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白百合学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「白百合学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

[出題構成]
大問数3~5、総解答数50~60とかなりやりごたえのあるテストである。満点が75点であることからみても、女子校としては理科・社会を重視する校風となっている。
試験時間は30分で、記号選択問題もあるが用語記入が多く、1~2行の記述問題もあるので、速さが必要となる。
地名や人名の漢字表記や、歴史では時代順の並べ替えもあり、簡単なテストではない。
ただし、教科書を超える難解な知識は訊かれないし、いわゆる「考えさせる」問題は少ない。
記述問題も、用語や出来事を説明させるような内容で、知っていれば答えられるものがほとんどである。
しっかりした知識を持ち、てきぱきと答えていくことが必要な試験となる。
分野別では、地理・歴史の方に重点が置かれ、政治は少なめの傾向である。

[地理分野]
各地の地名・地形・気候・産業などについて細かく出題されている。
平野・盆地や河川・湖、半島・湾と、ある範囲の、あるいは日本全国の地図から地名が訊かれ、もちろん漢字で答えなければならない。グラフや統計から産業の特色を問う問題、貿易の問題や地図記号まで、ひろく出題される。
テキストで基本事項を覚えたら、地図と白地図で地名・地形を徹底的に覚える。
位置も正確に覚えて、気候の特色や、資料集の農林水産業のデータなどもまとめて、各県・地域ごとにすぐ頭に浮かぶようにしておく。
基礎的な知識がしっかりあれば答えられるものがほとんどなので、基本を幅広く充実させるという意識で学習に取り組めばよい。

[歴史分野]
各時代、様々な内容が出題されている。
文化史(平成22年度)や中国との歴史的関係(平成21年度)というように、あるテーマに沿って各時代について訊いていくパターンが多く見られる。歴史史料の写真や図版が使われることも多い。
年代順に並べ替える問題が、他の分野と合わせて2問出された年もあった。
人物・出来事や歴史に関連した地名などは漢字で書けるようにしておく。
また、年表で分野ごとの流れをたどっておくことも重要である。
出来事の内容や原因を1~2行で書かせる記述問題も出されるので、覚えた事柄の簡単な説明くらいはできるような知識の深さは必要である。

[ 政治分野]
日本国憲法・政治の仕組みなどがよく出題されている。
憲法前文や重要な条文はよく読み込んでおき、三権のしくみとはたらきは図式などで関係を理解しておく。
また、政治関係はわずかで、その分、歴史や時事問題が多く出される年もある。
近年はどの学校でも時事問題はよく出される傾向があるので、特に前年度の社会的な出来事などに十分注意しておきたい。
 
[知識・記述]
やはり時間の割に問題量が多いということが本校の特徴であり難しい点でもある。
学校側もそのつもりで、考えるのに時間がかかるような設問は、まず出ない。ほぼ1問1答のように、ぽんぽんとリズム良く答えていく形だが、用語を書く問題が多く、漢字で表記する必要がある。知識の量・幅広さと正確さを確認されているテストであろう。
テキストに載っていないような難しい知識にまで手を伸ばす必要はないので、その分、載っていることについては隅々まで正確に頭に入れておく。単なる重要語句の暗記ではなく、地図・白地図・資料集・年表を活用して、関連事項をまとめてイメージできるくらいまで確かなものにしておく。
記述問題も、その語句や出来事について、教科書に書いてある程度の説明ができるくらいには理解しておく。
記述対策問題集などで1~2行程度の問題をたくさんこなしておけば、類似の問題が出される可能性もある。

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2015年度「白百合学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

総解答数65問中、地理分野27・歴史分野23・政治経済15という配分で、記号選択は少なめで用語記入が多くなっている。用語や出来事を1~2行で説明させる短文記述が4問出されている。
全体として例年通りの出題傾向である。時間は30分で、書く分量が多いテストなので、わかる問題からてきぱき答えていくようにする。

【大問Ⅰ】地理分野

  • 時間配分:13分

西日本を中心とした地理全般について訊かれている。
地図を用いて半島名が直接訊かれている。
また、湾や山などの地名も問題になっている。本校は地形・地名を少し詳しく問う傾向があるので、平野・山地・河川なども億劫がらずに地図・白地図で油断なく覚えておくようにする。諫早湾など間違えやすい漢字は特に気をつけたい。
問2の(2)はアジア地域の地図をよく覚えていて代表的な都市の位置が頭に浮かばないと難しかったであろう。
問4のように、噴火で多くの被害者が出た最近の事例をもとにした短文記述も出されているのでニュースなどにも目を配るように。
雨温図や伝統産業の設問など、地理全般から幅広く出題されている。地図を用いた問題が多く出される傾向にあるので、普段から地図帳や白地図を活用して正確な位置を把握しておくとよい。

【大問Ⅱ】歴史分野

  • 時間配分:11分

各時代の政治・文化の中心地についての問題。
縄文時代から近・現代まで広い時代から出題されている。
この分野でも大問1と同様に地図を用いて位置からも考えるような問題になっている。選択肢問題は「あてはまるもの全て選びなさい」という形式なので、正確な知識が無いと迷いやすい。
問2・問3で短文記述が出されているが、いずれも知識を問う内容なので、思考力を要するようなものではない。
問4・問6で時代順の並べ替えも出されていて、これもあいまいな暗記では正解が難しい問題なので、年表で整理したり年号を覚えたりして流れを把握できるようにしておけば心強い。
極端な難問は出ないがテキストレベルの広範囲で的確な暗記が必要である。

【大問Ⅲ】政治経済分野

  • 時間配分:6分

日本国憲法の三大原則を中心に、国会や歳費、国際関係などについて訊かれている。
地理・歴史分野と比べて問題数が少なく、基本的事項を問う問題がほとんどなので、手を抜かずに勉強してあれば得点源になるところである。
問5の(2)は少し古い知識も必要なので難しいが、消去法で正解を選べるはずである。
範囲が狭い分野なので、一通り頭に入れておけば対応できるだろう。

攻略のポイント

やはり時間の割に問題量が多いということが本校の特徴であり難しい点でもある。
学校側もそのつもりで、考えるのに時間がかかるような設問は、まず出ない。ほぼ1問1答のように、ぽんぽんとリズム良く答えていく形だが、用語を書く問題が多く、漢字で表記する必要がある。知識の量・幅広さと正確さを確認されているテストであろう。
テキストに載っていないような難しい知識にまで手を伸ばす必要はないので、その分、載っていることについては隅々まで正確に頭に入れておく。単なる重要語句の暗記ではなく、地図・白地図・資料集・年表を活用して、関連事項をまとめてイメージできるくらいまで確かなものにしておく。
記述問題も、その語句や出来事について、教科書に書いてある程度の説明ができるくらいには理解しておく。

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