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法政大学中学校 社会入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「法政大学中学校の社会」攻略のための学習方法

[問題構成]

大問3つに、地理・歴史・政治経済の各分野が割り当てられる形式が続いている。
問題数は地理・歴史が各12~15問ほど、政治経済が5問ほどと地理・歴史が多めの配分になっている
設問は記号選択・適語記入を中心に、各分野で計4~6問の記述問題が出されている。地図や統計・グラフなどの資料もよく用いられている

[地理分野]

地図や統計などの資料が示され、それをもとに日本各地の地形・地名や産業・貿易、気候などについて訊かれている。この分野の記述問題は、示された資料から読み取れることをもとに考えさせるものが多い。福岡県に自動車の関連工場が多い理由(2017年度)や中国経済の特徴(2018年度)などの出題があった。いずれも統計やグラフなどの資料を読み取って答える問題になっている。
各種資料の多用と記述問題の特徴を考慮して、資料の読み取りに習熟しておくことが重要であるといえよう。単に数字を暗記するだけでなく、そうなる理由やその後の影響なども考えるようにしよう。

[歴史分野]

リード文や資料文を読んで、下線部や関連する事項について答えていく形である。安土桃山~江戸時代(2017年度)や明治初期(2018年度)など、ある一定の範囲の時代について訊く問題が多くなっている。出来事・人物などについての質問が多い。ここ数年は文化についてや、時代順の並べかえなどの問題は出されていない。
この分野の記述問題も、示された資料をもとに考えられることを説明するようになっている。自分が覚えた事柄についてその仕組みや原因などを1~2行で説明できるくらいの知識は持っておこう

[政治経済分野]

一般的な日本国憲法や政治の仕組みについての問題はここ数年出されていない。EUについて(2017年度)や労働に関する問題(2018年度)など、国際社会や現代社会での問題点などを中心に訊かれる場合が多いようである。だからといって憲法や政治のしくみを無視するわけにはいかない。あくまで社会科学習の基本として、覚えておく必要はある。そのうえで、本校の試験の特徴を踏まえて、現代社会・国際関係について、特に近年起こった重要な出来事については時事問題集・重大ニュース集などで詳しくなっておかなければならない
ここでも資料を読み取って答える記述問題が出されているので、地理・歴史分野ともども、「資料から考える」練習を積んでおこう

[まとめ]

問題の難易度としては基本事項の問題が多いので、テキストの丁寧な学習がまず第一である。合格者平均点も7割5分~8割近にもなり、高止まりの傾向である。基本事項の問題には確実に答えていくこと、さらに記述問題で得点を積み増すことで、合格点到達を狙いたい。

2018年度「法政大学中学校の社会」特徴と時間配分と攻略ポイント

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】地理分野 やや難 14分
【大問2】歴史分野 標準 14分
【大問3】政治経済分野 標準 7分

特徴と時間配分

総解答数31問で、地理分野12問・歴史分野13問・政治経済分野6という内訳になっている。2行ほどの記述問題が計4問出題されている。問題量はさほど多くはないが、資料が多いので読み取りに手間取らないよう、手早く見られるように練習しておこう。

【大問1】地理分野

資料を見て東アジアの貿易について答えていく問題。

(1)  日本の輸出入1位なので機械類。

    日本の輸出2位から自動車。

    日本の輸入2位なので原油。

    中国の輸出2位は衣類。

(2)  輸出2位に中国があるので、1位の可能性はアメリカしかない。

    輸出3位・輸入2位という付き合いの深さと経済規模からEU。

    輸入4位は石油を多く輸入しているサウジアラビアが考えられる。

(3) 一人っ子政策。近年、一人っ子で甘やかされて育った子供たちが度を越したいたずらをする「暴れ子熊」問題が起こっている。

日本・韓国と比べて1次産業が多く3次産業が少ない。農業従事者が多く、商業・サービス業が少ない。

人数が多いということもあるが、総生産は多いのに一人当たり所得が少ないということは富裕層と庶民の差が大きい=富の偏りが大きいことを表している。

【大問2】歴史分野

明治時代初期についての問題。

(2) 西南戦争。西郷隆盛ら士族が起こした反乱。

(3) 討幕の中心として動いた薩摩藩・長州藩の出身者が新政府の要人の大半を占めたので「藩閥政治」と呼ばれる。

(4) 史料は言論の自由を奪って運動を取り締まる様子を描いた風刺漫画である。

(5) 軍の指揮権も政治の決定権もすべて天皇にあったので、が間違い。

(6) 当時、北海道と沖縄には新しい政治制度がいきわたっていなかったので、選挙権が与えられたのは後の話である。

【大問3】政治経済分野

宅配便を話題に、現代の労働問題について訊かれている。

(1) 実店舗で買わず、インターネットやテレビの通信販売などで購入する人が増えている。

(3) 日本は先進国の中でも労働生産性が低く、その分を長時間労働で補っている面がある。仕事と生活の適度なバランスを保つ「ワークライフバランス」を考える動きが注目されており、安倍内閣が打ち出した政策が「働き方改革」である。

(5) 日本は移民の受け入れにまだ消極的であり、移民の数は少ないのでは誤り。

(6) 全体的に労働時間が少なくなっているのは非正規雇用による短時間労働が増えたせいで、正規労働者は変わらず長時間労働になっている実態がある。外国と比べて一日の労働時間が長く、男女の労働時間の差も大きくなっていることも読み取れる。

攻略のポイント

統計・グラフの読み取りに習熟しておくこと。地理分野で特に多く使われる各種資料を素早く正確に読めれば有利である。内容はある1範囲について訊くパターンが多いので、どの範囲・項目を出されても困らないように、抜けが無いように学習しておこう。
記述問題でも資料やデータが用いられるが、そこから読み取れることを素直に答えればよい問題なので、構えずに取り組んでもらいたい。字数もそれほど多くないので、負担に感じる必要はない。

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