中学受験プロ家庭教師 開成中学校の傾向と対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

開成中学校の傾向と対策

基本情報:偏差値動向

本年度:2024年度

  本年度 昨年度 昨年比
サピックス 69 68 +1
日能研 72 72 ±0
四谷大塚 71 71 ±0
首都圏模試 78 78 ±0

 

※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

開成中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。お手元に過去問をご用意ください。

受験の攻略ポイント

男子御三家。私立男子校の最難関だけあって、どの科目も、中学受験の全分野をまんべんなく学習する必要がある。基本事項を習得した上で、高レベルの「思考力」が求められている。

算数 全分野において、学んだ内容はすべて習得する、学んでいなくても自力で考え抜く力が要求される。
国語 出題傾向や難易度は一貫していない。「いかなる状況にも対応せよ」ということだろう。相応の準備が不可欠。
社会 基礎的問題が多くて平易なため、合格ラインは高い。つまり、小さなミスが致命的になる。
理科 知識問題のレベルはごく普通。尚「実験・観察問題」を中心に考えさせる設問があり「思考力」が問われる。

新しい傾向の出題が見られました

開成中学校では2018年度入試より、新しい傾向の出題がみられる。2020年度大学入試改革を踏まえた出題とみられ、受験生には対策が必要だ。

 

・2018年度 国語 【大問二】[問二]
「条件付き内容説明記述」に新しい傾向が見られた。国語としては初の、「グラフ読み取り」を含めた設問。本文自体があまり例のない「報告書」であり、「売れ行き総数の推移」を示す折れ線グラフを読み取る必要がある。
「思考力・判断力・表現力」が問われている。これらの力を培うためには「本校対策」だけではなく、「公立中高一貫校」で出題されるいわゆる「適正問題」についての対策などを試みることが肝要となる。

 

国語の攻略ポイント

最新年度
試験時間:
50分
満点:
85点

近年は、「論説文(説明文)」と「小説」、「小説」と「随筆」、「小説」のみ、「随筆」と「詩」といった具合に出題傾向が安定していない。

したがって、「論説文」「説明文」「小説」「随筆」「韻文」、あらゆる文章に対応できるようにしておく必要がある。2025年度は「小説」と「随筆」の大問2題。文章量はかつて5000字程度が基本だったものが近年は増加傾向で、本年度は約6700字(今後の動向に要注意)。「解答形式」はほとんどが「字数指定なし」の「説明記述問題」(解答欄はマス目なしで1~4行ほど。1行=30~35字程度)が本校の伝統だったが、近年は「説明記述」に「字数指定」が設けられる年度もある(本年度は全て「字数指定なし」で全7問)。無論、今後は「新傾向」もあり得るので、意識はしておくこと。「説明記述」以外の「選択肢」「抜き出し」などは少ない(本年度は出題なし)。「漢字」の「読み書き」は必出(「語句」完成の「漢字記述」などもある。本年度は「書きとり」のみ)。他に「語句の意味」などの「知識」が問われる年度もある(本年度は未出)。尚、2018年度は21年度から導入された新たな大学入試制度で重視される「思考力・判断力・表現力」を意識した新傾向の「説明記述」が出題されたが、それ以降はそうした問題はない。無論、油断はできないので注意を要する。85点満点。試験時間は50分。

2025年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問一】 標準 25分
【大問二】 標準 25分

理科の攻略ポイント

最新年度
試験時間:
40分
満点:
70点

物理・化学・地学・生物の各分野から大問1題ずつの出題であった。過去の出題を見ても、4分野から均等に出題されることが多い。例年、実験や観察の結果もとに考えさせる出題が多いが、そのようなタイプの問題においても、考える上での基本となる知識を確実に身につけることが必要不可欠である。

2025年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】 化学分野 物質の判別 標準 12分
【大問2】 物理分野 ばね やや難 12分
【大問3】 地学分野 気象・時差 8分
【大問4】 生物分野 クモと昆虫 8分

社会の攻略ポイント

最新年度
試験時間:
40分
満点:
70点

「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題され、近年は「思考問題」もあるが、傾向は一貫していない。2025年度は、「歴史」と「地理」(「歴史」「公民」が混在)が各1題の大問2題だ(昨年度は「総合」も含めての大問4題)。単元別の配点比率としては、ここ7年続けて「歴史」が最も高くて本年度は約56%。

「地理」は約31%、以下、「公民」が約13%(純粋な「時事」は未出)。
全解答数は例年ほぼ50~60程度で(ただし、70以上の年度もあるので要注意)、本年度は61。解答形式は、「選択肢」と「事項・人名・地名等記述」が中心で「説明記述」は少ない(本年度は「地理」で1問)。
また、例年、「統計資料」の読み取り問題(本年度は「グラフ作成問題」あり。「世界地理」は未出)。また、いわゆる「御当地問題」も押さえておきたい。本校の周辺も含め、「東京」や「関東」についての出題がある(本年度も典型的な問題があった)。
尚、「大学入試レベル」の「ディープな知識」が必要となるものもあるので、留意すること。70点満点。試験時間は40分。

2025年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】「歴史」 標準 20分
【大問2】「地理」(「歴史」「公民」の混在あり) 標準 20分

算数の攻略ポイント

試験時間:
60分
満点:
85点

よく出題される分野は、立体図形、速さ、数の性質、規則性である。ただし、出題分野に極端な偏りはなく、平面図形、文章題など、幅広い分野から出題されている。本校を目指すからには、分野を問わず、高いレベルまで学習しておく必要がある。

2024年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】 標準 15分
【大問2】場合の数 20分
【大問3】立体図形 やや難 25分

プロ家庭教師が合格をサポート

中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です

合格実績が証明する
トッププロ家庭教師の一覧

プロ家庭教師

リーダーズブレインの選び抜かれた中学受験専門プロ家庭教師の豊富な合格実績を紹介しています。

プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』

豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。

伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。

学校 開成中学校
偏差値 2024予測偏差値71(四谷大塚80%)・69(サピックス80%)
併願校 1月入試では渋谷教育学園幕張中市川中、2月は聖光学院中筑波大附属駒場中海城中浅野中栄光学園中が多く見られる。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低65%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。
進学実績 例年、東大に3割以上が合格する。早稲田大慶應義塾大には、卒業生数に対し5割以上が合格している。(現役進学率は非公表)
その他 東大合格者数トップの男子中高一貫の最難関進学校。合格最低点は65%以上と高く、多くの受験生が確実に得点してくる問題が多い。わずかな気の緩みも許されない。
基本情報 所在地 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4−2−4
最寄駅 JR・地下鉄千代田線「西日暮里」より徒歩1分
連絡先 ℡:03-3822-0741
沿革 明治4年開校。
開成中学校

開成中学校 をお考えならプロ家庭教師による入試傾向対策指導を!

お電話でのお問い合わせ

0120-11-3967
受付:9:30~21:30(定休:日曜・祝日)
TOP

これこそ家庭教師 TUTOR

家庭で授業

プロ教師が生徒さんのお宅に訪問して授業を行います。本来の家庭教師のスタイルです。生徒さんにとっては通塾の手間が無く、時間を効率よく活用できます。

集中できる個別ルームで 1 TO 1

教室で授業

当会の教室でプロ教師が授業を行います。ブルーを基調とした圧迫感の無い部屋は集中して学習に取り組めます。また、自習用のブースも用意しています。

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。