中学受験専門プロ家庭教師が語る

開成中学校の傾向と対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

開成中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
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受験の攻略ポイント

男子御三家。私立男子校の最難関だけあって、どの科目も、中学受験の全分野をまんべんなく学習する必要がある。基本事項を習得した上で、高レベルの「思考力」が求められている。

算数 全分野において、学んだ内容はすべて習得する、学んでいなくても自力で考え抜く力が要求される。
国語 出題傾向や難易度は一貫していない。「いかなる状況にも対応せよ」ということだろう。相応の準備が不可欠。
社会 基礎的問題が多くて平易なため、合格ラインは高い。つまり、小さなミスが致命的になる。
理科 知識問題のレベルはごく普通。尚「実験・観察問題」を中心に考えさせる設問があり「思考力」が問われる。

2020年度大学入試を意識した出題

新しい傾向の出題が見られました

開成中学校では2018年度入試より、新しい傾向の出題がみられる。2020年度大学入試改革を踏まえた出題とみられ、受験生には対策が必要だ。

・2018年度 国語 【大問二】[問二]
「条件付き内容説明記述」に新しい傾向が見られた。国語としては初の、「グラフ読み取り」を含めた設問。本文自体があまり例のない「報告書」であり、「売れ行き総数の推移」を示す折れ線グラフを読み取る必要がある。
「思考力・判断力・表現力」が問われている。これらの力を培うためには「本校対策」だけではなく、「公立中高一貫校」で出題されるいわゆる「適正問題」についての対策などを試みることが肝要となる。

 

算数の攻略ポイント *

  • 試験時間:60分
  • 満点:85点

よく出題される分野は、立体図形、速さ、数の性質、規則性である。ただし、出題分野に極端な偏りはなく、平面図形、文章題など、幅広い分野から出題されている。本校を目指すからには、分野を問わず、高いレベルまで学習しておく必要がある。

2018年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】小問集合 標準 22分
【大問2】平面図形と規則性 標準 7分
【大問3】数の性質 標準 20分

国語の攻略ポイント *

  • 試験時間:50分
  • 満点:85点

近年は、「論説文(説明文)」と「小説」、「小説」と「随筆」、「小説」のみ、「随筆」と「詩」といった具合に出題傾向が安定していない。したがって、「論説文(説明文)」「小説」「随筆」「韻文」全てに対応できるようにしておく必要がある。
2018年度は「小説」と「説明文」の読解問題、「総合的知識問題」の大問3題。文章量は5000字程度(本年度は一気に増加して約8000字。来年度以降も要注意)。「解答形式」は字数指定なしの「説明記述問題」(解答欄はマス目なしで1~4行ほど。1行=30~35字程度)がほとんどで、「選択肢」「抜き出し」などは少ない(本年度は「抜き出し」が出題されている)。「漢字」の「読み書き」は必出だったが、本年度は未出(新傾向か?)。他に「語句の意味」などの「知識」が問われる年度もある(本年度は「熟語の完成」)。
尚、本年度は「説明文」に「グラフ」が添えられ(本校では初めての試みだ)、その「読み取り」も考慮した「説明記述」が出題された。新たな大学入試制度で重視される「思考力・判断力・表現力」をより強く意識したものとなっている。無論、今後も同様の傾向が予想されるので注意を要する。85点満点。試験時間は50分。

2018年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】小説 標準 35分
【大問2】説明文 やや難 10分
【大問3】総合的知識問題 標準 5分

社会の攻略ポイント *

  • 試験時間:40分
  • 満点:70点

「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題されているが、傾向は一貫していない。

2018年度は、「歴史」が中心(ほぼ7割)の大問(他に「地理」3割弱と「時事」「その他」各1問)と、「地理」中心(7割強)の大問(他に「公民」3割弱と「時事」1問)の2題。

ここ10年ほど「公民」単元からの出題は少なかったが、本年度は一定程度の出題となった(来年度以降も、やはり「公民」も無視できない)。「時事問題」に関しては常に敏感だ。

単元別の配点比率としては、例年「地理」がメインとなっている(本年度は5割弱)。全解答数は近年ほぼ一定で50~60程度だったが、昨年度一気に上昇して69となり、本年度も同数だ(新傾向か? 要注意)。解答形式は、「選択肢」と「事項等記述」中心で「説明記述」は少ない(本年度は1問)。また、例年、「統計資料」の読み取り問題や「世界地理」があるので注意すること。

さらに、いわゆる「御当地問題」も押さえておきたい。本校の周辺も含め、「東京」や「関東」についての出題がある。尚、「大学入試レベル」の「ディープな知識」が必要となるものもあるので、要注意だ。

70点満点。試験時間は40分。

2018年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】歴史 標準 20分
【大問2】地理 やや難 20分

理科の攻略ポイント *

  • 試験時間:40分
  • 満点:70点

物理・化学・地学・生物の4分野から出題されている。近年の出題傾向を見ても、4分野からほぼまんべんなく出題されている。また、近年の出題単元を見ると、「力のつりあい」、「天体」の出題頻度が高くなっており、今年度もこの2単元は出題されている。また、実験器具の使い方も度々出題されている。どの分野の問題も、実験や観察の結果もとに考えさせる出題が多くなっている。もちろん、考える上での基本となる知識を確実に身につけることが必要不可欠である。

2018年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】物理分野 てこのつり合いに関する出題 標準 9分
【大問2】生物分野 昆虫に関する出題 標準 9分
【大問3】化学分野 ものの溶け方と二酸化炭素の性質に関する出題 標準 10分
【大問4】地学分野 天体と暦に関する出題 やや難 12分

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開成中学校に合格した生徒やその保護者様の声を、ホームページ上でご紹介しています。是非一読ください。

短期間にも関わらず息子の悪いクセや苦手分野を指摘してフォローして頂けたことで最後の最後に得点力を上げ、合格につながったと思います。
本当に有難うございました。

S.H君の保護者様

教師対談インタビュー -プロの視点で語る受験への取り組み方

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。

どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

学校概要

学校 開成中学校
偏差値 2018予測偏差値71(四谷大塚80%)・66(サピックス80%)
併願校 1月入試では渋谷教育学園幕張中市川中、2月は聖光学院中筑波大附属駒場中海城中浅野中栄光学園中が多く見られる。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低65%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。
進学実績 例年、東大に3割以上が合格する。早稲田大慶應義塾大には、卒業生数に対し5割以上が合格している。(現役進学率は非公表)
その他 東大合格者数トップの男子中高一貫の最難関進学校。合格最低点は65%以上と高く、多くの受験生が確実に得点してくる問題が多い。わずかな気の緩みも許されない。
基本情報 所在地 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4−2−4
最寄駅 JR・地下鉄千代田線「西日暮里」より徒歩1分
連絡先 ℡:03-3822-0741
沿革 明治4年開校。
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