問１　満月は１８時ごろ東から上り、真夜中に南中し、６時頃西に沈む。

問２　月は太陽の光が当たった部分が光って見える。三日月の日に太陽は月の西（右）４５度離れた方向にある。
　
問３　南半球のオーストラリアでは月は北の空を通って西へ沈む。太陽の光を受けて月の西側、つまり左側が光って見える。
　
問４　問題文および地球は１日に１回転自転することから、満潮と干潮はそれぞれ１日に２回ずつ起こる。
　　　　また、月は地球のまわりを１日に約１２度ずつ公転するので、地球が１２度自転する時間の約５０分ずつ満潮・干潮の時間はずれていく。
　
問５　図に示されたカレンダーと問題文より、満月と新月の日前後が大潮、上弦の月と下弦の月の日前後が小潮と考えられる。
　
月の見え方及び潮の満ち引きに関する出題。太陽・地球・月の位置関係、南半球で
の月の見え方など、月の見え方や満ち欠けを単なる丸覚えではなく、理屈で考える
ことができるかが問われる内容である。
　　

問１　は虫類の特徴に関する問い。親は子の世話をせず、からのある卵を産み、変温動物。

問２　図のＡは肺、Ｂは心臓、Ｃは肝臓、Ｄは小腸、Ｅは腎臓である。
　　　酸素が最も多いのは肺静脈の「あ」、食後に養分が最も多いのは門脈の「き」、二酸化炭素以外の不要物が最も少ないのは腎静脈の「こ」。

問３　サルからヒトへの進化でなくなったもの、というヒントより「体毛」。

問４　からだの表面積を広くすることにより、体表近くの毛細血管からの熱の放出をより効率的に行うことができると考えられる。

問５　ゾウの体温調節についての記述問題。暑い時は耳をバタバタさせ、寒い時は体にぴたりとつけている。
　
動物のつくりと働きに関する出題。前半は正確な知識が要求される問題。後半は体温調節についての出題で、考察力も求められる。

問１　鏡から像までの距離、鏡からりか子さんまでの距離、いずれも３ｍとなる。従って、鏡の中で使用している長さは１５０ｃｍの半分、７５ｃｍである。

問２　図より、（１５０－１２）÷２　を計算し、６９ｃｍとなる。
　
問３　計算および作図問題。使用する鏡の長方形の部分は、たて・横ともにゼッケンの長さの半分になるので、たて１５ｃｍ・横１０ｃｍ　面積は１５０㎠となる。
　
問４　（１）鏡から像までの距離、鏡からりか子さんまでの距離ともに２ｍとなるので、使用する鏡の面積は変わらない。
　　  （２）鏡からよう子さんの像までの距離は３ｍ、鏡からりか子さんまでの距離は２ｍなので、使用する長方形の部分は小さくなる。

問５　たて１２ｃｍ・横８ｃｍ　面積は９６㎠となる。
　　
鏡による像に関する問題。鏡による像について考えるときは作図をして考えることが基本だが、作成された絵が図１に示されているので、これが大きなヒントとなる。
「鏡による像」は「凸レンズによる像」以上に中学入試に出題される可能性が高く、出来不出来が明暗を大きく分ける可能性のある単元でもある。作図の練習も含め、しっかり学習しておきたい。

問１　水素の性質に関する選択問題。炭素を含まないので、燃えた時に二酸化炭素（温
室効果ガス）が発生しない。軽いが、安全とは言えない。

問２　水素が発生する組み合わせは、塩酸に鉄・水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウ
　　　ム。塩酸にアルミニウムでも発生するが、「同じ記号は一度しか使えません」に注
意。

問３　（１）熱量の計算問題。２００×（８０－２０）÷１０００　より１２kcal。
　　  （２）燃焼させた熱の８０％は逃げてしまうことに注意して計算すること。
水素では、１２÷３×５　より２０Ｌ。都市ガスでは、１２÷９．６×５　より６．２５Ｌ。

問４　問題文より、都市ガス１Ｌを燃焼させるのに必要な酸素は、水素１Ｌを燃焼させるのに必要な酸素の４倍なので、問３の結果を利用して、６．２５×４÷２０より、１．２５倍。「空気の体積のうち２０％が酸素」は本問を解く上で関係しない。

水素の性質と燃焼に関する出題。前半の知識問題は確実に正解したい。問４の計算問題はややレベルが高い。問題文の中の計算に必要な情報と不必要な情報をしっかり読み取ること。