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鎌倉学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2021年度「鎌倉学園中学校の国語」
攻略のための学習方法

問題の構成

小説の読解1題と論説文(論説的随筆文)の読解1題と漢字の読み書きという、大きくは大問3つの構成が続いている。

素材文は計8500~9000字ほど、総解答数は40~45問程度である。

設問は選択肢と書き抜きが多く、40~60字の記述問題が1題含まれている。記述問題は年度により、小説の読解で出される場合と論説文の読解で出される場合とがある。また、試験の最後にクイズ形式の言葉の知識の問題や読解問題とは傾向の違う小問が出されているのも特徴と言える。

素材文の内容については、小学校が舞台だったり、学生向けに平易な言葉遣いをしてあったりと、受験生の年齢を考慮した難しさになっているので読みやすい。

小説の読解

例年、5000字強ほどの字数の文章が用いられている。読解と合わせて慣用句などのことばの知識の問題も出されている。2020年度ではこちらで記述問題が出されている。

素材文の内容も設問の内容も無理に難しく設定されてはいないので、適切な読解力があれば十分な得点が期待できる。文学的文章の読解の技術を高めよう

人物の整理――人数・名前・それぞれの関係などを確認する。だいたいの性格も見ておこう。性格が違えばその言動の意味するところも違ってくる。

場面の変化――時間・場所・人物の入出などで場面の変わり目を見つける。場面の変わり目を訊かれる問題もある。

心情の把握――人物の言動・表情や情景などから、気持ちを読み取る。最も問題にされる部分である。多くの文章を読んで様々な人間の考えに触れておくことがなによりの経験になる。

主題の理解――作者が描きたかったことは何か。人間の成長や葛藤・挫折、戦争の悲惨さなど、よく描かれるテーマがある。読書を通じて多くのテーマを見ておくことで、テーマをとらえる力もより付くことだろう。

論説文の読解

3000~3500字ほどの文量の文章が使われている。ジャンルとしてはここ数年は人文科学からの文章が多いようである。日本人が自然を美しいと感じる一元論的な感覚について(2020年度)や筆者の考える勉強への向き合い方(2021年度)といったテーマの文章が用いられている。自然科学・特に物理学などの難解な用語が使われる文章ではないので、理科系が苦手な人にも読みやすい文章が多い印象である。2021年度ではこちらの分野で記述問題が出題された。

論理的な文章の読解のコツをつかんでおこう。

段落の整理――形式段落を意味段落にまとめる。意味段落の内容を小見出しのように書いてしまうとわかりやすい。

要点と細部――段落の中で最も重要な1文を見つける。傍線などで目立つようにしておこう。説明や言い換えなどは細部にあることが多い。

要約と要旨――要点をつなげて要約ができる。要約のなかで筆者の最も言いたいことが要旨である。つまるところ、要旨を読み取るのが一番の目的である

選択肢問題

選択肢1つが3~4行にも及ぶものがある。文が長ければ見落としもしやすくなるので、しっかり読み切る注意力が必要となる。文中に述べられていることかどうか、細かい文言の違いに惑わされずに見分ける力を類似問題をこなして身に付けておこう

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2021年度「鎌倉学園中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

総解答数は36問。最初の漢字・熟語の問題をまずは片づけて、読解問題に取り掛かる。2021年度は素材文が計11000字ほどにもなり読む分量は多いのでスピードが必要である

記述問題は25~50字で3問出されている。記述問題が含まれている方の読解問題を後回しにするとよいかもしれない

【大問一~三】漢字・慣用句・同音異字

  • 難度:標準
  • 時間配分:合計7分
  • ★必答問題

【大問一】漢字の書き取り

1. 胃腸  2. 鉱脈  3. 奏功  4. 沿(う)  5. 縮(む)

【大問二】慣用句

1. まんをじして(満を持して)  2. おひれをつけて(尾ひれをつけて)  3. いたについて(板について)  4. ねをあげる(音を上げる)  

【大問三】同音異義語

1. 意外――以外  2.回収――改修  3. 支持――師事  4. 必至――必死

【大問四】小説の読解

  • 難度:標準
  • 時間配分:22分
  • ★必答問題

祖母に憎まれてしまい実家から離れて暮らしていた主人公は、受験に際して実家に泊まることになり気が重かったが、付き添いの権田原先生の言葉で自分の思い込みに気づく。

問一 合宿を楽しみにしている様子であるから、「首をながくして」。

問二 お祖父さんが自分と同じ見解であるかのような言い方をしているので、「肩をもって」。

問三 主人公は一人で実家に泊まるのが嫌なので、「せめて」二人のうち一人だけでもいっしょに実家に泊まってくれないかと思っている。→選択肢

問四 権田原先生が飄然とし温情にあふれていて、皆をまじめにもなごやかにもするような人であることが語られている。そんな先生と都会に合宿に行くのはきっと楽しいであろうと生徒たちは考えている。

問五 自分を嫌っている祖母がおり馴染んでもいない実家に泊まることを、主人公は嫌がっている。みんなと合宿したいが、それも出来ずに気持ちが盛り上がらないのである。

問六 このあとの会話から考えて、主人公が実家に泊まるのを嫌がっていることや、その原因となった家庭での立場も先生は知っていると思われる。元気がない主人公にそのことで話をしようと思ったのである。

問七 祖母に嫌われ自分だけ家族と離れて母親の実家で暮らしていた主人公は、自分だけのけ者になったような不快な感情を持っていた。そのせいで「次郎は、これまで自分で自分をしあわせな人間だと思ったことなど、一度だってなかった。」のだが、それが思い込みであったこと(祖母以外は主人公を嫌ってはいないということ)に、この後の先生の話で気づかされるのである。

問八 実家を嫌がっている主人公に対して、先生は「偉い人は勇気があるので、好きも嫌いもなく、嫌なことにもぶつかっていく。逃げるのは卑怯なことだ」と諭している。

問九 生徒を強権で押さえつけるような態度ではないのでが合う。選択肢は後半は悪くないが、「積極的に生徒に関わるということはない」が、主人公とのやり取りを考えると合わない。

問十 権田原先生は主人公の状況を把握しており、わざと合宿ではなく実家に泊まるようにさせた。嫌なことにも立ち向かう勇気を持ち、思い込みを正す機会にして欲しかったのであろう。

【大問五】論説的随筆文の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:15分

勉強はしっかり考えるという密度が大事であり、集中と弛緩があって当然で、規則的にするなどと限定的に考えないほうが良いと述べている。

問一 「ゆったりやるとわかり方にコクが出る」「道筋を楽しむことで力がつく」と書かれているので、選択肢が合う。

問二 「そうした連中」の、集中と弛緩の差が激しいようすが語られている。「集中」の時の没頭の度合いがすごいのである。

問三 定期的にその時間ずっと集中して考えるのは難しく、「勉強したという安心感が持てる」「気持ちが安定する」だけなのである。

問四 集中してしっかり考えている、ということであろう。十二字だと「頭を働かせているかどうか」が抜き出せる。

問五 気持ちが乗っているときに一気に取り組めば、集中の度合いも深く理解が進み、さらに好きになれるのではないかと、筆者は思っている。

問六 役に立つ・立たないなど「効能」を言われすぎるからいやになるのではと筆者は言っている。もっと気楽に、気が向いた時に勉強するほうが面白さが分かるのではないかとも後半で述べている。

問七 直前で、「二~三か月勉強から離れるのも良い、空白はいつでもとりもどせる」とある。空欄には「とりもどせないのではないか」と心配をしている人の気持ちが書かれていて、そのような人は勉強を「定期バス」のように「遅れたらおしまい」だと考えているのだろうと例えているのである。

【大問六】報道文・記述問題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:6分

会社の会議と業績についての記事と調査結果を見て、読み取れることを述べる問題。

問一 業績の上昇と下降を比べた場合、業務に占める割合が高いほうが業績が上がっているので会議を行うこと自体は良いことだが、1回あたりの所要時間が長いと業績が下がっているので長すぎる会議は逆効果であると言える。

問二 リーダーシップを軸とした運営は意思決定が早くリーダーが優秀ならうまく機能するが発展性では合意を軸とした運営に劣る。一方、合意を軸とした運営は発展性が高い反面何も決まらず迷走しやすい。双方の良い点・悪い点が述べられているので、選択肢が合う。

攻略のポイント

8500~9000字の文章量と選択肢の文量と、読む量は多くなるのでスピードをつけておこう。

選択肢問題がポイントになりそうなので、本文との一致や相違を正確に読めるように、類似問題を多くこなしてコツをつかんでおきたい

漢字や熟語の問題も、合わせると配点の2割を占めるのでおろそかにできない。過去問でも全問正解できるくらいの力を持って、試験本番でも得点を稼ぎたい。記述問題は文中の重要点をまとめて答えにできるパターンなので、50~60字で心情や要旨をまとめる練習を繰り返して慣れておこう。

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