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昭和学院秀英中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「昭和学院秀英中学校の理科」
攻略のための学習方法

昭和学院秀英の理科攻略のために必要な力は、主に2つあると思われる。1つ目は、問題文を正確に読み取る力(読解力)。2つ目は、問題文から実験・観察の結果を素早く読み取る力(科学的思考力)である。
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読解力を身に付けるために、比較的長い問題文に慣れておかねばならない。昭和学院秀英の問題文を見て気持ちで負けてはならない。普段からある程度の長文を短時間で読み取る対策を立てておくことが大切である。所詮、理科の問題文は事実だけを書き並べているだけであるので、「落ち着いて」読み進めていけば、自分が最初に思ったほど難易度が高くないことが分かる。ただし、中途半端に読み取ってしまうと思わぬ失点につながるので注意すること。
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科学的思考力を身に付けるために、テキストに載っている実験・観察はもれなく復習しておくこと。この実験・観察から何が分かるかをいつも気に留めること。あやふやな知識で解答をするのは止める。科学的思考力を使って、一つの問題に対して、一つの明確な根拠を持って解答すること。正しい文章を選ぶ問題では、必ず何故正しいのか、もしくは間違っているのかを説明できるように学習をすること。何となく解答して、正当だったという学習では合格には遠く及ばない。常に、理由のある答えになるようにすること。これは、間違ったものを選択する問題も同様である。
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昭和学院秀英の理科の読解力は理科の「知識」である程度と補うことが出来る。中学校で使用する「資料集」を使って理科の復習を進めていく。テキストに自分で必要なことを書き込んで、自分だけの参考書を作り上げていくことをお勧めする。
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昭和学院秀英の理科の合格者平均点は、7割である。40分という試験時間で約25問を解くのに時間配分を考えるべきである。即答できる問題を多くして、じっくり計算したり、記述したりする時間を作らなければならない。毎日の理科の学習や問題演習、過去問演習をすること即答できる力を身に付ける。
過去問に出題された内容は必ずテキストや参考書を使って復習しておくこと。やはり、数年分の過去問を解くことで、昭和学院秀英の出題者がどの程度の広い理科の知識を求めているかが理解できる。

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2015年度「昭和学院秀英中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

問題文から出題者の求めることを素早く読み取る力が必要である。
問題数は決して多くないが、記述問題が含まれている。
約30問を40分で解答するため、受験生は思ったより難易度を高く感じたかもしれない。
立ち止まって考えるような問題はない。
即答できる問題で時間短縮を図りたい。

【大問1】物理分野(電熱線の長さと断面積に関する実験について)

  • 時間配分:10分

(問1)~(問3)(問5)基本的な問題である。
即答できるように試験対策をしておくこと。
実験・観察の結果から問いの内容を読み取ること。
【実験1】表1から、電熱線の長さと流れる電流の大きさは反比例することを読み取ること。
また、【実験2】表2から、電熱線の断面積と流れる電流の大きさは比例することを読み取ること。

(問4)1㎠=100㎟。容易に解答できたと思う。

(問6)問5までの問題が本問のヒントになっていることに気が付くこと。

(問7)大問の解答のポイント、「電流の流れにくさは、電熱線の長さに比例し、電熱線の断面積に反比例する」ことを理解していたか。

【大問2】化学分野(金属の反応のしやすさ、合金について)

  • 時間配分:10分

(問1)【実験1】~【実験3】の結果から、銅・鉄・カルシウム・マグネシウム・金の反応しやすさを考察する問題であった。1に続き、科学的思考とその表現に関する問題であった。空気→水→塩酸と金属の反応のしやすさを考察する。良問である。

(問2)~(問3)水素の性質から捕集方法を問う基本的な問題である。確実に得点したい。

(問4)必ず入試では登場する良問である。カルシウムと水から水素と「水酸化カルシウム」水溶液(石灰水)が生じる。水酸化カルシウムと二酸化炭素から「炭酸カルシウム」が生じる。

(問5)うすい塩酸とカルシウムからは「塩化カルシウム」が生じる。塩化カルシウムが身の回りの生活でどのように使われているかを問う「生活知」に関する問題である。

(問6)使い捨てカイロに含まれている「塩化ナトリウム」の役割に関する問題であった。身の回りにあるものと理科がどのように関わっているかを今一度整理してみると良い。

(問7)身の回りにある合金がどのように使われているかに関する問題であった。合金に関してはどのテキストにも掲載されている。今後受験する学校でいつ出題されてもおかしくない問題である。

【大問3】生物分野と地学分野の融合問題(二酸化炭素濃度の経年変化と日本の年平均温度の変化について)

  • 時間配分:10分

(問1)~(問2)植物の光合成と動植物の呼吸量・人間の生活活動にともなう二酸化炭素排出量の関係をグラフから読み取らせる問題であった。

(問3)「化石燃料」の例を答えさせる基本的な問題であった。

(問4)~(問6)天気予報で日常耳にする用語であった。普段から身の回りで使われる科学用語に興味関心を持つことが大切である。

攻略ポイント

理科4分野からまんべんなく出題されている。不得意な分野をつくらないことが、昭和学院秀英を攻略するためには大切である。即答できる問題で時間をかせぎ、問題の解き直しにどれだけ時間をとる事ができたかがカギであろう。
一見難しい理科用語が出てきて戸惑うかも知れないが、出題者が問題文に詳しく解説を与えてくれている。科学的思考力、問題を読み取る力を出題者はみている。
今回のような科学的思考とその表現に関する問題は今後も続くと思われる。

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