて、単語一語を答える。

【大問11】リスニング

  • 時間配分:5分

放送は1回きりなので、事前に問題用紙の文章に目を通しておき、何をメモすれば良いのか理解しておこう。

【大問12】リスニング

  • 時間配分:8分

【大問11】と同じく、放送は1回きりだ。かなりの長文が放送されるので、集中力を切らさないようにしたい。

攻略ポイント

受験者の合否を左右するのは、「文法力」と「長文の速読力」となる。
「文法力」については、ただ正解を選ぶのではなく、なぜ不正解のものを選んではいけないのか、その理由が述べられるようになろう。
また「速読力」についてだが、長文問題である【大問6】から【大問9】を、どのように扱うかによって戦略が変わってくる。
満点が狙える試験構成ではないので、どこかで問題に区切りを設け、解かない設問を選ぶ判断力も必要になってくる。

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