中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

大妻中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「大妻中学校の国語」
攻略のための学習方法

[読解問題]
大妻中の入試問題は、「物語文」「論説文/説明文」「韻文+鑑賞文」という形が多い。
「物語文」は、受験生と同世代の登場人物が、悩みや葛藤にぶつかり、成長していく内容のものが目立つ。
各年度で、「よく出る素材文」として話題になるものが、出題されることも多々ある。
「論説文/説明文」は、語彙レベルが高いものも出題される。
「韻文+鑑賞文」は、韻文関連の知識だけでなく、韻文の深い読解も求められる。
素材文の長さは、合計で7000字~9000字程度。かなり長い方である。
それぞれの素材文も、決してやさしいものではない。それなりの難度のある長文を素早く読み進める力が求められる。
日頃の読解学習の際、読解のスピード向上ということを十分に意識しておきたい。

[問題形式]
設問の中心は選択式問題。
ただし、選択式問題の中には、明確な根拠が文章中に見つからないものや、文脈や表現から類推が必要なものもある。
てきぱきとこなすには、不向きだと思える設問もある。
読解の経験値をあげ、語彙力を数多く身につけることで、類推系の問題は、取り組みやすくなる。準備することで、十分対応可能である。
また、記述問題の数は多くはない。記述問題の内容も、基礎的なものが多い。
各文章ジャンルの基礎的な記述方法を確認しておくことで、十分、得点が可能である。
記述問題は得点源にするつもりで、対策を進めてほしい。

[韻文]
韻文関連の問題が出題される。韻文+鑑賞文の形が多い。
解答の手がかりは、多くは、鑑賞文の中から得ることができる。ただし、韻文の読解の基本を学び、韻文そのものを読む練習も欠かさないようにしたい。
短い言葉から、描かれた情景をイメージする取り組み方に、慣れておくことは必要である。

[知識]
漢字や言葉の知識関連の問題も、必ず出題されている。
言葉の知識に関しては、基礎的な語句学習を徹底しなかった受験生には、手ごわいと思われるものも出題されている。
合格を考えると、言葉の知識の部分で、大きく失点することはできない。
日頃のコツコツとした漢字・語句学習を欠かさないようにしたい。

[過去問演習]
過去問演習に入る際には、以下の点に留意したい。
・50分という制限時間内で、答案をすべて埋めつくす癖をつける。(空欄を作らない)
・問題用紙と解答用紙の全体に目を通す。素材文の内容などもさっと確認して、解く順番(大設問の)をイメージする。
・読み進めているうちに、解答がわかるものは、その場で解答する。(空欄補充など)
・選択式問題で、どうしても解答が出ない場合、後回しにする。
・解き終えた答案は、必ず、中学受験専門の国語の先生に目を通してもらう。
先生に添削指導してもらい、今後の大妻対策を考えるようにする。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2014年度「大妻中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

読解問題の三題構成。文章ジャンルは、説明文、物語文、短歌(鑑賞文付き)である。
漢字・言葉の知識関係の問題は、読解問題の中に含まれる。設問は、全体的に、基本的なものが多い。
各文章ジャンルの基本的な読解方法を、手堅くおさえることで、十分に合格点がねらえる。
ただし、素材文の総字数は8500字程度と多い。時間配分を誤ると、たいへんなことになる。
※下記の「時間配分目安」は、設問ごとに目安を設けています。「問一が解決すれば、問二は即答できる」ということがあり、実際には合計時間は表示時間よりも短くなります。したがって、文章を読む時間も合計時間には含まれます。

[大問1]説明文

  • 時間配分:16分

【問1】熟語の組み立て。選択式。基本レベル。確実に得点したい。<時間配分目安1分>
【問2】細部表現。選択式。空欄の前後の内容から考えることができる。<時間配分目安1分>
【問3】言葉の用法。選択式。文章内の「そもそも」から考えることもできる。ここも確実に得点したい。<時間配分目安1分>
【問4】状況理解。書き抜き。ヘレンの変化をていねいにおさえることで、【X】にあてはまる言葉を見つけることができる。<時間配分目安2分>
【問5】場面理解。書き抜き。問4と同様に、ヘレンの変化をおさえることで、解答を見つけることができる。<時間配分目安2分>
【問6】指示語関連。書き抜き。指している部分の正確な把握。傍線部④以降の正確な読解。以上のことで、解決できる。<時間配分目安2分>
【問7】文脈理解。選択式。教えるだけではない点に注意。<時間配分目安1分>
【問8】音訓読み関係。選択式。できる限り得点したい。<時間配分目安1分>
【問9】細部表現。書き抜き。「~的に学ぶ」が「~的に覚える」に似ていることに着目。<時間配分目安2分>
【問10】論理展開。選択式。「赤ちゃん」という言葉に着目する。<時間配分目安1分>
【問11】要旨関連。選択式。文章の内容をていねいにおさえることができれば、比較的、やさしい。<時間配分目安2分>

[大問2]物語文

  • 時間配分:16分

【問1】場面理解。選択式。傍線部①までの内容が手がかり。基本レベル。<時間配分目安1分>
【問2】場面理解。選択式。傍線部②までの場面の様子をおさえる。選択肢をていねいに分析したい。<時間配分目安1分>
【問3】言葉の意味。選択式。直前のママの言葉からも判断できる。<時間配分目安1分>
【問4】心情理解。選択式。明らかにまちがった情報を含む選択肢がある。<時間配分目安1分>
【問5】心情理解。記述式。傍線部⑤直前の「ママはいない」という言葉を活用するとよい。<時間配分目安2分>
【問6】場面理解。書き抜き。書き抜き箇所は、ママの言葉の中から見つかる。<時間配分目安2分>
【問7】慣用句。選択式。⑦、⑨ともに、空欄の前後の状況から判断できる。手堅く得点したい問題。<時間配分目安2分>
【問8(1)】細部表現。選択式。傍線部⑤にある、「同じ気持ち」に着目する。その間に、カーテンが張られたと考える。<時間配分目安1分>
【問8(2)】場面理解。選択式。場面の把握で解決する。基本レベルの設問。<時間配分目安1分>
【問9】細部表現。選択式。基本レベル。確実に得点したい。<時間配分目安2分>
【問10】心情理解。記述式。記述のポイントは2つほど。この記述も、得点していきたい。<時間配分目安2分>

[大問3]短歌

  • 時間配分:16分

【問1】内容理解。書き抜き。基本レベルのもの。確実に得点したい。<時間配分目安1分>
【問2】内容理解。書き抜き。傍線部①までの内容をおさえて、傍線部①以降を見る。ここも、確実に得点したい。<時間配分目安2分>
【問3】修飾語。選択式。基本レベル。ここも、確実に得点したい。<時間配分目安1分>
【問4】細部表現。選択式。空欄B、C以前に書かれた内容を「対比関係」にして考える。<時間配分目安2分>
【問5】内容理解。選択式。傍線部②以降を読み、選択肢の情報を比較する。得点したい問題。<時間配分目安2分>
【問6】四字熟語。選択式。基本レベル。「一部始終」があてはまる。<時間配分目安1分>
【問7】細部表現。選択式。「来る」「ゆく」に着目する。<時間配分目安2分>
【問8】内容理解。短答式。「虫」「鳴く」からわかる。<時間配分目安1分>
【問9】内容理解。記述式。記述のポイントは2つほど。得点したい記述問題。<時間配分目安2分>
【問10】内容理解。選択式。傍線部④を含む段落内の表現をもとに類推する。<時間配分目安1分>
【問11】漢字の書き取り。基本から標準レベルの漢字。確実に得点したい。<時間配分目安1分>

攻略のポイント

・合格者平均点が60.9点。
漢字問題以外の読解問題で、各大設問ごとに誤答を四つ以内におさえると、十分に合格ラインを越える。

・大設問数は、三題。
時間配分に気をつけ、すべての問題に取り組めるようにしたい。

・小設問数は、比較的、多い。
それぞれの設問で立ち止まり、考え込む余裕はない。テキパキ解き進めるようにしたい。
空欄補充など、読みながら解くことができる問題は、その場で処理できると良いだろう。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

大妻中学校の科目別
入試対策一覧

中学受験のために
家庭でできること

インタビュー=学力が伸びる子と伸び悩む子の特徴とは

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。