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開智中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2022年度「開智中学校の算数」
攻略のための学習方法

学習方法

[出題されやすい内容]
試験時間は60分、大問4問に小問15~19。
昨年度までの3年間は難問が並ぶ開智「先端A」の算数が復活しており、どの分野に関しても難問への備えが必要になっている。
昨年度は平均点が120点中41.4点と昨年度よりも大幅に下がっており、合格だけを考えれば30%台の正解率でも大丈夫と言うことになる。また、本年度はかなり難易度の高い設問が並んでおり、自分の力と相談して解けそうな問題を見つけると言った手際の良さを要求された。ただし2022年度は再度標準問題が並ぶテストになっており(その分平均点は大幅に上がったが)、傾向の潮目となる可能性もある。
出題されやすい内容は
「割合・場合の数・平面図形・立体図形・速さ」の5分野である。
ただ基本的な公式が理解できるではなく、いわゆる応用が利くよう少し難問にまで手を染め,いわゆる典型題はいつでも正解を出すことが出来る、くらいの自信が欲しいところだ。
教材としては、塾で使用している問題集などがよいだろう。たとえば「A(平易)→B→C→D→E(難問)」となっているものであれば、「B~E」クラスの問題である。

[過去問演習]
この段階を経て次にやることは、過去問の徹底演習である。
「開智(先端A)」の算数とはどういうものか、ということをよく知っておきたい。
学力があっても(偏差値が良くても)、受験でいい結果が出せないという受験生の大半は、志望校対策が不十分だからだ。
「力はあるのだからその場で解けるはず」と判断してよいのは、算数の偏差値が常時70以上はあるか、対象としている学校が自分の偏差値よりも10以上低い場合に限る。あとは対策次第で合格する割合はかなり変動する。
「先端A」の場合,大問のスタイルはだいたい似ている。
【大問1】は小問集で標準レベルの一行問題が並ぶ。
以降の大問は1つの大問に3つの設問。そして、設問のレベルが徐々に上がっていく。
前半の設問1つないし2つが勉強してきた成果が生かせる「標準的」な設問,最後の設問はかなり応用力を要求されるものになっている。
昨年度では【大問1】(4)(5)(6)【大問3】(3)【大問4】(3)がそれにあたる。また、【大問2】も一筋縄ではいかない問題だった。
しかし、合格だけを考える場合には、前半の2問をそつなくこなせれば十分に可能性がある。ただし、「標準的」とはいうもののその難度はなかなかのものだ。基本的なものだけを解いてきたという勉強法では【大問1】の小問から足をすくわれかねない。それでは合格などまだまだだ。
また,(1)の解き方または答えが次の設問のヒントになっている場合が多い。一見関係なさそうに見える問題でも実はその前の設問が使えることが分ったときの「なるほど」感にはなかなかのものがある。そういう設問をうまく見つけて、算数を解く楽しさも味わっておきたい。

[場合の数]
「場合の数」にはいろいろな解き方がある。 「和の法則」「積の法則」などの有名な公式をふくむものから始まり、「道順の問題」「トーナメントとリーグ戦」「円順列」などさまざまな解き方がある。それらはいずれも「すべて書き出さなくても計算を使えば、またはやり方を知っていればうまく解けるよ」と言うものである。合理的でしかも時間の節約につながる。
しかし、「先端A」はあくまでも「場合わけをして,細かく調べていく」にこだわる。そういう設問があることを肝に銘じておかないと受験生としても覚悟が決まらない。
「先端A」でも他の分野の出題はスマート、または巧妙な構成をもった問題が多い。良問の宝庫と言える。しかし「場合の数」は時間をかけて丹念に調べてあげていくという解き方にこだわるようだ
ここは従うしかない。テストに出たら、時間をかけて場合わけをし、調べていく。これを実践するしかない。そういう作業をいとわない精神力も必要になるだろう。このようなテスト形式である以上、どのような生徒がこのテストに向いているかと言うことはおおよそ見当がつくだろう。
それは、「ねばり強く問題にあたれる生徒」ということである。
書き出しをふくむ、細かい作業の積み重ねに耐えうる、またはそういった算数が好きという生徒には格好のテスト問題だと思う。自分はとてもよい「作品」だと思っている。
「先端A」の算数は本命校が待つ2月校の力試しにはもってこいの内容を持った良問である。しっかり対策をして、自分の納得がいく点数が取れるようがんばってみよう!

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2022年度「開智中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

60分で大問が4,小問が17。最後の大問のみ考え方も書くようになっている(記述式)。
昨年までの3年間は連続して平均点が大幅に下がり、再び難易度の高い問題が並ぶテストにもどったものの、本年度はその傾向から大きくはずれ、標準的な問題が並ぶ5年くらい前の水準にもどったといえよう。難化するよりは平易になった方が対応は楽だったろうが、いささか面食らったところもあったのではないか。
ただしその分平均点は大きく上がっているので問題が易しくなってもこの学校に合格することが易しくなったわけではない。しかしテスト時間の60分を持て余したことは容易に想像できる。【大問4】にも十分時間をかけられたことだろう。

【大問1】計算・平均の速さ・平均算・売買損益・分数・仕事算・集合・平面図形と比

  • 難度:標準
  • 時間配分:30分
  • ★必答問題

例年通り【大問1】は問題数が8問で、ここ数年間は難易度の高い問題も含まれていてテストの始まりからきつい印象を受けていたのだが本年度は違った。(7)が少しやりづらいくらいで、あとは「易」レベルの(1)(2)(5)(6)(8)、「標準」レベルの(3)(4)が並び、全問またはせいぜい2問ミス程度に収めたい水準になった。当校のテストの歴史から言うと戻ったという方が正確だが。とにかく本年度の【大問1】は組しやすく、難問覚悟でテストに向かった受験生は肩すかしを食ったことだろう。算数に不安を抱える生徒には良い年に巡り会ったというべきか、確かに受験生の平均点は上がったもののやりやすい内容には違いない。
(2)は小学5年生が平均の速さを勉強するときに必ず解く問題で、往復の距離を平均の速さで割りかかった時間を出して…といういつも通りの解き方で十分正解が得られる。
(3)は面積図を使う平均算で、全体の平均点より上に出る部分の面積と下になる部分の面積が等しいことを使う。面積図が3つになるのと答えは全体の人数を求めている点から「標準」レベルと指定したが、ここでつまずくようでは困る。
(4)は売買損益の問題ではあるが考え方はつるかめ算。2つの価格で売る場合、利益を全体の値(つるかめ算の面積に当たる部分)とするか売り上げを全体とするかどちらでも行ける場合もあるが、ここは「値段の半額」で売ってしまっているので売上高を全体とするしかない。
(5)はある分数の分母と分子に同じ数をたして約分すると…という典型題で、分母と分子の差に目をつけるといくつで約分したかが分かるのでそれを使えば良い。
(6)は消去算風の仕事算で、ポンプABの式を2つたて、ポンプAの1分間の仕事量を分数で求めれば良い。
(7)は3種類の集合の問題で、ベン図を書くと7つの部分に分かれてしまうが仕方がない。「どのテストにも合格していない人」が最も多くなるのは「1種類だけ合格した人がいない場合」と条件をまとめられるかがポイントで、あとはベン図の中に数値と不明な部分には記号(アイウなど)をふって答えを出していけば良い。ただし、本年度の【大問1】では一番難度が高いと思われた。
(8)は平面図形と比の問題で、与えられた辺の比をそのまま長さとして利用して、実際の面積(台形・三角形)を求めるようにしても答えが出るという平易な問題。もうひとつくらい斜線部分の面積があると面白いのだが…時間配分は30分としたものの十分すぎる時間だと思うので、できれば20分台前半で通過してもらいたい。

【大問2】速さと比

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

昨年まで3年連続出題されていた【大問2】の「流水算」は影をひそめて、本年度は同じ速さの問題ながら「旅人算」「つるかめ算」を用いる典型的な問題にとどまった。
(1)は何回も演習をしたことがある問題だろう。池のまわりの長さを1として、A君B君の速さの和と速さの差を分数で求めてから和差算を使って速さの比を求めれば良い。間違えることはないと思うがここでしくじるとこのあとはすべて不正解になるので慎重さは必要だ。
(2)(1)の答えから池のまわり長さを整数値でおく。するとB君が池を半周するのにかかる時間が出るのでA君が同じようにかかる時間を求めてその差をとれば答えが求まる。
(3)ではB君が出発してから10分間に進む距離を求め、(2)のあとにかかった時間、A君の2つの速さを使ってつるかめ算を行い答えを出せば良い。B君が出発してから10分後というところが少し芸がない。
「易」と言われても仕方がないレベルの問題だった。

【大問3】立体図形(体積・展開図)

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分

立方体の6つの面を切断して出来る六角形とその面によって切断された部分の体積を求めるのが(1)。今では必修の内容かも知れないが、面を切断している点を延長して大きな三角すいを作り、その体積を求めてからあとからくっつけた小さい三角すいを3つひくというもの。受験への準備段階で習得している技術だと思いたい。
この問題の面白いのは何の関連性もないように思われる(1)(2)(3)が実に結びついているところ。普通の立体図形の問題なら、「さらに切断して…」と難度を上げてくるところを、図2は正六角形と正方形の全部で14面を持つ立体の展開図が与えられる。そして問われているのは頂点の数である。「頂点の数+面の数-辺の数=2」というオイラーの多面体定理を知っている生徒は辺の数を展開図から求め、そこから頂点の数を逆算すれば良い。忘れてしまっていた生徒は、まず正三角形8面からなる正八面体を作図してから、6つの頂点を辺の3分の1の点で切断していくと図2のような立体が出来る。そこから求めるという解き方も存在する。ただ、このあたりは本年度の最難度の地点なのであまり無理はしない。
そして(3)ではこの立体の体積を求めるのだが、ここで(1)の答えが生きてくる。はたして、図2の立体は(1)で求めた立体の何倍の体積を持つのか、満点を取るためにはここが正念場となるだろう。

【大問4】数の性質(11の倍数)

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

倍数の見つけ方で有名なのは、「2の倍数、3の倍数、4の倍数、5の倍数、6の倍数、8の倍数、9の倍数、10の倍数」あたりかと思うが、「11の倍数」の見つけ方を授業などで触れていた生徒もいるかもしれない。ただ、ここではその見つけ方を知らなくてもはじめに説明してくれているのでハンディキャップにはならない。【判定法】だけさらっと読んで、それっと問題に取りかかるのではなく、ちゃんと「例えば…」から始まる具体例にもしっかりと目を通しておくこと。この問題ではさほど関係がなかったが、具体例の中に大ヒントが隠されていることもある。
問題が難化するのは(2)からで、ここからは場合の数の様相を呈してくる。
(2)ならば3けたの数をたとえば「aab,aba,baa」と場合分けして、あてはまる数を求めていけば良い。こちらはそうたくさんあるわけではないし、時間に余裕もあるだろうから出来ていてもおかしくはない。
(3)は4けたになるといきなり複雑さが数倍化する。考え方を書く欄があるのでとりあえず場合分けした、という努力を見せておくのも良いかもしれない。が、現実的には(2)までできていればオーケーだ。

攻略のポイント

テスト時間は60分で120点満点。算数の得点だけが120点で、国語は100点、理社はそれぞれ60点と変則的な点数配分になっており、算数重視であることは間違いない。
受験者平均点(62.1点・約52%)から考えると、本年度は120点中72点(60%)が合格するための目標点になる。昨年度の平均点は41.4点だったので、問題の難易度が大幅に下がったと言えよう。長い流れで言うと、開智の算数ははじめ難易度が高いところからまり、それが徐々に易化してそれがこの数年再度難化、そしてまた今年易しくなったという感じである。よって来年度の問題の難易度を測ることは難しい。難易度の高かった昨年度までのものにもしっかり目を通し対応できるようにはしておきたい
今年のテストで言うと、難問に値するものとしては【大問3】(3)【大問4】(3)くらいなもので、それ以外の問題は出来るような学力はつけておきたい。

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