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城北中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2016年度「城北中学校の社会」
攻略のための学習方法

特徴と内容

城北中の社会の入試問題は、毎年ほぼ一定のパターンで出題されている。
大問は3つ。それぞれに小問10~20問が含まれて総解答数は50~55問程度。多くが記号選択問題で、そのうち10~15問ほどが用語・人名記述となっている。長い記述問題はこれまで出されていないので、まず心配しなくて良い。テスト時間は40分で1問に1分はかけられない。テンポよく解いていくスピードが必要とされる。
 
内容は、大問それぞれが歴史・地理・政治経済とわかりやすく区分けされており、特に歴史と地理に重点が置かれている。
歴史は日本史に限定されていて、範囲は縄文時代~近代まで、政治に関連した問題が多いが、最近は文化についての問題も出されるようになった。城北の歴史は高レベルの問題が見られるので、出来事に関わる人名・年号・関連事項もまとめてよく覚えておくとよい。資料集も活用して歴史に関わる地図なども見ておきたい。

地理については地図とグラフをよく見ておくこと。地図帳でこまめに地名を確認し、白地図で地形・気候・産業等を整理しながら、資料集で主要な統計は暗記しておく。また、地形図の読み取りも出題されているので、練習が必要である。内容は日本地理が中心ではあるが、日本地理に伴って世界地理も問われるといった問題も出されているので、一通りは勉強しておくように。

政治経済は、毎回あるテーマに沿って問題が作られる。出題範囲は広いが、中でも日本国憲法の基本事項を理解しておくとよい。特に、基本的人権と行政・立法はよく出題される傾向にあるので細かい部分まで覚えておくようにする。

テーマに沿った問題構成

上でも述べたが、地理や政治経済の問題は、あるテーマに沿った構成になっている場合が多い。
このような問題では、そのテーマに関連する事項がすぐ頭に浮かぶようにしておいた方がよい。そのためには、やはり単純な用語ばかりの暗記だけでは足りず、もう少し深い知識が要る。
面倒がらずに、関連事項も頭にいれておくこと。

城北の選択式問題の特徴

城北の問題は記号選択式が多い。
当然、中学入試の一般的な問題も出されてはいるのだが、実際に過去問に目を通してみると、かなり難しいという印象を受けるのではないだろうか。それは、その事項についての正確な知識が無いと正解出来ないように選択肢が作られているからだ。

設問の中にあまりテキストに出てこない、初めて見聞きするような話題や用語が使われている場合もある。
たとえば、「奈良時代の農民への稲もみの貸し付け」などという学校では習わないような細かい話題に触れられていたりする。

しかし、慌ててはいけない。しっかり勉強してあれば、自分の持っている知識で正誤を判断できる選択肢(つまり正解)が必ず一つはあるのだから。正解は、後で知ってみると意外に簡単だったりする。選択肢で使われている言葉のひとつひとつをしっかり読んで、正解を選ぶ手がかりとなる「一言」や「部分」に気づけるかどうかが、大きなポイントとなるのである。

時事問題にも注目

時事問題で新しい話題についてもよく出題されている。地理や政治経済、社会に大きな影響を与えた出来事などについて、ニュースで注意してみておこう。重大ニュース集・時事問題集に目を通すのも有効である。

本文と問題文を合わせると字数も多い。手際の良さも要求されるテストなので、過去問でどのくらいのスピードで解けばよいのか実感として把握しておこう。なお、人名・用語は「漢字で」という条件がつくので、漢字で書けるようにしておくこと。

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2016年度「城北中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

総解答数47問のうち、適語記入は9問であとは記号選択となっており、記述問題は出題されていない。単純に計算すれば1問50秒ほど使えるが、全体の文字数は多めであり、選択肢中の単語ひとつひとつに注意して読まねばならないので、あまり時間に余裕は無いと思った方がよい。
40分間、ほぼ同じ形態の設問が続くことになるので、集中を切らさずに最後まで目を通せるよう、似たような形式の問題で練習しておきたい。

【大問1】地理分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:12分
  • ★必答問題

各地の食材を話題として、統計資料を用いた問題が多く出されている。
問1の米の収穫量の問題は人口・面積のヒントもあり、親切である。どの統計についても、第3位までは暗記してしまうようにしたい。続く海産物や肉類の問題も、統計資料でよく見ておけば難しくはない。
問7も、「やませ」というヒントから太平洋側であることが分かるので、迷わずに済む。問10の北海道のブロイラーの一戸あたりの出羽頭数の多さは特徴的である。問12は静岡おでんの黒ハンペンなど、地方の主な名産品について知っていれば消去法でも正解できたはず。
不意を突かれたのが問14かもしれない。都区部のすべての正確な区分をおぼえていない人もいたのではないだろうか。油断禁物である。

【大問2】歴史分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:17分
  • ★必答問題

各時代から、人物・文化・出来事などについて幅広く聞かれている。正誤選択の問題も多くみられる。
問2の歴史書については、書名とともに日本について記されている内容もよく聞かれるので覚えてしまおう。問4のような文化の問題は、どの時代に属するか・その時代の前半か後半かを正確に覚えておけば役に立つ場合が多い。
問5の「輸租田」や問7の「連署」など、難しい用語が含まれる選択肢がある場合、他の3つの選択肢は基本事項をしっかり習得してあれば判断できるようになっているので、慌てず消去法で正解を選んでほしい。問8も選択肢(イ)以外は基本事項として頭に入れておきたいレベルである。
問11は江戸時代の三大改革について主な施策の内容も覚えておかないと正解できない。よく出る問題なので、この機会に暗記してしまおう。問15の戦争の講和条約の内容もよく出題されるので、関係する場所の位置を地図で確認しながらまとめておくとよい。

【大問3】政治経済分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:11分

政治の仕組みに関して、主に国会や選挙について多く訊かれている。
問1のような穴埋め問題は憲法の用語そのものを答えなければならない。憲法の前文や主な条文の重要語句は丸暗記してしまおう。
国会議員の定数について今年改定があり、次の衆院選から10議席削減され、465人になる。また、2020年以降、アダムズ方式の採用も予定されている。出題を考えている学校もあるかもしれないので、調べておくとよい。
憲法や政治の仕組みは本校でよく出題されるので、確実に押さえておくことが望ましい。

攻略のポイント

● 基本的な問題が多く難問奇問は出題されないが、選択肢の内容が細かいことまで書かれていて、生半可な知識で選ぶと迷ってミスしやすくなっている。見慣れない用語や話題も含まれる場合があり、ここで焦ってしまう人も多いだろう。選択問題だからと気軽に受け止めてはいけない。
合格者平均点は7割前後なので、12~3問のミスは許される。迷いそうな問題は後回しでとにかく最後まで目を通すこと。

● まずは選択肢を正確に読むこと。正解の手がかりが「ほんの一言」や「ある一部分」にある場合が多いので見落としてはいけない。落ち着いて一語一語に集中して考える。

● 選択肢の中に初見の情報が出てきたとしても、どこかにある数少ないヒントを見逃さなければ、正解できる。そのためには重要語句を一通り覚えたくらいでは力不足である。テキスト・地図帳・白地図を活用し、周辺事項も含めて知っておかなければならない。
極端に難しい勉強が必要な試験ではない。学校や塾での学習に、しっかり丁寧に取り組む「真面目」な姿勢が求められている。

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