中学受験専門プロ家庭教師が語る

昭和学院秀英中学校 理科入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「昭和学院秀英中学校の理科」攻略のための学習方法

昭和学院秀英中理科の満点は50点、合格者平均点は例年5割~7割である。知識だけで答えらえる問題もあるが、実験や観察等に関する説明を読んだ上で答える問題が中心であり、計算問題も含まれる。また、時事問題が毎年出題されている

<分野毎の学習法>

生物分野 本年度はウイルスと免疫に関する出題であった。問題文をしっかり読まないと解けない問題や、「アナフィラキシーショック」といった難しい用語を答える問題も見られた。近年ではヒアリについて、セキツイ動物の分類と進化について、千葉県内に生息する生物に関して等の出題が見られた。この分野については、動物や植物の分類、光合成や呼吸などの植物の働き、人の体のはたらきなど、知識を確実に固める学習を行って頂きたい。また、千葉県に関わる出題もあり得るので、地理的な要素も含めて頭に入れておきたい。

地学分野 本年度はこの分野についての出題はなかった。ここ何年かでは「線状降水帯」「激甚災害」など細かい気象知識を問う出題や熱中症の予防をテーマとした出題などが見られた。この分野の学習としては、まずは気象・天体・地層や岩石などの基本事項をしっかり理解し覚えることが大切である。気象関連では、台風・地球温暖化・フェーン現象なども想定されるテーマである。また、地震や火山については近年の出来事とも結び付けて学習して頂きたい。天体については、単なる丸暗記ではなく、星や月の動きに関してしっかり理屈(なぜそのように動いて見えるのか)を理解した上で覚えて欲しい。

物理分野 本年は金属についておよびてこや浮力など力のつり合いに関する出題であった。近年では、電気回路、音の高さと速さ、光の性質、振り子の運動、てこのつり合いなどがテーマとして取り上げられている。この分野の学習法としてまずは、てこ・滑車・浮力・ばねなど力のつり合いについて、計算練習を十分に行って欲しい。また、「音」に関する出題が多いのにも注意が必要である。単なる頭の中の理解だけではなく、実際の演習をしっかり行うことが大切である。

化学分野 本年度は金属に関する出題であった。ここ数年では、化学変化・溶解度・燃焼などに関する出題が多い。この分野に関しても、基本的な知識事項を覚えることはもちろんのこと、計算を含む問題演習を数多く行うことが大切である。極端に難しい出題は見られないので、塾のテキストや問題集の問題を一通り解けるようにしておきたい。

 

9月以降に行われる模試はまだ仕上がっていない単元をあぶりだす絶好のチャンスである。模試で失点の多かった単元については、知識の抜けが原因なのか、計算ミスが原因かなどしっかり分析を行い、苦手分野についてはしっかり対処する必要がある。そのあたりの分析や対策については、プロの家庭教師を是非活用して頂きたい。

過去問についても同様で、単に得点だけを気にするのでなく、間違えの多かった分野については、家庭教師のアドバイスなども受けながら多少時間をかけてでもしっかり対策を行って欲しい。

そして、入試直前期には、時事問題対策の学習もしっかり行って頂きたい

2019年度「昭和学院秀英中学校の理科」特徴と時間配分と攻略ポイント

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】物理・化学分野 金属に関する出題 やや難 13分
【大問2】生物分野 ウイルスと免疫に関する出題 やや難 13分
【大問3】物理分野 てこのつり合いと浮力に関する出題 標準 14分

特徴と時間配分

大問数は3題、小問数は25題程度で50点満点。試験時間は40分であった。大問数は年度によって変化している。適語を答える問題、記号選択問題、計算問題が中心だが、簡単な記述問題も含まれている。時間は40分あるので、与えられた問題文・図などをていねいに読み取り、設問に対して一つ一つしっかり答えることが大切である

【大問1】物理・化学分野 金属に関する出題

問1 人口密集地で廃棄される家電製品などには、金・銅など有効活用可能な資源が多く含まれる。このことを「都市鉱山」と呼ぶ。

問2 金は銅よりもさびにくい。金メッキはさび防止の手段である。

問3 150mg×0.8 よりノートパソコン1台から120mgの金が取り出せる。

    金メダル1666個に必要な金は6×1666 より9996g

    9996×1000÷120 より83300台のパソコンが必要。

問4 19.5-9.0より10.5g  

問5 面積図または天秤図を描いて考えること。金と銅の比が4:1になる。

問6 重さの比は金:銀:銅=30:7:3となる。

 

金属に関する出題で、前半は細かい知識が必要。後半は算数的な処理能力が求められる。

【大問2】生物分野 ウイルスと免疫に関する出題

問1 問題文より、インフルエンザウイルスの大きさは1万分の1mm。この大きさであれば、電子顕微鏡でないと見ることができない。

問2 問題文中の「常在微生物全体の重さは、大人で、体重の1%~3%」「常在微生物1個の重さは、約1兆分の1g」を用いて計算すること。

問3 問題文中の説明より、インフルエンザウイルスは細胞の中で増えて、その細胞を壊すことにより病気を引き起こす。

問4 インフルエンザウイルスが増える流れを考える問題。ウイルスは細胞を破壊した後で外に出て、別の細胞へ入っていく。

問5 記述問題。問題文中の「一度体内に入った病原微生物や毒性のある物質の特徴を覚えていて、それが再び侵入してきたときには、すばやく反応して攻撃をする」を利用。

問6 インフルエンザの予防接種に関する説明を選択すればよい。

問7 やや悩む選択肢問題。問4より、ウイルスは細胞を破壊した後外に出て、別の細胞に入っていくことにより症状が現れる。従って、細胞の外に出られなくする薬が効果があると考えられる。

問8 免疫システムの過剰反応を「アレルギー」とよぶ。また過剰反応によって生死にかかわるような状態になることを「アナフィラキシーショック」とよぶ。

 

ウイルスと免疫に関する出題。文章の中にヒントが隠れている問題と、細かい知識が必要な問題が含まれる。

【大問3】物理分野 てこのつり合いと浮力に関する出題

問1 棒の左右で、回転力(支点からの距離×おもりの重さ) が等しければ棒はつり合う。

問2 棒の左右で、支点からの距離の比とおもりの重さの比が逆比の関係になると考える。45:63=5:7  24÷(5+7)×7 より 14cm。

問3 棒Yには60gの重さがあるので、棒の中心に60gのおもりがあると考えてつり合いの計算をする。

問4 同様に棒の中心に60gのおもりがあるものとして、問2同様に逆比を使って考える。12:(15-12)=4:1 より 4倍となる。

問5 ばねはおもり1個で1.2cm伸びているので、2個では2.4cm伸びる。

問6 おもり1個に浮力が働いている時のばねの伸びは0.4cm。従って、おもり2個に浮力が働いている時のばねの伸びは0.8cmになる。

問7 ここでも棒の重さを忘れないこと。支点の右側の回転力は 9×50=450 支点の左側の回転力は、3×60+15×ばねに働く力 この2つが等しければよいので、(450-180)÷15 より 18gとなる。

問8 問6より、おもりEが水につかっている状態で0.4cm伸びる。問7より、おもりEが水につかっている状態でばねには18gかかっているので、このばねは18gで4cm伸びることがわかる。おもりEだけをばねにつり下げるとばねは1.2cm伸びるので、Eの重さは18×3=54gとなる。

問9 おもりEに働いている浮力の大きさは54-18=36g なので、Eの体積は36㎤となる。

 

てこのつり合いと浮力に関する出題。後半にやや難しい問いもあるが、全体的に標準レベルの計算問題が並んでいる。ここでしっかり得点できない場合は、塾のテキストや問題集を使って、てこのつり合いや浮力に関する計算問題の練習を十分に行って頂きたい。

攻略のポイント

ここ何年かの出題分野を見ると、物理分野と化学分野の出題比率が高いので、この2分野については、基本はもちろんのこと、多少難しめの計算問題も含めてしっかり学習しておきたい。生物・地学の2分野についても、決して出題されないわけではないので、何が出題されても大丈夫なように基本はしっかり固めて欲しい。全体的にオリジナリティのある問題が多く、問題文をしっかり読まないと解けない問題も多い。単なる知識丸覚えではできない問題も多く、知識問題においても、細かい知識や時事的内容について聞かれることも見られる

塾のテキスト等をしっかり学習して知識を確実に固めることが最も大切な攻略ポイントであるが、過去問等を用いて本校と同タイプの問題演習もしっかり行いたい

また、本校受験者は日頃から化学的なニュースにも興味を持って頂きたい。

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