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鎌倉学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2023年度「鎌倉学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

〇問題構成

大問3つに地理・歴史・政治経済分野が割り当てられている。各分野10~15問ほどで計40問前後の総解答数となっている。2022年度・2023年度は総合問題の大問が二つという構成であった。

リード文や史料を読み、下線部について答えていく1問1答形式が多い。地図や図版、統計やグラフなどの資料も用いられている。設問は記号選択・適語記入が多く、年度により1行程度の説明記述も1~2問出題されている。

一部にやや難しい問題も見られるが、それだけに基本事項の問題は取りこぼさない基礎力が必要とされる。

〇地理分野

日本のある一定の地域についてやや詳しく訊く問題が多い。貿易(2022年度)や東海地方(2023年度)などの出題が見られた。地形・地名・産業・気候など幅ひろい項目について訊かれている。地図の読み取りの問題もある。

日本全体、空白ができないように広く丁寧に学習しておこう。地図・白地図なども使って河川・平野や各都市の地名なども正確に頭に入れておく。資料集で産業などの最新データに触れることも大事である。

〇歴史分野

ある話題や年表などを題材として、広い範囲の時代について問われている。世界と日本の交流(2022年度)や大河ドラマで描かれた時代(2023年度)などの話題が取り上げられている。各時代の出来事・人物・文化や外国との関係など、内容も幅広い。時代順の並べ替えもある。年号を覚えてしまえば万全だが、大きな出来事との前後関係で覚えるのも有効である。

特定の時代・項目に偏りは無いので、古代~現代までの各項目をひろく覚えていくようにしよう。日本と関わりのある国については、地理的な位置も確認しておこう。

〇政治経済分野

憲法と政治のしくみから多く出題されている。憲法の重要な条文、国会・内閣・裁判所の具体的な仕事の内容や財政・地方自治など、また直近1~2年にあった社会的な出来事などはしっかり覚えておこう。量は多くないが時事問題も含まれているので、重大ニュース集なども活用して新しいニュースをチェックしておきたい。

〇記述問題

出題されない年度もあるが、ここ数年では1~3行ほどで1~2問が出題されている。考える力を必要とする問題も出されるようになってきたので、出来事の理由・原因などをよく考える習慣をつけよう。字数も増える傾向なので、40~50字で記述するような類似問題で慣れておこう。

〇適語記入

適語を答える問題はすべて漢字指定である。地名や人物名は迷いやすい表記も多いので、最初に出てきたときにしっかり覚えてしまおう。初回に覚え損なうとなかなか正確に定着しないものである。

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2023年度「鎌倉学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

総解答数は30問で、例年とほぼ変わらない。選択肢と適語記入が多く、資料も使われているが読み取りにそれほど時間がかかる種類のものではない。2023年度は短文記述が1問出されたが、全体として時間は足りるだろう。地図を使った問題が今年度も出されている。

【大問1】地理分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:15分
  • ★必答問題

東海地方を題材とした混合問題。

問1 (1) Ⅰ. 長篠の戦いと信長・秀吉に仕えた絵師→D・エ
     Ⅱ. 登呂遺跡で弥生時代→E・ア
     Ⅲ. 日米和親条約で下田開港→F・キ
     Ⅳ. 伊勢神宮と弥次喜多道中→B・ウ
   (2) Ⅱ(弥生時代)→(安土桃山時代)→(江戸時代)→(江戸時代末)

問2 Hは冬に降水(雪)量が多いので日本海側の富山、は少雨で冬の気温が氷点下になるので中央高地の長野、残るが静岡である。

問3 河川の浸食でできた谷に海面上昇で海水が入り込んで複雑な湾ができる。奥に行くほど幅が狭くなるので津波などが侵入すると波のエネルギーが集中し、高波が陸深くまで押しよせて大きな被害をもたらす。

問4 コンビナートなどからの排気に含まれる亜硫酸ガスが原因であった。

問5 PKO(国際平和協力)法 

問6 ウナギの養殖が盛んなのは鹿児島・宮崎・静岡など。は大豆、はあずき、は鶏肉の順位である。

問7 ウ. 湿気を含んだ空気が山を越えるときに水分を失い、乾燥した空気が山を下るにつれ温度が上昇し熱風となるので、逆である。

問8 核拡散防止条約

問9 小笠原諸島は世界自然遺産である。

問10 中国・ベトナムなどの「安価」な製品に押されて売り上げが減少したが、高い技術や希少性などで「ブランド」化することで商品価値を高めている。

【大問2】歴史・政治経済

  • 難度:やや難
  • 時間配分:15分

大河ドラマの時代を話題とした歴史・政治経済中心の混合問題。

問1 ア. 日本国憲法の制定より前である。
     ウ. 男女同一賃金は労働基準法(1947年)で定められている。
     エ. 日本も1985年に批准している。

問2 (1) ナショナル(トラスト運動)
     (2) 下級裁判所の裁判官は、最高裁判所が指名した名簿に基づいて内閣が任命する。

問3 すべて正しい。

問4 X. 十二単は日本特有の装束である。
     Y. 後半が鎌倉時代の武家造の説明になっている。

問5 ① 琉球王国の首里城→
    ② 東山文化の時代の銀閣→
    ③ 奥州平泉の中尊寺金色堂→
    ④ 鎌倉時代の円覚寺舎利殿→

問6 エ. 電力は用いられたが水力発電が主流であった、

問7 Ⅱ(織田信長)→(豊臣秀吉)→(徳川秀忠)

問8 (1) 1980~90年代半ばまで、日本は高度経済成長期で円高となり、円が強くなったことで海外旅行が手軽にできるようになった。2007~08年にかけてリーマンショックに起因する世界金融危機で観光業もダメージを受けたが、その後の政策の後押しなどによりインバウンド(海外から日本へ)の旅行が増えた。
   (2) X. 温泉地である湯布院・修善寺など→
       Y. スイスの山岳地帯や避暑地である軽井沢・清里→
       Z. 世界遺産やジオパークなどの知床・白神山地→
   (3) ア. 志摩スペイン村やハウステンボスなどがある。
   (4) イスラム教の信者は1日に5回、聖地メッカがある方向を向いてひざまずき、額を地面に当てるような姿勢で祈りをささげる。日本でもいろいろな場所に礼拝所が設置されている。

攻略のポイント

政治経済分野は学習範囲がもともと広くないので出題内容も想定しやすいが、地理・歴史分野はどこから出題されるかは予想できない。難易度としては基本事項の問題が多いので、テキストをまんべんなく抜けが無いように学習するのが良いだろう。

以前は無かった記述問題がここ数年では出されるようになっているので、今後は毎年出題があるものと想定して、1行~3行くらいの文量で記述の練習を積んでおくべきだろう。自分の知識にあることを15~50字くらいでまとめられるようになっておこう。

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